いま、アメをなめているので、これがとけるまで待ってもらえるかな（笑）。人生とは苦いものだ。だから、アメをなめているんだよ。それは別として、天皇杯は典型的なカップ戦だった。最後にはどちらかが勝つ。そして、両チームとも負けるわけにはいかないという状況だった。総合的に見ると、エスパルスの方が危険なプレーをしていたように思う。ジェフは前半、ムダに時間を費やしてしまった。相手を抑えることだけに専念してしまった。後半は逆に、チームとしていいプレーができていたと思う。ジェフはゴール前で効率的で危険なプレーができないとダメだ。最後は不運なゴールだったが、それがサッカーというもの。自分たちがゴールをしないと、相手に入れられるものだ。選手は100分間プレーしたのだから、仕方がない結果だ。選手は悲しんでいると思うが、ジェフはシーズンを通していいプレーができていた。悲しむ必要はない。ジェフはプレーすべきことができている。

─── ロッカールームでは何を話したのですか？

今、ここで話したことと同じことを話した。同じ事柄なのに、違うことを話す必要はないでしょ？

─── 今シーズン、成長した点を挙げてください。

私にはよくわからないですね。それは、私が評価する立場にはない。それは、周囲の人が判断してください。

─── 今シーズンが終了しましたが、来シーズンについては。

常に、次のシーズンというのはやってくるもの。いかなることがあろうとも、次のシーズンはやってくるんだよ。

─── 来年、監督としてチームに残るのか。

私にとっても来シーズンというのは必ずやってくるものだ。

─── 今シーズン、優勝争いをしながらタイトルが一つも取れませんでしたが。

まずは最初の目標が何かを考えてください。タイトルを取るのが最初の目標だったのか。ジェフは実際にいいチームでいいプレーをしていた。ただ、他にもいいチームはたくさんあった。シーズンが始まる前からタイトルを取ると期待していた人は少ないはず。だから、今、タイトルを獲得できなかったと言われるのはおかしいことじゃないかな。そして、さらに来シーズンは厳しいシーズンになると思います。最後に、皆さんに感謝したい。そして、私がした仕事が正しかったと信じています。皆さんに幸運あれ。

前半は受身にまわってしまい相手に合わせてしまう場面があった。もう少しアグレッシブにプレーするべきだった。後半に関しては後ろからの飛び出しなどがありいいプレーができていた。失点はこれまでと同じミスでやられてしまった。今後、こういったミスをなくしていかなければいけないと痛感した。

チャンスを作ることはできていたが、それが決定的なものではなかったし、ゴールに結びつけることができなかった。失点を許したことよりも、決定的なチャンスを作り出すことができなかったことが悔しかった。サポーターの方々が、こんな遠くまで応援に来てくれたのに、本当に申し訳ない。新しいシーズンに向けて、またイチからやり直すので、今後も応援よろしくお願いします。

負けたら最後なんだという気持ちを強く持って、試合に臨んだが……。もう少し長く試合をしたかった。1年間、ここまでやってきたことをみんなに披露できると思っていたのですが。チャンスをもらったからには無失点で抑えたかったが……。来年もまた、こういったチャンスをもらえるように頑張ります。