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2004 SEASON MATCHES試合日程・結果

SEASON

5.5(水) 15:34 J LEAGUE DIVISION1 1stステージ第8節

ジェフユナイテッド千葉

市原

1-2
1前 半0
0後 半2
東京ヴェルディ1969

東京V

味の素スタジアム

試合終了

HEADCOACH

オシム監 督

本当に今日の結果には失望している。ただ、こういうことが起こるから、サッカーとは面白いスポーツなのだ。

─── 会見に来られるまでの時間が長かったが。

選手たちもすごく失望しているので、多くの話をしたわけではない。こういうシチュエーションでは繊細に話をするべき。火に油を注ぐことはない。

─── 具体的にどんな話をしたのか。

まずは終わったことだといった。そして、これからも試合は続くと……。ただし、今日起こったの偶然ではない。4試合の負けや引き分けは、どれも集中力の欠如からきている。集中力とはものすごく大事な要因だし、それがいいチームと悪いチームの差にもなる。その辺の図太い神経が必要なのだ。

─── 後半に失点が多いが。

終わったあとなら「こうしたほうがよかった」などと簡単にいえるが、試合中に修正するのは難しい。ただ、今日の試合に関しては、ゴールを入れられるより入れる機会のほうが多かったけどね。

─── 疲れからくる集中力の欠如か。

試合日程はヴェルディも同じ。また、ウチは後半も走っていたし、体力という意味では勝っていた。疲れで負けたわけではない。

─── 林とマルキーニョスはいつ戻れるのか。

林(右ヒザ打撲)は次の日曜日には戻ってこられるはず。今日、彼が出られなかったのは本当に残念だ。マルキーニョスの問題は心理的な部分にあるかもしれない。筋肉のケガというのは、ものすごく繊細なもの。しかも彼の場合、同じ部分を痛め続け、どんどん療養期間が長引くことによって、また同じ箇所をケガするのではと恐れてしまっている。練習ではいいプレーをするが、それは自分をコントロールできるから。グラウンドに入っても、全力でプレーできない状態にある。

─── 日本代表の茶野が15歳の森本に振り切られてしまったが、これもサッカーだから起こりえることなのか。

確かに、あの場面でマークを外してしまったことが、今のジェフの問題点かもしれない。ヴィッセル、ガンバ、レイソルと、そして今日のヴェルディ戦と、どれも同じ問題が起きてしまっている。いつも先制しながら後半の終わりごろに追いつかれ、さらに逆転ゴールを決められてしまっている。ただ、森本は質の高い選手。彼の振る舞いは、まるで経験豊かなプレーヤーであるかのようだ。真のFWといえるだろう。もう少し経験を積めば、少ない機会でゴールを入れるような選手になるかもしれない。FWとは効率のいいプレーが必要。3回のチャンスで3点取れるようになったら、本当に怖い存在だよね。とにかく、今のジェフは失望しているが、これはだれのせいでもなく自分たちに原因がある。プライベートなことなのだ。

櫛野 亮GK 17

今日は最初からヴェルディがいいサッカーをしていた。前半のうちに先制点が奪えて、あの時間帯までリードしていたことのほうが、僕自身は不思議だった。それはともかく、どうしてもラインが深くなってしまう。その点は何度も話合っているんだけど、うまく修正できない。気持ちが消極的になってるということか……。疲れもあるとは思うけど、負けたことからきちんと吸収して、悪かった点を修正して次の試合に臨みたい。

巻 誠一郎FW 18

チャンスに決めきれない。まだまだということです……。サンドロともコンビネーションが合ってきて、いい攻撃ができた時間帯もあったのですが……、2点目を入れていれば試合は決まっていた。本当に悔しいです。

茶野 隆行DF 4

後半、特に試合終了間際の時間帯に失点が多いのはわかっていた。十分に気をつけてはいたが、守りきれなかった。ガンバ戦からずっとそう。修正しなければならない。ヴェルディの飛び出しにうまくマークがつけなかった。話合ってはいたんだけど……。とにかく、すべてが後手に回ってしまった。

坂本 將貴MF 2

どうしても最後が守りきれない。決して消極的な気持ちにはなっていないが、どこかに追いつかれるかもしれないという不安があるのかもしれない。また、攻撃面でパスコースがないという問題もある。最近の試合は阿部の1ボランチ気味で(佐藤)勇人がだいぶ上がっているが、もう少し下がってもいいのかなという気もする。そういった部分を含め、もう一度いろいろ話し合って次の試合に臨みたい。