9.11(土) 19:04 2ndステージ第4節
市原
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東京V
市原臨海競技場
試合終了
HEADCOACH
ドクターからアスピリンをもらったので、水を持ってきたよ。アスピリンと水、要は頭が痛いということだ。ヴェルディに今日と似たような状況で負けたこともある。それと比べることはできないかもしれないが、明らかにいえるのはファーストステージなら負けか引き分けに終わっていただろうという点。セカンドステージは運があるかもしれない。ただ、われわれがしっかり戦ったのも事実。勇気持ってプレーした。あらためて試合を振り返ると、前半のヴェルディはほとんどチャンスがなく、あるいは運も手伝ったが、先制点を奪ったのはよかった。しかし、ウチが先に2点をリードし、さらに3点は奪えたということを忘れてはならない。PKを含め自分たちで首を締めてしまった。逆によかった点もある。ウチにはもう一人、いいGKがいるのを分かってもらえたことだ。守備の選手もしっかりプレーした。阿部はリベロでも十分にプレーできるし、工藤も自分なりの持ち味を出した。(佐藤)勇人もケガが治ってきた。ただ、前半はチーム全体が空回りした。もしも優勝を目指すなら、こういうところで落ち着いたプレーをしなければならない。そういう意味で、ホームでプレーすることを脅えているようにも見える。
─── 10人になったあとも前線からプレッシャーをかけていたし、決して脅えているようには見えなかったが。
まず、監督というものは、よかった部分を話さないもの。それに、いい部分は皆さんが見ているだろうし、よく見えすぎていることもある。あまり周りがもてはやしてしまうと、選手が現実を見失ってしまうが……。私がいってきた勝者のメンタリティとは、ときと場合によって違うもの。それに、私なりの形と選手が考える形があり、それぞれ別物といえるだろう。ただ、確実にいえるのは、勝者のメンタリティというものは一晩でできるものではない。積み上げていくものだ。自分たちの人数が一人少なくなって、相手が試合を支配した。こういうときにただ走るだけではなく、自分、自分たち、みんなを信じて戦うことも大事なのだ。
─── 坂本選手が彼らしくないゴールを決めた後、すぐに退場してしまったが。
この1年半、彼に求めていた、私が待ち望んでいたゴールだ。ただ、サッカーとは攻守のバランスが大事。それに、審判が笛を吹くまでプレーをやめてはいけない。彼のやったことが大きいファールかどうか分からないが、不注意といわざるを得ないだろう。
ゴールに関しては、あんな取り方したのは初めて。それに、今年初ゴールだったのでうれしかったんですけど……。ヴェルディにはファーストステージで負けていたのでどうしても勝ちたかった。勝つことができてよかったです。
緊張はしなかった。気負わないようにしようと思っていた。試合内容は10人になってから厳しかったです。最後はもう早く終わってくれと思っていました。厳しい試合が続いていますが、勝てているのでこれを続けていきたい。
前半に先制点を奪ってから、相手にボールを回されてしまったので、そういった点は次の試合に向けて修正していきたい。個人的にはだんだんよくなってきてるとは思いますが、それでも不必要なミスをして相手にボールを奪われたり、プレーが軽かったりするのが課題です。
あと11試合あるので、その11試合をどう戦うかが大事だと思います。フィニッシュで終わろうという意識が出てきたことが大きい。自分が出場するときには10人になっていたので、出るときには守備に重点をおかなければと思った。ほかの選手が疲れているので、自分が運動量を増やして、少しでもほかの選手を助けようと思った。あとはうまくボールを奪ったときにビッグチャンスになるので、いい形でボールを奪えたときには前に出ようと思っていた。10人になってからのゲームとしては悪くなかったと思う。
今日は難しい試合だったが、みんなで頑張って勝つことができた。今後も全員の力を合わせてかっていきたい。