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2005 SEASON MATCHES試合日程・結果

SEASON

2.20(日) 12:00 ちばぎんカップ 第11回

ジェフユナイテッド千葉

市原

0-1
0前 半0
0後 半1
柏レイソル

市原臨海競技場

試合終了

HEADCOACH

オシム監 督

(今日の試合の感想を聞かれて)どの試合だい? 今日は試合をしましたっけ? とにかく、起こったことがすべて。試合というのは、強い気持ちを持ったほうが勝つ。ジェフも気持ちは強かったが、一つのプレーで入れられてしまった。このまま3日間試合を続けても、あるいは1週間続けても、レイソルのゴールネットを揺るがすことはできなかっただろう。やはり、危険を冒して攻めないとゴールは生まれない。それに加えて、サイドの攻撃もうまくいかなかった。工夫がなかったし、そのおかげでレイソルはサイドをコントロールしてきた。最後は中盤も支配された。全部を含めての試合結果といえるだろう。ただ、いい点もあった。水本や斎藤、阿部の最終ラインが玉田やブラジル人をコントロールして抑えた。そういう意味からすると、やはりウチの問題は体の競り合いに弱いこと。決して彼らのせいではないが中盤に軽い選手が多く、ダイレクトに渡り合ったら負けてしまう。例えばボクシングでは、パンチを出した数で試合が決まるわけではない。ノックアウトしたほうが勝ちなのだ。サッカーも同じだと思う。今日はレイソルもいいプレーをしたが、ウチがこのような試合を続けるなら、今すぐに2部に落ちたほうがいい。そういう意味で、これから開幕までによくなっていかなければならない。とにかくウチは、選手5人が入れ替わった新しいチーム。決して走れていない、戦えていないわけではないが、これが現状だということをわかってほしい。体格的に恵まれているわけではなく、何人かの選手は技術的、あるいはスピードの面で問題を抱えている。ただ、それらが集まって一つのチームともいえる。もし、すべてが満たされているならジェフとはいえない。まあ、これからどうなるのか、ゆっくり見ていきましょう。

─── 危険を冒して攻められなかったのは、自信のなさが問題か。

実際はレイソルも何もやれていなかったけどね……。自信ではなく質の問題。例えば、相手のDF4人はウチの選手に比べて背が高い。それに対して、ウチの工藤は身長が伸びたり体重が増えたりすることはないだろう。だったら、どうすればいいのか。自分がどういう選手かを認め、できること、できないことを把握しなければならない。相手が勝っている部分で勝負するのはおかしい。あくまでも自分が勝っている部分で勝負しなければならないのだ。彼を出したのは例にすぎないけど、それでも失望することはない。レイソルのようなゴールが、ウチにあってもおかしくないわけだから。とにかく、今日は内容がすべて。試合前に「勝っても負けても構わない。どういうプレーをするかが重要だ」といったし、今でもそう思っているよ。

─── 今日は新外国人抜きだったが。

新外国人がどれだけできるか、とにかく見てみましょう。でも、外国人というからには、きっといい選手でしょうけどね(笑)。ただ、外国人が加わったところで、今のウチの根本的な問題は解決しない。ポイントはサイドにあるからだ。例えば、坂本は右も左もできる貴重な選手だが、それでも昨年は村井がいたことで警戒も甘かった。村井に相手の意識が集中している間に、彼が右サイドから攻めることができた。正直、今は両サイドとも危険ではない。この辺が問題になるだろう。

(「では、この辺で終わります」という司会者の発言に対して)今日はジェフの悪口をいっていないんだから、止める必要はないんじゃないのかな(笑)。

阿部 勇樹MF 6

負けたことを素直に受け止めたい。いい流れのときにゴールを決めることができなかった。もし、点が取れていれば展開も変わったはず。この試合を反省して、気持ちを新たにシーズンに臨みたい。反省点としては、ミスをしてカウンターをくらう場面もあったし、フィニッシュまでうまく持っていくことができなかった。自分たちの自滅が多かった。サポーターの方も勝ち試合を見たかったと思うので、裏切ってしまった思いが強い。特に、シュート数も少なく申し訳ない。もっと面白いサッカーをリーグ戦では披露したい

水本 裕貴DF 27

前半はけっこういい感じでプレーできていたのに、後半に入って前半のようなサッカーができなくなってしまった。ボールをもっと動かすべきだった。今日のサッカーではダメ。開幕までに修正したい。失点の場面は絶対にやられてはいけないだけに、本当に悔しい。個人的にも相手をしっかりと抑えることができなかったのでダメ。しっかりと守って、攻撃につなげられるようなプレーを心がけたい。

坂本 將貴MF 2

ボールの取られ方が悪かった。ゲームを支配しているように見えても、ディフェンスと中盤でボールを回しているだけで、うまく前線にボールをつなげることができなかった。相手が3バックにしてシステムを変更したところで、平山に起点を作られてしまった。また、危険な位置でのファウルには今後、十分に注意したい。

要田 勇一FW 25

今日の試合のできはあまりよくなかった。うまく前線でボールをキープできなかったため、中盤からの上がりで攻撃を厚くすることができなかった。相手のプレッシャーにあわててしまった。また、今日の試合では全然シュートが打てなかった。FWなので無理をしてでもシュートを打てばよかったと思う。

工藤 浩平MF 20

監督に、シンプルにやることを心がけろといわれたので、そういった部分を気をつけたが、うまくチームとして機能しなかった。後半、自分を含め、うまくボールを持った選手のサポートができなかったのがいけなかった。