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2005 SEASON MATCHES試合日程・結果

SEASON

8.31(水) 19:00 J LEAGUE YAMAZAKI NABISCO CUP 準決勝第1戦

ジェフユナイテッド千葉

市原

3-1
2前 半1
1後 半0
浦和レッズ

浦和

さいたま市浦和駒場スタジアム

試合終了

HEADCOACH

オシム監 督

まずは、マリッチがケガをしたことを心配している。プライベートでよく知っている間柄だからね。ときには、試合よりも大切なことがある。試合に関しては、半分だけはいいプレーができた。試合時間が長く感じたよ。レッズに関してはリーグ戦の次の試合で、アントラーズと当たるから、そのことが頭の中にあったのだろう。アントラーズ戦に勝てば、再び上位争いに食い込めるからね。まあ、私が何をいったとしても記者の皆さんは好きなように書くんでしょ? 例えば、内容的にうちが勝つ試合だったといっても、何を書かれるかはわからない。ということは、だれが何をいってもいいんだよね。そして、いった本人は、いつも自分が正しいと思っているはずだ。

─── 巻選手のヘディングがGKに阻まれたとき、非常に悔しがっていましたが。

巻は巻ですから。彼が自分のプレーをした。彼の強さは、フィジカル、勇気、そして走れること。意味があって代表にも選ばれている。あとはもう少し、ボールを動かして、もう少し体の当たりを減らせば、もっといい選手になる。

─── 半分だけよかったという意味は。

前半の最初に運があってゴール奪うことができた。狙ってできたわけではない。ただし、2-0になったら試合はそこで終わり。そこで、フィニッシュできなったということは、経験のあるチームではなかったということ。ジェフが攻めない間に、相手がブーイングをする。それは、ホームチームが、相手チームが負けているということ。そのままのプレーでいいのに、うちの選手は、前へ蹴ってしまった。そういう意味では経験の少なさが出たといっていいだろう。相手チームのサポーターにブーイングされたら、ブーイングされるプレーを続けるべきだ。そのブーイングに合わせて、うちはボールを前に蹴ってしまった。自分たちのやりたいプレーをするよりも、相手とって、よりイヤなプレーをすることが大事だ。

─── 会心のゲーム内容だったのでは?

クラブにとってはいい試合だったでしょう。それは確かです。私にとっては、次の試合が難しくなったともいえる。相手も次の試合で何かをしてくるだろう。次が何もないのであれば、何も起こりはしないけどね。不可能なシチュエーションでも、可能にしてしまうものが、この国にはありますから。これからです。

─── 後半、阿部選手がほとんど最終ラインでプレーしていたが、それは監督の指示か?

だれかになにかをいわれたというものではない。あのゲーム内容では、阿部が守らざる得ないシチュエーションだったということ。レッズが人数をかけてせめてきたからね。試合において、全部、うちが決めることはできない。相手がいることだからね。2-0だった試合が、前半の最後の瞬間に2-1になったということは、後半、相手が攻めてくるということ。2点のリードが1点になったら、相手チームは勢いづく。あの時点から流れはレッズだったよ。もちろん、うちとしては、相手が攻めてくるので、その裏を取ることをを狙った。そのプレーが成功したことも事実だ。ジェフが引いて守りに徹していたら、レッズにとっていい試合になったはずだ。ただ、まだ、1試合が終わっただけ。第2戦で、完全に別の試合内容になる可能性だってある。今日の試合はすでに終わった話だからね。去年の残り雪といった感じ。そのうち、溶けてなくなるでしょう。

また、田中については、彼が半分しか出なかったことは、うちにとってよかった。彼がもう少し、長くプレーしていたら、こういった結果にはなってなかっただろう。

巻 誠一郎FW 18

1点目は阿部がゴールに向かっていいボールを蹴ってくれたので、体で押し込みました。ボクらしい泥臭い得点だったと思う。早い段階で2点を奪うことができて、楽になった。相手が前がかりになった裏のスペースをうまく攻めることができた。個人的には後半にもう1本、チャンスがあったのに、決められなかったのは反省点。すぐにリーグ戦があるので、気持ちを切り替えて、土曜日のサンフレッチェ戦に臨みたい。

阿部 勇樹MF 6

今日の試合ぐらい、しっかりと選手間で話しができれば、こういった試合ができるということ。田中が入ってからマークが徐々にずれてしまったのは反省点。2-1になっても、守るだけではなく、3点目を取りにいったのがよかったし、3点目で楽になれた。今日のような試合を続けられるようにならないといけない。

佐藤 勇人MF 7

(ポペスクへのアシストは)本当は自分でシュートを打とうかとも考えたが、目のはしにガビ(ポペスク)が見えたし、相手ディフェンダーが中に絞ったのも見えたので、パスを出した。いい判断だったと思う。あの3点目はチームにとって大きかった。ただし、前半の終了間際の失点はいらなかったし、課題はまだまだある。ただ、今日は自分たちのやりたいプレーがある程度できたと思う。

羽生 直剛MF 22

今日は、一人ひとりの意識が高く、アグレッシブに戦うことができたと思う。ボールを奪ってからいい攻撃が何回かできたと思う。うますぎるぐらいにゴールを取れたが、2-0で前半を終わりたいという気持ちが終了間際の失点につながってしまった。こういったロスタイムでの失点はいまにはじまったことではないので、きちんとクリアしたい課題の一つだ。

立石 智紀GK 1

今日は、しっかりと回せといわれていたので、そういった部分が意識的にできたのでは。でも、もっと回して楽になる場面もあったので、そういった点を修正していきたい。まだ、前半戦を終えただけ。気を引き締めて、次のリーグ戦、そして、10月の第2戦に向けて頑張りたい。