10.1(土) 19:04 第26節
市原
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鹿島
県立カシマサッカースタジアム
試合終了
HEADCOACH
見てのとおりの試合。現実的な結果になった。長い時間ジェフがリードしていたが、内容も伴ってアントラーズが追いついた。正直、偶然的なシュートではあったが、ウチのGKも何本か決定的なピンチを防いでいたからね。今日出た結果は、ジェフにもアントラーズにもタメにならない。ただ、サッカーというものにはタメになった結果だろうね。キックオフから試合終了まで、両チームともよく戦った。綱渡りのようなゲームで、右にも左にも落ちておかしくなかったが、最後は内容どおりの結果になった。
─── 最後のFKの場面で、阿部ではなくストヤノフが蹴ったが。
私は指示していないし、選手同士が話し合って決めたのだろう。だから、私には何もいえない。また、中には何かやってやろうという気持ちを持った選手もいるわけで、これも監督はコントロールできない。ただ、予想よりもいいFKだったよ(笑)。
─── ナビスコカップのレッズ戦で後半の戦い方のつたなさを嘆いていたが、今日はどんな感想か。
レッズ戦はレッズ戦で、今日は今日。レッズ戦の話なら、2日後にすればいいんじゃないかな。それは別として、選手は全力を尽くしたが勝ち点1しか得られなかった。そのような状況下で、次のレッズ戦をどう戦うか、だれを起用するか非常に難しい。リーグ戦というものは、どのようなチームかを示す一番の大会だと思っている。それに対して、カップ戦には運といった要素もかかわってくる。力があっても1回戦で負けることがあるし、逆に運よく決勝まで進出できるかもしれない。だからといってカップ戦がどうでもいいとは思っていないし、すごく大切なものだと考えている。リーグ戦との違いを述べただけだよ。ただ、あまりカップ戦に重要な部分を持たせると、大きなプレッシャーになってしまう。そのプレッシャーに耐えられるほど、ウチの選手は熟していないからね。
─── 羽生の交代を審判が気づかなかったが、あそこで認められていれば流れは変わったか。
結果がどうなったかは分からないが、ルール上、速やかに交代させるべきだったとは思う。工藤をスタンバイさせてから、ボールが一度外に出ているわけだからね。ただ、細かいことをいってもしょうがない。たとえ失点しなかったとしても、次の瞬間にゴールを奪われていたかもしれないし(笑)。
─── その羽生の交代の意図は。
羽生がグラウンドで死なないためだよ(笑)。
3点目を奪うシチュエーションがあったのに、決められなかった。個人的には今日のような中盤に6人の選手がいたほうがやりやすいと感じた。相手からしてみると動き回ることでマークしづらいのか、フリーになれる場面が比較的あった。
いい時間帯は守れていたけれど、少しずつ後ろに下がってしまった。体力的には問題なかったが、悪い時間帯にうまく立て直すことができなかった。勇人(佐藤)の得点シーンは、あそこに走りこむのが見えていました。練習でもやっていたプレーなので、うまく得点につながってよかった。勝ち点3が欲しかったが、すぐにナビスコカップがある。相手も違えば、戦い方も違う。気持ちを切り替えて、また0-0のつもりで戦いたい。
今日の戦いがうまくいったとは自分では思わない。相手のポジションチェンジなどでうまくマークがつききれなかった。後半になってアントラーズが前に出てきたため自分が後ろに下がってしまったし、カウンターのやりあいになってしまった。ただ攻めるのではなく、前線でキープして押し上げるなどのプレーも必要だったと思う。どうしても1、2本目のパスでミスしてしまい、カウンターをくらう場面があった。もっと頭を使わないとダメ。
悔しい。一度は逆転に成功したのに、相手の交代によりマークが混乱し、自ら相手のチャンスにしてしまった。小笠原さんのマークだったが、どこまでも近い位置でマークすることを心がけた。ハーフタイムにはもっと中盤でタイトにマークしろと監督に指示された。次、頑張ります。
ボールを奪ったあとに簡単に奪われすぎた。攻めるだけでなく遅攻も必要。相手を疲れさせることも考えないといけない。深井のマークだったが相手が速いの分かっていたし、左足でのシュートを打たせないようにしていた。1本ぐらいあったけど、決定的な仕事はさせなかったと思う。あとは、もう少し前で勝負ができるようにしたい。