10.5(水) 19:05 準決勝第2戦
市原
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浦和
市原臨海競技場
試合終了
HEADCOACH
今日の試合は前半と後半でまったく違うものになった。前半は、ジェフがまだ経験がないチームだということを露呈した。こういった状況であのようにディフェンスに回ることは許されないわけで、それによって2点とられた。ただ、最後に勝てたということで、今日の試合が今後、選手たちのいい経験になると思うよ。
ハーフタイムには選手たちを怒鳴ったが、常に怒鳴ることがいい結果をもたらすとは思ってないが、今日の場合に限っては、運もあって、怒鳴ることで選手たちがポジティブな反応を示してくれた。
結局、コーナーキック、ある意味偶然的な点が入ったわけだが、逆にいえば、レッズもコーナーキックから偶然的な点を取っているわけで、見ている人たちは、実際に点が入ったという事実しか見ていないけれど、偶然も伴って入ったのか、崩して入ったのかという違いは大事だ。
─── 2点目も偶然のゴールですか?
人生は、多かれ少なかれ、運がつき物ではないだろうか。偶然の部分もあると思う。あとからあれは狙ったというのは簡単だ。子どもが生まれたときに、生む予定で生んだんだよといっても、思いがけずできることもあるでしょ?
─── 前半、いつもとは変わったフォーメーションだったと思うが、どういった意図があったのですか?
前半のシステムは、実際に私が選手に話したものとは少し違うように選手たちはプレーした。それは、点を取られる恐れから、選手がひとつうしろに引いてしまったからだ。あのようなプレーをしていては、ゴールを奪われるのは当然。実際には羽生か山岸が巻の隣に位置して、前線からプレッシャーをかける予定だったが、選手たちが恐れて、うしろにひいてしまった。また、そういった場合、水野が前に出ればよかったが、実際には水野もひいてしまった。選手を批判しているわけではなく、水野にしてもまだ若いのでこれから学んでいくだろう。
─── 前半はそのような理由で巻だけが孤立し、相手を脅かすプレーができなかった。
Jリーグで今日のようなカリスマ性のある、いい選手が多いチームと闘うときに、自分たちも相手に対して何かができるということを信じないとああいった状況になる。点を取られてから、うちの選手はプレーを始めた。
もう、晩御飯の時間だよ?
─── 最後に、決勝に向けての抱負。フクダ電子アリーナでのゲームに向けて。
決勝の相手がまだわからないから何もいえないけど(ガンバ大阪に決定)、どちらがきても、各々のサッカーをやってくれば、それが怖いチーム。それに、カップ戦のファイナルばかりに気をとられていると、リーグ戦に集中できない。もちろん、リーグ戦も大事。あまりカップ戦のことばかり考えないようにするよ。それは、前回の試合の記者会見でも話したよね。試合というのはどういう結果になるかわからないが、フクダ電子アリーナでリーグ戦を行うわけだが、みんなが1試合目は勝ってほしいと思っているわけだが、その緒戦がマリノスというのはとてもやりにくいと思っている。マリノスに引き分けで終えてくれないか? と話してみよう(笑)。
前半を0-2で折り返したが、1点取ればうちの流れになると思っていた。2点目のキック? 合計で1点差で勝っている状態だったからキープだと思ったが、ベンチを見たら監督が「蹴れ」のジェスチャーをしていたので、本当!? って思ったけど、蹴りました。カウンターをくらわず、得点につながってよかったです。これで満足せず、頂点に立てるように頑張り続けたい。
前半、相手の布陣がわからず、平川がいつもは左なのに右によっていたりなど、いつもとちょっと違い戸惑った。前半よくないのはいつもの課題。本当になんとかしたい。特に、決勝は一発勝負なので、立ち上がりから全力を尽くせるようにしたい。後半は2トップにして、ボールを奪ってから速く攻める自分たちの戦いがある程度できたと思う。そういった時間を長くしていきたい。最後、自分が決めてれば勝ち試合だったんですけどね。でも、これであきらめずに、今後もどんどん、ゴールを狙っていきたい。
2点リードし、優位にたっているという気持ちがあったわけではないが、立ち上がりは最悪だった。1点取られた時点で相手が優位に立ってしまった。それが2失点目につながったのだと思う。前半は自分たちのサッカーができていなかった。ただ、後半はレッズの運動量も落ちてくると思ったし、そうなったら、集中して前へ出ていこうと思っていた。これまで、優勝争いの中で負けてきたので、「またか」と思われたくなかったし、そういった気持ちがチームの中にもあった。決勝はガンバ。初タイトルを狙うチーム同士ですね。面白いゲームを披露したい。
最初は緊張したけれど、個人的にはうまくゲームに入っていけたと思う。ただ、前半で2失点ですから。ディフェンスとしては反省点がいっぱい。うまく抑えることができなかった。後半は、チーム全体にいいプレーができたと思う。こういったプレーをコンスタントにできるように頑張りたい。
前半で2点をリードされてしまったが、それでも追いつくことができたのは多くのサポーターの応援があったから。みんなが勝って決勝進出してほしいと考えていると思い、必死にプレーした。自分のゴールはタケさん(林丈統)がいいボールを入れてくれたから。決勝では、これまで自分たちが積み重ねたものをみんなに見せたい。11月5日の国立にも、大勢で応援にきてください。