12.10(土) 13:04 5回戦
市原
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C大阪
鳥取市営サッカー場バードスタジアム
試合終了
HEADCOACH
セレッソにとってうちは、いいスパーリング相手だったんじゃないですか? いい練習になったと思う。残念だがそういった結果になった。まず、分けて考えたいのは、リーグ戦でうちの選手たちは本当によく戦い、それなりの結果を残した。ただ、それはそれとして考えたい。今日のような相手と試合をし、このような負け方をして、一ついいことがあるとすれば、それは、自分たちは、何ができないのかがハッキリわかったということ。このチームと直接関係ある人たちはこのチームに何が足りないのか、何をするべきなのかをよく見てもらいたい。
残念なのは、セレッソの選手たちはリーグ優勝を逃して、その悔しい気持ちを今日の試合にぶつけ、すごく気迫のあるプレーをしていた。それに対し、うちの選手はすでにオフに入っているかのような選手たちが何人かいた。そこがすごく残念。プロの選手なのだから、最後まで戦うべきだ。ただ、うちの話とは別に、セレッソはよく戦い、気持ちを持って戦った。体も強く、速いプレーも実践した。内容的にもセレッソはよかったと思う。とにかく、ここまで足を運んでくれたサポーターのみなさんに、残念で申し訳ない気持ちだけど。もし、私がこのチームに残るとしたら、何が足りないのかということを、今日の試合を通していえるだろうし、また、今日の試合を見てもらっていれば、それをいう必要もないと思っている。みなさんは、本当のジェフを今まで見ていなかったのかもしれない。
─── ジェフは今年、セレッソと相性が悪いが。
ジェフにはジェフのサッカーがあるが、セレッソにはセレッソ特有のスタイルがある。ただ、そういったことより、うちが苦手とするのは、体がガッシリしている、身体能力の高いチームで、そういったチームとゲームをするときに、うちは体重が軽くて背が低いから、競り合いのシチュエーションがこないように、運動量で回避するしかないが、それができないと今日のような試合になる。日本のサッカーはまだ技術を重視している部分があると思うが、やはり、世界の高いレベルまでいくと、強さも必要になってくる。残念だが、それが世界のサッカーのトレンドで、できるだけ速く、できるだけガッシリして、できるだけ大きい選手が必要とされている。
─── 来シーズンもジェフに残るのでしょうか?
私ぐらいの年になったら、今後のことをよく考えるのは当然。ただ、うまく考えられているかどうかはわからない。そんなに簡単な話ではない。また、私一人で残るか残らないかを決められることではない。他の人たち、クラブはどう考えているのかというのもある。
─── 林選手の投入と時間について。
入った時間ということだが、まず、時間ではなく、一方的にセレッソに攻められている試合だったので、もう失うものはなかった。そこで、林を投入した。ただ、林を投入して、FWを3枚にして攻めるということは、逆に、もっと点を取られる危険があるということ。でも、それは関係ない。失うものが何もないので、こういった交代をした。また、いつも話をしているが、林という選手は本人自身も自分が何分走れるかわからないんだ。そういう意味で、最初から使える選手ではない。でも、実際に彼が持っているもの、タレントは日本で一番高いともいえる。そういう意味であのような起用になった。
最後に。よい年をお迎えください。
今日は守備が崩壊してしまった。ディフェンスだけの問題でもないとは思うが大きな反省。とにかく、なにもかもがうまくいかなかった。チームというよりも、自分を含め、個々がもっとしっかりしないとダメ。(斎藤)大さんや、阿部がいないからこそ、リズムが悪くても途中で立ち直るようなゲームをしたかったが、今シーズンで一番最悪のゲーム。
前半の失点はCKからとPK。集中の問題だと思う。攻撃面でもうちにチャンスはあったと思うが……。後半はカウンターの応酬になり、うちにとっては不利なゲーム展開になってしまった。ボールの取られ方が悪すぎた。
気持ちの問題。何もできなかった。相手にスペースをうまく使われてしまった。今日の試合に関しては、やろうとしていたことがすべて裏目に出てしまった試合。
点が取れなかった。思うようなプレーが全体的にできなかった。