5.18(木) 19:00 第6日
市原
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新潟
新潟スタジアム
試合終了
HEADCOACH
まず、アルビレックスというのは、すごく観客が多く、環境がいい。そういう中でお互いが戦って、いい試合をしたと思う。今は、日本中が代表のほうに気がいっていて、ナビスコカップのはあまり注目されていない。そういう環境でありながらも、実際にここで2つのチームがいい試合をしたというのはいいことだと思う。前半はアルビレックスのほうが完全にいいプレーをしていた。簡単にプレーし、どんどん攻めて、すごくよかった。あとは、機能していた寺川とシルビーニョに疲れがでて、彼らがプレーをしなくなったことから、うちもいいプレーをしはじめた。結果的には互いにチャンスはあった。それを決めきれなかった。残念なことではあるが、うちは、巻がいないということで、危険なプレーができなかった。それがうちの欠点だ。
─── 勝ち点が上で、アウエーということでモチベーションの持っていきかたが難しかったと思うが、選手の気持ちの面はどうだったのか。
シチュエーション的にはモチベーション上げるのは確かに難しいと思うが、そういったものは、選手が自分たちで上げるべき。また、普段試合にでていない選手はモチベーションを上げられるはず。アルビレックスがあれだけのモチベーションで戦っていたのだから、うちの選手ができないというのはいいわけにならない。実際に今日のような試合で活躍したベンチの選手は、活躍次第ではこれからレギュラーになる可能性があるわけだからね。ファビーニョがいないだけで、アルビレックスもうちもベストのメンバーで臨んだということは、両者、モチベーションがあったという表れではないだろうか。
─── マリオ・ハースの評価は?
一つはケガをしていて長く実戦から遠ざかっていたという点もある。また、マリオは巻がいたほうがいきる選手。巻だってマリオや周りの選手がいていきる選手だ。そういったものが今日のジェフに足りなかったのは事実だ。うちのチームにとってはすごく重要な事実だ。うちは巻なしでプレーするということに慣れなければならない。もしかしたら、巻をヨーロッパに売るかもしれない。何が起こるかわからないからね。
(最後にナビスコのお菓子を見て)これ、もらっていってもいいですか?
ほぼ、マンマークで戦っているので、ボクが右サイドにいるのに、左までいって、なぜか岡山さんのボールを取りにいったりとか、宮沢さんのマークだったりということがあって、ボクがそこまで動いていいのかっていう面もあったが、マークを受け渡せない場合は、ついていかないといけないという面で難しかった。
サイドバックのケアの部分で2トップで追うのか、3トップで追うのか。2トップで追えば中盤が5枚で数的優位になれるので、そこはうまく、サイドバックが上がってきたら、ボランチをずらしてという形をとりたかったが、サイドバックにたいして、羽生がいったり、勇人がいったりという場面のときの、2トップの一角、クルプニとマリオが相手のボランチの1枚をケアしてくれれば、サイドチェンジされずにすむ。後半、だいぶ話したんですけどね。そういった面は次の試合までに修正しないといけない。最後はいったりきたりのゲームになってしまった。次は勝つだけ。
今日は、個人的にマークが甘かった。もっと厳しく相手に寄せていきたい。自分たちのやりたいサッカーをやられてしまった。自分たちのサッカーを取り戻したい。
前半はまったくダメだった。攻撃の形が作れなかった。難しい試合だった。相手のボランチにボクがついていたんだけど、さらに、サイドの選手が中に入ってきたり、クロスしていた。それにたいして、自分たちがどうつくのかといった部分がうまくいかず、相手に数的優位を作られてしまった。自分たちが苦手としている4バックのときに、どうディフェンスをしていくのか。課題だと思う。
もっと、組織的に守りたかったが、チーム全体として意志統一ができてなかったように思う。もっと、コミュニケーションをとって、次の試合までには修正できるようにしたい。