7.22(土) 18:06 第14節
市原
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広島
広島ビッグアーチ
試合終了
HEADCOACH
まずは私が監督に就任してからはじめての勝利なので、もちろんそれについては満足しています。最初の30分は正直なにもしていませんでした。でも残りの60分はすごくいいプレーができました。そしてジェフにとって運が良かったのは、その最初の30分で広島がその時間帯をあまり利用できていなかった。ガンバ戦ではそんなに点が取れなかったが、今回4点も取れたのが勝因のひとつです。
─── 坂本と山岸のポジションを変えたのは?
ふたりとも両サイドができる選手ですから、対戦相手をみて変えているわけです。きょうはあのカタチのほうがいいと思ったので、左右を入れ替えました。
─── 初勝利で精神的に楽になったのでは?
選手達にとっては初勝利ではありませんけど、もちろん私が監督になって選手たちがきょう気づいたのは以前の監督よりもあまりいい監督ではなくても、勝つことが出来るということが分かったんじゃないでしょうか(笑)。そういう意味では選手たちにとっては良かったんじゃないでしょうか。
ペトロビッチ監督になってかわったところは?
いまの広島の監督は私の友達ですので客観的な意見はあまり述べられません。ただ私の考えですが、以前の広島よりはいいサッカーをしていると思います。以前よりもボールを繋ごうと意識している部分ですごくいいサッカーをしていると思います。ただ、もちろん広島は広島でなにかうまくいかない部分もあるわけで、サッカーでそういうものは一晩で修正できるものではありません。
─── 4点とれたことは今後の収穫になるのでは?
もちろんジェフは以前からいろんなカタチで得点ができるチームですから、きょうもそういうかたちで点がとれて、それはジェフの長所だと思っています。そういうプレーは続けていきたいと思います。
─── 前監督にはどう報告するか?
報告はあしたになると思いますけど、試合の内容を言うだけではなくて、きょうの試合のテープをもう一度見て、そして細かいとことを話し合いたいと思っています。今回の試合に関しては、オシム前監督はジェフがいい試合をしたというだけではなくて、広島がどういうプレーをしたかということにもも興味があると思います。とにかくきょうの試合のテープを見て報告したいと思います。Jリーグのほかの監督も代表監督とそういうコンタクトを取るということはいいことだと思います。わたしはたまたま家族なので、他の監督たちよりも話す時間が長いと思いますけど。
勝ち越しゴールは、マリオがいい形で前を向いたときに前にスペースがあったので、ボクは走りこんで決めるだけだった。前半はディフェンス面で特に、プレスが機能していなかった。監督からも、もっとプレッシャーをかけていこうといわれて、後半に臨んだ。それがうまくいったと思う。4点目は、得意なシュートではなかったが、巻さんからのいい落としがあったので、思い切って狙ったら入ったという感じ。監督が代わって難しい状況だったが、いいプレゼントになったと思う。今後も大事な試合が続く。連勝し、いい形で戦っていきたい。
きょうのゴールをおまけみたいなもの。広島は森崎さんと佐藤さんとウェズレイが得点を取る3人なので、その3人をしっかり抑えるように監督からは言われていました。僕と大さんがしっかりつければ、チャンスも少なかったとは思いますけど、何本か危ないプレーがあったのでそこは修正しないといけない。攻め上がりに関しては、いつもよりはうしろ気味に構えるように言われていましたが、何度かいいタイミングで上がれたと思います。でもゴールに結びつかなかったんで、次はしっかりゴールにつなげたい。
監督がかわってもチームの雰囲気は変わりない。ただガンバ戦の1失点目ときょうの1失点目がおなじような形でとられているので、しっかり修正して次にのぞみたい。この2試合で失点が多すぎるので、次はゼロで抑えれたい。自分がゴールを取るよりも無失点に抑えることのほうが自分には大事なので。
新体制になったからというわけでもなく、ボランチでプレーしたり、最終ラインに入ったりすることは前から数多くやっているので、特にきょうは阿部が出場停止で僕自身どこでどうプレーしたらいいかを考えながらやっていました。最初右でプレーして、服部とかを絡めて2対1のケースを作ってくる相手オフェンスに対応したんですが、初めから右サイドでやることも意識していたので想定外ということでなかった。2失点したことは良くないことですが、新体制になってアマル監督に初勝利をプレゼントできたこと、選手自身もさらにステップアップできるんじゃないかと思えるプレーが出来たことで、とにかく1勝出来たことがきょうは大きかったと思います。