9.20(水) 19:00 準決勝第2戦
市原
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川崎F
フクダ電子アリーナ
試合終了
HEADCOACH
今年はフロンターレと4つの試合を戦いましたが、常に緊迫した試合であり、ほとんどが最後の3、4分で点が入って勝負がつきました。今日はウチが最後に点を取って勝ったわけです。それだけです。
─── 監督になって初めてのホームでの勝利。タイミングがよかったですね。
そのとおりですけど、まだJリーグでは勝っていませんから。流れ的にいえば、ウチはナビスコカップのホームゲームでは全部勝っています。リーグ戦では勝てていませんが、ナビスコの流れどおり今日は勝ててよかったと思います。
─── 今の件に附随するが、ホームで試合をすることに関し、何か心理的なアドバイスはあったのか。
具体的にはありませんが、普通はホームチームが有利です。しかし、実際にウチはホームで勝てていませんし、日本のJリーグの中ではアウェイのほうがプレーしやすいという声も聞かれます。とにかく今日は準決勝という大事な試合をホームゲームで迎えることができ、有利だったと思います。
─── 今日はベンチから立ったままでの指揮だったが、どんな心境だったのか。
ベンチのイスが硬すぎたんだ。
─── いつもと違ったふうに見ようとしたのですか。
もう答えましたよ(笑)。
─── 立ち上がり素晴らしいプレーで2点とったあと、ペースが落ちたまま延長まで戦った感じだが。
なぜかというと、サッカーというのは11人同士の戦いであり、対戦相手がいるからです。ウチが2-0でリードしてから、相手チームが勝とうという気持ちで臨んできた。実際のところ、フロンターレのほうが質の高いチームだと思います。Jリーグで15点も勝ち点が多いわけだし、そういう相手があってこういう形になったと思います。
─── お父さんが来ていたが、何かアドバイスは。
試合前に一緒にお茶を飲んだだけです(笑)。
─── この間のFC東京戦もそうだったが、内容はよくても小さいところで集中力が欠ける気がする。ただ、その後に粘って、全員で勝ち取った勝利はリーグ戦にもつながるのでは。
Jリーグにとってよかったかどうかは、まずは次のリーグ戦でウチが結果を出さないといけません。あなたの意見に同意しますが、FC東京戦よりも今日は運があったということです。監督として戦術がどうだとか、ほかの理由をいっぱい話すことはできるが、結局その二つを比べたときに、試合の内容はよくても結果が逆に出ることもある。運というのもあるでしょう。
─── これで2年連続決勝進出だが、どんな意味があるのか。
個人的には過去5年間指揮したチームで、カップ戦はすべて決勝まできています。私の話ですが。私にとっては決勝までくるのが普通のことです。
これまで情けない試合が続いたので勝ててよかった。気持ちのこもったプレーができたと思う。後半2点追いつかれた場面などは反省点が残るが、決勝に進出できてよかった。これまでは後半にズルズルしてしまう場面が多かったが、何とか持ちこたえることができてよかった。ただ、守備の2失点は今後への課題。ミドルシュートに関してはもっと寄せるべきだし、リーグ戦はすぐにやってくる。気を引き締めて、次の試合に臨みたい。
今日は集中して試合に臨むことができた。のどでブロックしたときは痛かったんですけど……。気持ちを前面に出して戦うことができたのでよかった。ファイトすることができていたし、決して自陣ゴール前にはりつこうなどとは最初から考えていなかった。リーグ戦から、いいプレーができていた部分もあったので、それをやり続けようと思っていた。いけるところまで走ろうと思った。
最後まで諦めることなく戦えた。ハーフタイムにはしっかりとやれている。クサビの部分をしっかりと対応しよう、セカンドボールをしっかりと拾おうという指示が監督からあった。厳しいマークにもあったが、そこでしっかりと自分のプレーをすることが大事。チームとして戦おうと思って自分たちのプレーをやりとおした。今日勝てて、決勝に進出できたことはよかったが、まだリーグ戦が続くし、決勝もある。今後の戦い方が大事。勝てないときも、温かくサポートしてくれたみんなに感謝したい。
前半はいいプレーができていた。ただ、相手は2点ビハインドをおったことで、やってやろうという気持ちでやってきた。そのときに、少し受けて立ってしまった。リードしている場合でも、もっとプレスをしっかりとかけられるようにしなければならない。そこは今後の課題。勝っているときでも、自分たちの攻めの姿勢をもっと出していきたい。なかなか勝てなかったので、今日、勝ったことは自信になるし、リーグ戦にもつながる。次の試合も頑張ります。
厳しい試合だった。足がつりそうで、ゴールキックのたびに足がピクピクしてました。2点リードしたときは、うまく時間を使うようにし、2点取られてからは、流れをうまく読み、落ち着かせるところ、前にいくところをしっかりと考えながらプレーしました。最後は点を取ってくれという感じでしたけど。やっと勝ててよかった。これを自信にして、次の試合もいいプレーで勝てるように頑張る。ただ、2失点は反省です。
きつかったけれど、必ず勝てると信じて戦った。確かに、先制点を奪ったことで、立場としては優位に立ったけれど、そういったことはまったく考えなかった。2失点したが、それ以外は大きなチャンスは作られなかったし、失点する気はあまりしなかった。ただ、2失点してしまったことには理由があるので、そこはしっかりと反省したい。同点に追いつかれてからは開き直り、まずは失点しないことを心掛けた。フロンターレのプレーはある程度わかっていた。中村さんがボールを持ったときの裏へのスペースをケアするようにした。