9.23(土) 18:34 第24節
市原
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京都
フクダ電子アリーナ
試合終了
HEADCOACH
まず私が気づいたことは、3日前にフロンターレ戦があり、しかも延長戦まで戦ったということで選手は疲れていました。サンガはいつも大きなテンポで試合をしてくるチームではないので、前半はそんなに動きがありませんでした。後半はサンガも攻めるしかなく、もう少しアグレッシブな試合になりました。(後半の)最初の15分はどっちに転んでもおかしくありませんでしたが、ウチが2点目を取った時点で勝負は決まりました。
─── 監督になって初の完封勝利だが。
今日はそんなにすごいチームと試合をしたわけではありません。サンガはサンガであり、ガンバやレッズ、フロンターレとは違います。実際に試合内容を見ても、相手のチャンスは1回や1回半しかなかったと思います。その1回も運よく点を取られませんでした。ただ、すごくポジティブな結果だし、こういう試合、0に抑える試合もなくてはならないと思います。
─── 水野が途中から左に行く場面が多かったが。
水野と羽生には、今日は攻撃に関して自由を与えていました。彼らが自分で考えた結果です。
─── 前回の清水エスパルス戦もナビスコカップからすぐのゲームで、そのときは選手の足取りが重かった。今日は動くことができていたが、フロンターレに勝って自信をつけたからか。
あなたはそう思うかもしれないが、実際に3日前に延長戦まで戦ったわけですから、選手は疲れていたと思います。ただ、ほとんどの人が勝った試合はよく走ることができていたと評しますが、負けた試合は逆。たとえしっかり走っていても、走れていなかったというでしょう。それは論理的なことだから仕方がないですが。今日の試合に関していえば、前半は疲れている、いないではなく、目を覚ましていないような状態でした。後半になってようやく動き出したと思います。
─── わりと早い時間に水野を代えたが、あれで逃げ切ろうとしたのか。
そのとおりです。というより、後半は最初から加藤に悩まされていたので、そこを対応するためでした。水野の交代後は、ほとんどチャンスを作られていません。誰かを入れたいときは、誰かを出さないといけないもの。12人では戦えませんからね。
─── 坂本が途中から左に入ったのは加藤を抑えるためか。そして、それが勝因の一つか。
勝ちは勝ちです、それが要因とはいいません。とにかく勝ったのはウチが2点を取っり、サンガが0点だったから。それだけです。
─── 監督就任後、この前はナビスコカップでホーム初勝利。今日はリーグ戦でホーム初勝利だが。
フロンターレ戦で勝って、選手はやりやすくなったでしょう。だから、喜びうんぬんではなくて、それで今日の結果があると思います。
ミーティングではボクがマークする選手(林)は、日本でもトップレベルのプレーヤーだといわれた。しっかりとマークしなければやられるという気持ちで戦った。これまでどちらかというと、高さや強さのあるFWをマークすることが多かったが、今日はスピードのある選手にマンツーマンでつくということで、しっかりと抑えることができれば自分の評価も上がると考えて試合に臨んだ。ディフェンス面ではある程度やれたと思うが、フィードやパスなどの精度が悪かった点と、林に代わって入った田原は強くて、ヘディングであまり勝つことができなかったのは反省点。ただ、無失点に抑えたのは大きい。
失点0は大きい。ナビスコカップでようやくホームゲームに勝てて、リーグ戦の今日、ホームで負けていたら意味がなかっただけに、今日にかけた思いも強かったし、この勝利は大きい。個人的には、肉ばなれの一歩手前のような状態でのプレーだったが、今日はどうしても出たいと思っていた。90分出場して、勝つことができてよかった。これから1週間あくので、ゆっくり休んで、次に向けて頑張りたい。
うしろのボールはイリアンに任せようと思ってプレーしていた。自分としてはまだまだだが、チームとしては、完封勝利できたことが次につながるのでよかった。今日は勝つこと、無失点に抑えるということを意識して戦った。守備面は集中して、個人個人がやるべきことをやったと思うが、ボールの回し方などにはまだ反省が残った。もう少し、うまくボールを回せば、自分たちの時間帯が長くなるはず。そういったことも考えながらプレーしていきたい。
勝ててうれしい。この試合に勝ちたい気持ちは大きかった。やはり、リーグ戦で、ホームで勝ちたかった。ディフェンス面では危ない場面もあったが、完封できたことは次につながる。PKの場面は落ち着いて蹴れたと思う。決められてよかった。
なかなか、結果が出ないときにも、多くのサポーターがスタジアムに来てくれた。あらためてここでお礼をいいます。内容としてはまだまだだが、勝ち点3を取れてよかったと思う。ゴールの場面はボールがよかったので、難しいシュートではなかった。もっと走って、ジェフらしいサッカーで大勢の人に感動を与えられるように頑張りますので、また、スタジアムまで足を運んでください。