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2006 SEASON MATCHES試合日程・結果

SEASON

9.30(土) 18:31 J LEAGUE DIVISION1 第25節

ジェフユナイテッド千葉

市原

2-1
0前 半0
2後 半1
大分トリニータ

大分

フクダ電子アリーナ

試合終了

HEADCOACH

アマル オシム監 督

とにかく前半は、両チームがクローズというか、注意深くプレーしていた。そのため、ウチも2、3回しか点を取るチャンスがなかった。後半、トリニータが1回目のチャンスで得点を取ったが、こういったゲームの場合、あのようなゴールで試合が決まることが多い。それによってウチも攻めざるを得なくなった。ジェフが前がかりになれば裏にスペースができ、そこをトリニータがついて2、3回チャンスを作った。しかし、ウチは運もあって点を取られず、逆にウチが点を取ることができた。最後の10分は、どちらに転んでもおかしくなかった。2-2でもおかしくなかったし、2-1でトリニータが勝っていたかもしれない。実際にはウチが勝ちましたが。体力的にも戦術的にも、すごくいいチームに勝てたと思う。実際、ウチは0-1で負けていたわけで、そこから引っ繰り返したのは、すごくいいこと。このようないいチームに対し、試合を引っ繰り返すのは難しいことだ。

─── 点を取っても取られる試合が続いていたが、今日は以前とは違う何かがあったのか。

今日、ウチのディフェンスはすごくいい守りをした。試合に勝てたからではなく、0-1で負けていたときも1回のチャンスを決められただけ。それ以外はすごくいいディフェンスをしたし、チャンスを作られていなかった。0-1になったあとは前がかりになり、カウンターを受けてシュートがバーに当たる場面もあったが、その辺は運もよかった。とにかく今日はウチのディフェンスがしっかり守ったと思う。

─── 梅崎のマークに坂本をつけたが。

梅崎はトリニータにとって重要な仕事をする選手だし、坂本がタイトにマークするという意味では適任だと思った。

─── 失点したことで攻めざるを得なくなったということだが、もし0-0でも積極的に攻めなければならなかったはず。その辺はどう考えていたか。

トリニータは体力的に準備されているチームなので、攻めるといっても簡単にはいかない。手元にボタンがあって、それを押したら攻撃できるという単純なものなら、最初から攻撃できたけどね。あるいは、0-0でありながらウチはしっかり相手をコントロールしていた。少し攻めている状態でもあった。それを一気に崩すわけにもいかなかった。実際、トリニータはかなりの試合でアウエーでは負けていないチームですから。

─── こういうゲームでは先制されたら負けだとおっしゃったが、実際は逆転した。偶然だったのか、必然的な要素があったのか。

偶然という言葉が出たが、私はいつもサッカーには運がつきものだと思っている。そういう意味で、もし偶然という要素があるのなら、0-1で負けていたときに前がかりになり、それでもシュートがバーに当たった場面などは、はっきりいって運があったといえるだろう。ただし、試合を引っ繰り返したのは実力だと思っている。

結城 耕造DF 24

厳しい試合だったが、勝てて満足している。また、自分のゴールが勝利に結びついたこともうれしい。ただ、この得点は前で阿部がつぶれてくれたから。みんなで取ったゴールだと思っている。一瞬、照明が目に入って ボールの軌道が見えなくなったので、体のどこかに当たればと思って投げ出した。入ってよかった。前半はそこそこの出来だったが、後半はリズムが悪くなり、失点もした。でも、そこからみんなが諦めない気持ちを持ち続けたことが勝利につながったと思う。チームの調子も少しずつよくなってきたと思う。失点場面はボクが高松についていた。その前のプレーで他の選手がクリアできるという予想をしていたが、クリアできず、自分のポジショニングを間違ってしまった。予想外だったとはいえ、クリアできない場合に備えるべきだった。次は浦和レッズ戦。守りのチームなので、先に失点すると非常に厳しい。正念場だ。

阿部 勇樹MF 6

大分トリニータは勢いのあるチーム。システムも同じだし、若い選手も多い。厳しい試合だったが、勝てたことは今後につながると思う。連勝といってもリーグ戦はまだ2試合。これを続けることが大事。攻撃面ではもっとリスクをかけて点を取るといったことを続けていければチャンスになるはず。これからです。

坂本 將貴MF 2

足は痛いです。1日休みもしたが、いい準備はできていたと思う。これまで、先制点を奪いながらも、逆転されるケースが多かったが、今日の試合では先に失点しながら90分を集中して戦い、逆転できたのは大きい。個人的には梅崎のマークについたが、ビデオもみたし、U-19日本代表との練習試合でも対戦したので、それなりに抑えられる自信があった。攻撃に顔を出すことはできなかったが、今日の仕事は相手に仕事をさせないことだと思っていた。

巻 誠一郎FW 18

PKになった場面はボールが抜けてくるのが見えたので、押し込むだけだと思った場面だった。ケガはGKと接触したときのものだが、問題ないです。互いにしっかりとタイトにマークしたので、厳しいゲームになった。相手のボールのでどころをしっかりと抑えようという意識で戦った。攻撃面ではセットプレーが大事になると感じていたので、そこから点を取れてよかった。今の状態がいいわけではなく普通。今までがおかしかった。ジェフらしいサッカーを取り戻してきているので、今後も気を抜かずに、もう少しアグレッシブなプレーをしていきたい。

水野 晃樹MF 8

順位が上のチームにしっかりと準備をして勝ててよかった。得点場面は、阿部さんがつぶれ、結城さんがつめた結果。2人のおかげです。先に失点したのはよくないが、その後追加点を奪われなかったのはよかった。今後も、最後まで集中力を切らさずプレーしたい。個人的には守備面でマークを外すなどチームに負担をかけたが、攻撃面ではチャンスメイクできたと思う。その部分は今後も続けていきたい。