10.21(土) 15:04 第28節
市原
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大宮
フクダ電子アリーナ
試合終了
HEADCOACH
うちは前節すごくいいチーム(鹿島アントラーズ)に4-0で勝ちました。だからといって、うちの場合はどんなチームとの対戦でも全力を尽くさなければ勝てない。なのに、今日は50、60パーセントの力で戦ってしまった。しかも、サッカーというのは2つのハーフがあり、1ハーフだけ戦っても勝てない。そういう意味では大宮は勝つに値する試合をして、その結果が1-3だった。うちにとってよかったのは、今日の試合を通して、なにができて、なにができないかが分かったということ。このチームに賢さがあれば、この試合を生かして、さらに修正していきたい。リーグ戦が6試合残っているし、15日後にナビスコ決勝という一番大事な試合が残っているからね。
─── なぜストヤノフを代えたのか。
プレーがよくなかったからです。
─── スケジュールが厳しいわけでもなかったのに、なぜ、50、60パーセントでしか戦えなかったのか。
選手によって、100パーセント発揮できる試合と発揮できない試合がある。それは簡単な理由ではなくひと言ではいえない。だから、平凡な選手がいて、いい選手がいて、スーパーな選手がいる。そのように分かれてくるのです。全部の試合で100パーセントの力を発揮できればそれはよい選手であり、スーパーな選手だが、そういう選手はジェフにはいない。そういう選手であればチェルシーでプレーしているはずです。
─── 羽生選手を起用しなかった理由は。
昨日の時点で体調が悪かった。そのため、試合前日の練習をしなかった。本人でさえも、自分がどれぐらいの状態であるか分からなかった。そういうわけで最初は起用しなかった。その後、0-2、0-3と相手にリードされて、彼を使うシチュエーションではなくなってしまった。すでに、FWが2人、オフェンシブな選手が3人も4人もグラウンドにいたのですから。それが理由です。
気持ちやアントラーズに4-0で勝ったことは関係ない。中途半端な気持ちでやったり、余裕を持って臨んだわけではない。ボールを回していながらも、最後の部分での仕事が少なかった。チャンスはあったと思うが、もっと有効的な攻撃が必要だった。大事なところでのミスパスなど、自分たちのミスが敗因。いいわけのしようもない。
自分たちのサッカーができずに悔しい。原因はたくさんある。あれだけ早い時間帯に失点してしまうと、ゲームプランも狂ってしまう。監督から、アントラーズ戦では少ないチャンスが得点につながったが、逆の場合もあるから注意するように言われていただけに本当に悔しい。悔いの残る試合。