11.3(金) 14:09 決勝
市原
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鹿島
国立競技場
試合終了
HEADCOACH
まず私が一番満足している点は、このチームがいつもどおりのサッカーを、このように大事な試合でできたということです。それは本来なら練習試合でも同じことですが、とにかく決勝でできたことに満足しています。監督にとって、普段どおりの力を発揮させるのは難しいことなので、それを達成したことになります。例に挙げると(アントラーズには)リーグ戦で4-0で勝っていますが、今日はそのときより4倍も5倍もいい試合ができました。というわけで、勝ったことよりも自分たちのプレーができたことに本当に満足しています。勝つことは去年達成しているわけですし。とにかくチームとしていいプレーをしたことに満足しています。
─── ナビスコカップを勝っても、次は何もないよと日本代表のオシム監督が言ってましたが。
父がすでにそういったなら、私は何もいうことはありません(笑)。
─── 後半の立ち上がりから少しペースが落ちたが、どういうことを考えていたか。
とにかくそれは予想できたことです。アントラーズというすごくいいチームと試合をしているわけで、前半、彼らにはほとんどゴールのチャンスがありませんでした。ウチは3つほどありましたが、あのようないいチームに前半チャンスがなければ、後半仕かけてくるのは当然のことでしょう。それぐらいは予想できました。あとはそれにどう対応するかでした。もしもアントラーズが先に1点取っていたら、試合がどっちに転んだか分からなかったでしょう。ただ、アントラーズが攻め込む時間帯があることは予測していたとはいえ、その中でも何度もチャンスを作っていました。とにかく当然のことと思って受け止めていましたよ。
─── 前半、早い時間帯にハースが交代したが。
すごく残念です。今日の試合において、マリオの周りにはすごくスペースがあったので、彼が実際に何かをプレーしていればできた選手だと思います。実際、最初の15分、20分は、彼の周りにスペースがあり、何かをできるシチュエーションでした。ただ、そのマリオに代わって出た選手は、普段はレギュラーとして出ている選手ですから、そこに大きな不安はありませんでした。ただ、マリオが最後までプレーできなかったのは残念でした。
─── 4-0で勝った試合より4倍も5倍もよかったということだが、何がよかったかをキーワードで挙げてもらえないか。
4-0で勝った試合はウチが主導権を握っていたわけではありません。セットプレーなど、5本のシュートで4点取ったわけです。ただ、今日の試合は90分間、ウチがほとんど主導権を握っていたわけです。プレッシャーの中で見ていたわけですから、確かかどうかは分かりませんが、私はそう思っています。
─── 坂本ではなく水野を使った理由は。
実際、他の選手を使うこともできたわけですし、あなたが水野にこだわっている理由が分かりません。
チャンスはお互いにあったと思うが、なかなか得点につながらなかった。ジェフは集中して戦うことができた。それが優勝という結果につながったと思う。うれしい気持ちは昨年同様。ただ、昨年、決勝の舞台を経験したことで、無駄な緊張をすることなく戦えたと思う。
ベンチスタートは悔しかった。しかし、アクシデントがあり、早い時間帯から出場するチャンスを得ることができた。アマル監督に恩返しをしたいと思った。一人ひとりが頑張った結果です。昨年はPKでメンバーから外れ、今年は最後はピッチにいたけれど、最初からじゃなかったからうれしさは……。とにかく、チームが勝てたことが一番だった。まだ、リーグ戦も残っているし、天皇杯もある。次は、天皇杯のタイトル獲得を目指して頑張ります。
昨年は試合に出ることができなかったので、今年にかける思いというのはあった。みんなで集中して戦えたことがよかった。アントラーズは試合巧者なので、それに負けないように、とにかく、気持ちで戦うことを心掛けた。前線からプレッシャーをかければ、相手はミスするとわかっていた。そういった意味で、前線や中盤の選手が、しっかりとプレスかけてくれたおかげで無失点に抑えることができた。
アントラーズはリーグ戦で、うちがディフェンスラインを高く保っていたのを意識し、その裏を狙ってきたのだと思う。しかし、ロングボールが多かったので、しっかりと守ることができた。昨年はメンバーに入れず、メダルをかけることができなかったので、今年はすごくうれしい。
すごくうれしい。一人ひとりが守備面ですごく集中した結果が優勝につながった。攻撃面でも、羽生選手や水野選手、巻選手がしっかりとチャンスを作っていた。それぞれが与えられた役割をしっかりとこなしていた。ストヤノフが出場停止? 中島選手がリベロに入ったが、やれる選手だし、アントラーズ戦でもやった形だったので不安はなかった。僕たちは、やるサッカーを変えず、今までどおりの戦いができたと思う。1試合の中で、うちのペースではない時間帯というのは必ず、ある。そこをしっかりと耐えたことも大きかった。マークについた柳沢選手は、ゴール前で決定的な仕事をする選手。90分を通して、仕事をさせないように気をつけた。中盤の選手がパスコースを限定してくれたのでディフェンス陣は守りやすかった。
前日に、得点を取ると宣言したんです。取れてよかった。アマル監督には試合前に「今日の相手は4バックだから攻撃の水野を入れる」と言われたので、その気持ちにこたえられてよかった。前半で100パーセントの使い切ってつぶれるつもりだった。最後までやれてよかったし、チーム全体として、最後まで走り切れたのがよかったんだと思う。
純粋に連覇できれうれしかった。昨年よりもジェフらしさを出せたと思う。うちらしいサッカーができたんじゃないかな。坂本選手がベンチスタート。口には出さなかったけれど、みんなが坂本選手のためにもという気持ちもあった。ここまでこれたのは彼のパフォーマンスがあったからですから。みんなで戦ってきた。ジェフはベンチも含めて戦うというスタイルでこれまでもやってきた。それが結果につながったのだと思う。
優勝の味はおいしかったです。みんながすごく頑張ってくれた結果。攻撃陣が必ず点を取ってくれると信じていた。今日の試合も前に前にを意識していたが、出たほかにも、何本か前に出れるクロスなどがあったので、そういった点は修正していきたい。水野が点を取った瞬間はめっちゃうれしかった。その後、すぐに2点目が入って喜びが倍増。試合に絶対はないので、そこで安心はしませんでしたけれど、やっぱりうれしかったですね。阿部さんの得点のときは、得意の攻撃パターンだったので、阿部さんが飛んだ瞬間に入った! と思った。最後まで集中した結果。水本くんや、斎藤さん、中島さん、ディフェンス陣がしっかりと僕の前で守ってくれた。感謝してます。