11.23(木) 15:01 第32節
市原
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広島
フクダ電子アリーナ
試合終了
HEADCOACH
試合は1-0だったが、私の印象ではすごくいいゲームだった。ただ、観客のためには、もう少しゴールが入ればよかったと思うが。両チームのアクションがよく、ともにチャンスを作った。いい試合をするには、両チームがいいプレーをしなければならない。そういう意味で、今日は両チームがいいプレーをしたと思う。結果はサンフレッチェが1-0で勝ったが、特にジェフは後半すごくいいプレーをした。結局、点は入らなかったが、選手には文句のいいようがないし、よく戦ったと思う。以前に勝った試合よりも、今日は負けたが内容はよかった。でも、それもサッカーですから。
─── 青木の評価は。
もう少し時間があれば、何か具体的なプレーができたかもしれない。今日は時間が短かったから、あれぐらいといえる。ただ、われわれが彼を未来における計算に入れていることを示したと同時に、観客に対しても同じことがいえるだろう。とにかく時間が長ければ何かをできたかもしれないが、少しずつやっていったほうがいい。そして、今までどおり練習をしていけば、必ずもう1回チャンスはあると思う。
─── 5試合勝ちがない以上、何か理由はあると思うが。
ナビスコのファイナルがあって、気持ちがカップ戦に向いたことが挙げられる。なかなかリーグ戦に気持ちを入れられなかった。物事には流れがあって、その流れをつかんでいない状態。運がよかったのは、この流れがシーズンの最後だったということだ。
また、最近の5試合は、少なくともレギュラーを3人、多いときで4、5人欠いていた。そういう意味で難しくなっているといえる。ウチは何人も抜けてプレーできるチームではない。今日もウチはレギュラーFWが二人いなかった。チェルシーでもドログバとロッベン抜きでは難しい。ウチはジェフですから。
─── シーズンの最後でよかったという意味は。残留を決めているということか。
確かに残留を決めているときでよかったといえる。ただ、それでもリーグ戦の順位は一つでも上げなければならない。最後までしっかりやるだけだ。あとは、どう来シーズンにつなげるかということ。来シーズンにつながるように全力でやることが大事だ。もし、開幕して4~5試合負けたら、すぐに降格のピンチが待ち受けている。例えばセレッソを見れば分かるだろう。ウチが賢いチームなら、そうならないようにやっていかなければならない。
多くのサポーターが見捨てないで応援してくれているだけに、上を向いて頑張るしかない。試合自体は悲観していない。ただ、ガンバ大阪、サンフレッチェ広島と極端に引いているチームに対して、追い越していくようなチャンスの作り方は難しい。少しやり方を変える必要もあると、選手間でも話し合っている。また、味方の選手がスペースを消してしまっているところがあるので、そういった部分は改善していきたい。とにかくあと2試合しかない。頑張ります。
チームの調子自体は悪い感じはしない。勢いがあるサンフレッチェと勢いのないジェフの差が出てしまったように思う。シュートがポストに当たったシーンにしても、いいときはあれが入っている。何か一つキッカケがあれば勝てるようになると思うが、あと2試合しかないのでそうもいっていられない。サンフレッチェの守備はよかったが、それを崩せなかったのはボクたちの力不足。また、ここのことろ負けが続いているということもあり、前半からいリスクを冒して攻撃ができていないのも問題だ。
1点リードされていたので、何とか点を取ろうと思ってピッチに入ったが……。もう少しボールに触りたかったが、思うようにできなかった。また、後半途中からの出場で相手は疲れているだけに、もっと積極的に仕掛けてシュートを打ちたかった。
前を向いたプレーを心がけたが思うようにいかず、相手の裏をつくようなプレーもできなかった。相手DFを背負うようなプレーが多くなってしまった。後半はある程度、前を向くプレーができていたので、点が取れずに残念。