11.26(日) 14:03 第33節
市原
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甲府
山梨県小瀬スポーツ公園陸上競技場
試合終了
HEADCOACH
まず、ヴァンフォーレが素晴らしいシーズンを送ったことを祝福します。経済的にも決して大きくないクラブが、これだけスペクタルないいゲームをしている。観客の皆さんにも非常にいいことです。そういう意味で、ヴァンフォーレといういいチームに勝てたことに満足しています。ヴァンフォーレがホームで負けたのは残念ですが、今日はたまたまウチが勝っただけ。ヴァンフォーレが勝ってもおかしくありませんでした。
─── 後半は4バックに見えたが。
後半だけではなく、相手の3人のFWに対し、マンツーマン+リベロで臨みました。3人に対し、二人では守れませんからね。だから後半はラインのディフェンスに見えたのかもしれません。
─── ヴァンフォーレが勝ってもおかしくなかったという点を、もう少し詳しく解説してほしい。
0-1の時点で1点追加されていれば、こううまく逆転はできなかったでしょう。あるいは3-2とリードしたあとも、相手には2回ほどチャンスがありました。そこで決められていてもおかしくはなかったし、流れの中で0-4になっていても不思議ではなかった。どっちが勝ってもおかしくないゲームでした。
─── 青木の出来は。
後半の最初からゲームに入り、1得点1アシストをマークしました。それ以上のことはいえません。
─── 連敗を止めましたが。
いつかは勝たなければならないものです。5~6試合前の大宮アルディージャ戦で、「勝てば200勝目だが」という質問に対し、「急がず、いつかはくるもの」と答えました。それが本当のことになりました。いつかはくるものです。
─── 青木への具体的な指示は。
こういう質問に対し、私は常に同じ回答です。「3点取ってこい」と送り出しました。結局、1点しか取ってきませんでしたが。
─── 山岸との位置関係などの指示は。
山岸が真ん中で、青木には左サイドでプレーさせました。彼は若くて体もできていない。できるだけスペースがあるところで勝負させようと考えたのです。ただ、今日はうまくいきましたが、次も同じかどうかは分かりません。
自分のゴールはコースが甘かったけど、うまく入ってくれた。青木のアシストは、ボクの力だとニアが精いっぱい。人がいるのは分かっていたのでパスを出したが、うまく点をとってくれた。前半はアクションを起こしたかったけど、相手のプレッシャーもあって……。後半は向こうの運動量が落ちたし、青木が入って動きもよくなったと思う。とにかく連敗を止めることができてホッとしている。
アシストの場面は自分で仕かける選択肢もあったけど、羽生さんが裏に走ってくれたのでパスを出しました。ゴールは右足のインステップかな。つぶれようと思ってニアに走りましたが、ボールがきたので、どこかに当てようと考えました。ピッチに出るときは、守備はしなくていいから仕かけろといわれた。アジアユースから得点を取っていたし、今日はゴールできそうな雰囲気もあったんです。自分的には満足した試合ですが、まだラスト1試合あるので、出場できるように頑張ります。
(アジア大会へ)行く前に勝つことができて、本当によかったです。前半は苦しい展開だったけど、試合は90分あるわけだし、必ず前が点を取ってくれると信じて必死にプレーしていた。我慢、我慢だった。最終戦は不在でサポーターの皆さんに申し訳ありませんが、向こうで頑張ります。まだオリンピック代表チームとそんなに練習していないので、とにかくチームに貢献するだけ。行ってきます!。