試合前から、今日のアルディージャ戦は容易ではないと思っていた。相手はディフェンシブなチームだし、実際、そのとおりのゲームになった。これまでウチは勝ち点を取っていないし、そのため選手は自信を失っている。そういう中でも試合に勝ったのはよかったことだ。

─── 前半、相手のスローペースにつられてしまった感もあるが。

相手の目的はウチのリズムを崩すこと。そういう状況で過剰に早いプレーをしてしまうと、結局ウチがリズムを壊してしまう。忍耐強く、ボールをつながなければならない。実際、ガンバにしろアントラーズにしろ、アルディージャに対してたやすく攻撃を仕かけられるチームはない。その中でも、前半の途中から本来の流れが生まれた。実際には決められなかったが、ゴールチャンスもあった。

─── 今日のスタメンの中で5人は、練習に出る機会が少なかった。それが影響した感覚はあるか。

5人の問題は、実際のところ試合には出なかった。そういう状況にジェフが慣れてきているともいえるだろう。それよりも問題は、オリンピック代表の二人が昨夜帰ってきたということ。早く帰っていれば、もっとコンディションは整えられたと思う。そういう状況にもかかわらず、二人ともよくやった。

今日はどうしても勝ちたかった。相手も同じ勝ち点だし、上へ行くためには落とすことができないゲーム。素直にうれしいし、次につながるゲームだったと思う。コンディション？　思ったよりも体は動けました。

しっかりセカンドボールを拾えたし、高い位置でボールを回すことができたと思う。個人的には意識してボールをチラシ、積極的にシュートを打っていこうと思っていた。前半は1本外してしまったけど、ゴールを決めることができてうれしい。羽生さんからのボールはGKに当たったけど、ちょうどうまくボクのところにきたし、体も動いてシュートへ持ち込むことができました。

今日は難しい試合だったがしっかりと守ることができた。ただ、大宮アルディージャは最後10分で攻めてきたが、すごく強いチームというわけでもないだけに、ここで気を緩めることなく、しっかりと戦いたい。ジョーレが負傷交代したが、（斎藤）大輔も同じような選手でしっかりと戦ってくれたので問題はなかった。

疲れはない。もちろん90分戦うつもりで試合に臨みました。試合中も途中で交代するつもりはまったくなかった。押された部分もあったけれど、ゴールが生まれて押し返すことができた。サーレスは左足で独特の雰囲気がある選手。最初はやりづらかったが、前線がしっかりとパスコースを限定してくれたので、しっかりと守ることができた。

久しぶりの実戦だったので自分でもどのぐらいやれるかわからなかったけれど、今日の戦いはまずまずだったと思う。さらに上げていけるように頑張ります。