5.23(水) 19:00 第6節
市原
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広島
広島ビッグアーチ
試合終了
HEADCOACH
まずはサンフレッチェ広島を祝福します。初の予選リーグ突破、おめでとうございます。
もう一つは、ジェフの選手たちが、今日のメンバーで100パーセント戦い、最後までしっかりとやれた。これはうちにとってすごくポジティブなことです。内容的にもサンフレッチェのほうが少しよかったし、1-0でサンフレッチェが勝ったということは妥当な結果だったのかもしれません。後半の一番いい時間帯にサンフレッチェが得点。少し運も手伝ったと思っている。逆に、私たちに運が味方するとは思っていなかった。実際には妥当な結果だと思う。
─── どういったゲームプランを考えていて、試合中にどのように変わっていったのかを教えてください。
プランというのは自分たちのチームだけではなく、対戦相手があるもので、その都度状況によって変わる。うちは今日の試合にかぎっては、引き分けでも予選を突破できる可能性があった。うちはすごくオフェンシブで攻撃的なチームだが、今日の試合に関しては、サンフレッチェにカウンターでやられないということを、今日いるメンバーでできるかぎり注意ぶかくやろうということだった。実際にはそういったプランで試合に臨んで、サンフレッチェは点を取った。そしてうちは失点した。そういった意味でサンフレッチェが成功したということだと思う。
サンフレッチェは引き分けではダメだといういう試合のわりには、そんなに前から攻めてはこなかった。やはりいつものスタイルを崩さずに引いて守ってカウンターという形を取っていた。ただ、結局点が入らずに、60分、70分を過ぎたあたりから攻撃に転じて、そこでしっかりと点を取った。
失点したあとにうちはチャンスを何度か作ったが、実際には先制点を取られたことで、うちにとってはストレスがたまってしまった。そういった試合になった。最後にいいますが、今日のメンバーであれだけの戦いができたということについて満足ではないということはない。
─── 引き分けでもいいということが、攻撃に悪影響を及ぼした可能性は?
実際には選手に引き分けでもいいとはいっていないし、先ほどは可能性の話をしただけで、ガンバが勝って、うちとサンフレッチェが引き分けたら、両方とも予選を突破できないというシチュエーションもあった。さきほど引き分けの話をしたのは、引き分けでも可能性があるのはうちだということ。引き分けではサンフレッチェに可能性はないということ。さらに、サンフレッチェはベストメンバーで、ホームでのゲームなので引き分けで満足ということはない。そういった意味でうちは勝ち急ぐゲームをする必要がないという説明をしたまでだ。
─── 決勝トーナメントに進出できなかったことについて。
もちろん残念だし、2連覇をしたあとの敗退なので非常に残念。ただ、ジェフが毎回、毎回ナビスコカップで勝てるのかといえばそうともいえない。実際に2連覇をする前には何度も予選落ちをしている。実際には一つの出来事だ。これからもリーグ戦は続く。そこに全力を尽くすだけだ。
相手が引いて守ってカウンター狙いだったということもあったし、こちらは無理に勝たなくてもいいという状況でもあったので、少し守備的な戦いになったが、1点を取られるまでは冷静に戦うことができたと思う。失点場面はいつものことだが、ボールの取られ方が悪かった。今日は初スタメンの伊藤とボランチを組むということで、伊藤は守備面でしんどそうで普通の試合よりも疲れていたと思う。それだけに、ビルドアップは自分が積極的にやれればと思ったが、もうちょっとその面ができればよかったと思う。
90分間集中し続けることはできたと思う。ディフェンス面ではしっかりと対応できた。今日の自分の役割は相手の早いカウンターを中盤でつぶせるかどうかだった。それに関してはある程度できたと思う。ただし、攻撃面ではもっとボールを引き出したり、ビルドアップの面で課題が残った。
シュートは打ったが、結果が出せなかった。裏でボールを受けることもできたが、そこから先が問題。もっと動き出しを鋭くしないといけない。また、ドリブルの面でも最後の1タッチがしっかり止められれば相手をかわせたが、そこができなかったので悔しい。
相手が決めるところを決め、こちらは決められなかった。それだけです。