8.15(水) 19:03 第20節
市原
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鹿島
県立カシマサッカースタジアム
試合終了
HEADCOACH
今日の試合で、ジェフはなぜ14、15位に甘んじているのか、そしてアントラーズが3位なのかわかったと思う。アントラーズはいつもよりいいプレーはできていなかった。逆にうちは何度もチャンスを作っていいプレーをしていた。ただ、勝ったのはアントラーズだった。
─── 勝敗を分けたのはどの部分だと分析しますか。
先ほどもいったが実際に勝ったのはアントラーズ。なぜかという点に関してはすべてに説明がつくとは限らない。ジェフは後半は確かにいいプレーをした。チャンスを作った。ボールも動かした。だけどいつもにくらべてとてもよかったわけではない。最終的にうちがゴールを奪ったのはオウンゴールだけなのだから、アントラーズは点が取れる、ジェフは点が取れないということ。そういったことを総合的に考えると選手の質の差だといえるかもしれない。
─── リードを奪ってから逆転されるまでの12分間が惜しまれる。守備面で混乱をきたしたのか?
自信を失っている。もっと思い切ってやればいいのに自信がないということもあって、ディフェンスラインをドンドン下げてしまい、それによって失点してしまった。そういったことを修正していくのは経験で、これから積み上げていかなければならない。いまは下位に低迷しているので自信を失っている。
─── 個人の質ではなく、チームの一体感が問題ではないか?
あなたがそう思っていて、そう説明したのでそれはあなたの意見です。私はそれについて話すつもりはありません。上位にいるチームのほうが、チームとしての一体感を出しやすいと思う。ガンバもレッズも当然一体感はあるだろうし、横浜FCに一体感があるといえばウソになるだろう。口でいうのは簡単だ。ただ、それですべてが決まっているとは思わない。一体感だけで点が取れるとは思わない。ゴールを決めるのは選手だ。最後のシュートを打つ選手に対してボールがつながる、そこまでが一体感だと思う。ジェフもチャンスまでは作れている。それは全員で作っている。最後のゴールが入らない。それが現状だ。チャンスは一体感で作れるが、ゴールは最後にシュートを打つ一人の選手の質だ。現状で個人技、最後で決めてくれる選手がいない。レイナウド、巻がこれからそういった選手になる可能性はある。そして、あなたの意見も興味深いと思う。
相手は日曜日に試合をして中2日だけに、後半になれば疲れが出てくると思っていた。なので、後半はより積極的にいこうと思っていた。チャンスはなくはない。それを決めることができないのが現実。もう1点入れば試合展開はどうなるかわからなかっただけにその1点が大事だった。相手の中盤が待っているような状態だったので、無理にうちの中盤が飛び出してボールを失うとカウンターになってしまうというやりづらい状況で、それに気をつかいすぎたとも思う。
試合はジェフのほうがいい内容だったが、結果はアントラーズの勝利だった。点を取ることができなかった。サポーターのためにも次の試合はいい結果を残したい。まずは結果だ。
前半はうまく機能しなかった。後半は盛り返すことができたが、それでも点を取ることができなかった。前半のアントラーズは強かったというのが正直な感想。相手のプレスの中でボールをつなげるはずだったのに、つながずに蹴ってしまった。アントラーズのセンターバックは高くて強いだけに、蹴ってしまっては勝機がない。後半のようなゲーム展開を前半からやっていきたかった。
よく戦っていたけれど、運もなかった。ジェフもチャンスを作っていたが、アントラーズは少ないチャンスでしっかりと決めてきた。ドリブルシュート? 公式戦から少し遠ざかっていたので今日はちょっときつかった。ドリブルシュートの場面も最後の瞬間に息切れしてしまい、少しだけ外れてしまった。次のチャンスは必ず決める。ジェフは悪くはない。ジュビロ戦は出場停止だが、チームとしていい結果を出せるはずだ。