7.13(日) 19:03 第16節
市原
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札幌
フクダ電子アリーナ
試合終了
HEADCOACH
サッカーはときに残酷なものです。最初にうちの立ち上がりとして悪いスタートとなってしまいました。
セットプレーで失点をしてしまい、このセットプレーというのは、与えてはならないフリーキックを与えてしまい、失点してしまいました。その後、少し立て直してプレーしていたが、やはり突破の動きが少なくなりました。後半に入り、新しい選手を入れて変化を起こしたが、それについてはできていたと思います。
しかし、中盤の後ろに入り込む動きもあったが、コンサドーレのゴールキーパーに何度も素晴らしいセーブを見せられてしまいました。失点については、悪い形で取られたものもありましたし、特に3失点目についてはオフサイドかそうでないかはわからないが、しっかりとそこについていかなかったというのがひとつ問題だった。
ポジティブな面としては、少し若い選手を入れることができ、いいプレーしてくれたことです。また、これからやっていかなければいけないことはしっかりとDFの組織立てをしていかなくてはいけない。今日のよう失点というのはあってはいけない。そういったことがないようにしなければいけない。ただ、選手達はやれるだけのことはやってくれたと思います。
─── 残留を争うチームに2試合連続でこのような敗戦をし、ショックが大きいと思うが。
今日の試合について、今日の負けは悪い負けでした。東京ヴェルディ戦について、以前にも話しましたが、非常に厳しい日程の中で戦ったこと、特に結果を見てわかると思いますが、ナビスコカップ準々決勝に進んだ8チームのうち5チームに関して前節は負けています。2チームが引き分け、勝ったのは鹿島アントラーズだけということで、そういったことからもわかりますが、日程的に非常に厳しいものがあったのではないでしょうか。ただ、今日の敗戦は悪かったと受け止めています。
しかし、フィットネスの点では落ちていたというわけではありません。後半もよく走っていました。ゲームを分析していただければ、見えてくると思います。コンサドーレのチャンスは正直、多くはなかったですが、それでも3点入ってしまいました。サッカーというものは時にこういったことがあります、少ないチャンスでもゴールが入ってしまいます。ショックを受けるということはありませんが、3点入ってしまったことは非常に残念です。ホームスタジアムで相手にこちらのホームのプレッシャーを与えたいというのはありましたが、それができなかったことについても残念でした。ビデオを見て改善していかなくてはいけないことは改善し、水曜の試合に臨みたいと思います。
─── 前半と後半で違うチームに見え、後半はみんな走っていたが前半はボールを見ている場面があったが。
最初に、前半はFWのふたりが離れてプレーしてしまっていました。そのことについてはハーフタイムにも話しました。早いパスまわしができずに、いい攻撃ができませんでした。しかし、後半はそれを伝えたこともあり、スペースを使って何度もこちらにいいチャンスを作れました。
─── 試合前に相手のセットプレーに気をつけるように注意したと思うが、2分でフリーキックを与えて失点した原因は。
言っていることはすごく正しいと思います。そういったことはこれからビデオを見ていき考えたいが、まだリプレイを見ていないのでコメントしづらい。試合前に話したことは、コンサドーレはセットプレーが非常に強いチームで、数多くのゴールをセットプレーから奪っています。そこは彼らの特長だということは理解していましたし、朝からそのような話はしていました。
選手一人ひとりが身をもってディフェンスしようと話していました。しかしどういう風にこちらがファウルをしたのか、ディフェンスが間違った位置にいた可能性もあったと思いますので、その点については後々見ていきたいと思います。
─── レイナウド選手も苔口選手もいい選手だが、日本代表でもある巻選手をベンチスタートにした理由は。
コンディションがそこまでよくなかったように思いました。これから2試合もしっかり見ながら決めていきたいと思います。時間があったらその後、練習を含めてみていきたいと思います。巻は代表チームにいて、うちの他の選手とフィットネスに差ができているかもしれません。4週間程離れていましたし、少しコンディション的に難しかったです。
負けてはいけない試合だった。ホームだし、戦わなければいけなかったし、アグレッシブにいかないといけなかった。サポーターが最後まであきらめずに、応援してくれただけに、もっと気持ちを出して戦い、自分を含め、選手はその声にこたえなければいけなかった。コンサドーレはセットプレーからの得点が多いのはわかっていたが、前半2分という注意しなければいけない時間帯での失点。こういった点は修正していかなければいけない。
早い時間帯に失点してしまったのが問題。立て直さなければならない後半、1点も取れず、逆に追加点を奪われてしまった。前半、ロングボールが多くなってしまったのは仕方がないが、後半、もう少し工夫していきたかった。
ボールをうまく引き出せなかった。動き出しをもっと早くしたかった。さらにコミュニケーションを高めなければいけないと痛感したし、もっと声を出していかないといボールが来ない。ペナルティエリアの外で回しているだけで相手にとって脅威を与えることができなかった。もっと相手のイヤがるところを狙って、常に意識してプレーしなければいけなかった。