7.20(日) 18:04 第18節
市原
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G大阪
フクダ電子アリーナ
試合終了
HEADCOACH
最初に前半ですが、うちがいい形で入ることができ、主導権をしっかりと握ることができました。素晴らしいパスができ、主導権を握ることができました。しかし、最後のパスというところでミスがあり、得点まで結びつけることができなかったことは残念。ただ、ガンバ大阪に対して、数多くのチャンスを作ることができ、ガンバの方がつらい場面があったと思います。
後半に入り、うちが下がってしまい、そこのスペースを使われてボールを持たれてしまいました。その点について、もう少しDFラインを上げてなくてはいけなかったと思います。
ラインが間のびしてしまったということで、巻が孤立してしまいました。それに対応するため、レイナウドを入れ、早めのサポートを狙っていきました。サイドの二人の選手の交代については、やはり前半よく動き、運動量が多かったので交代した。
失点については、ついていなかったと思いますが、最後のDFのラインで1列になってしまった。本当はカバーしてなくてはいけなかったのですが、一列になってしまい、そこをワン・ツーでうまく抜け出されてシュートまでいかれてしまいました。ただ、上位のチームであるガンバにうちの選手も最後までしっかり戦ってくれたと思います。パフォーマンスはよかった。最後のうちのチャンスですが(ボスナーのシュートが入ったもののその前のプレーがオフサイドの判定)、確認しましたが、確かにオフサイドだったと思う。
─── 前半、谷澤が右サイドからいい攻撃をしていたと思いますが、それは監督の作戦でしょうか。
現在の作戦についてはお話しできませんが、よい観察力ですね。ガンバは特に前半、うちに対してやりにくかったのではないかと思います。前半見ていただいた通り、ガンバがポジションを持ってうまくプレーできるということがあまりなかったと思います。また、うちも谷澤がうまくアタックにいっていました。ただ谷澤がボールを持った時に、走り込む選手が必要だったと思います。
ペナルティーエリアに走っていかなくては得点が生まれませんし、そこで迷っていてはゴールはできません。そういったギャンブルを冒していかないと、なかなかゲームには勝てないということがあったと思います。谷澤について、パフォーマンス的に素晴らしいものだったと思います。
─── すごくよく守っていたが、後半3バック気味にして、それでガンバにサイドを支配されたのでは?
いいえ、その意見には同意できません。DFに重点を置いていたわけではなく、見ていただいたように、前半攻撃もうまくできていたと思います。うちの戦術についてはお話しするつもりはありませんが、ただ、後半の問題として、うちが引き過ぎて相手にボールをキープする時間を与えすぎたということです。そういったことで押し上げられなくなり、谷澤や根本が下がったりしてDFに追い回される時間がありました。
そして相手に自由な時間を与え過ぎてしまい、サイドにレイナウドを入れて工藤をずらしたり、苔口を入れました。後半について戦術を変えたつもりはありません。最初前半、相手に真ん中を使って攻撃される場面がありましたが、その時はタッチラインにいってすぐに修正できていたのではないでしょうか。
ただ、やはりボールを持った時にもっと走るべきだという話はしました。ネガティブな点がいくつか出てきましたが、そういった点よりも、違うところも見ていかなくてはいけません。前半7分、うちは素晴らしいプレーをしていましたし、ガンバには代表選手やブラジル人選手、素晴らしい二人のFWの選手がいる中で、そういった選手が前半ほとんどシュートを打てなかった。失点したことは残念だが、こういったことをポジティブに捉えたい。もっとゴール前でギャンブルできるようにしていきたいですが、全てポジティブに考えていきたい。
─── 今日の試合では谷澤と根本が重要な仕事をしたが、どのように評価するか。
素晴らしい仕事をしたということは、同意します。彼らは私たちのやってほしいことを、自分たちで考えてやってくれました。
前半はそれなりに戦えたが、後半になってディフェンスラインが下がってしまい、相手がいろいろな手を打ってきたことにより、対応できない部分があった。それでも守備面では何とか失点せずに耐えることができていたが、ロスタイムの失点。非常にもったいないし、してはいけない失点。ビデオを確認して、二度と起きないように修正したい。残り16試合、諦めていない。勝ち点を積み重ね、まずは最下位を脱出し、残留できるようにこれからまた頑張りたい。
惜しいとか、あと少しだったとかいっても意味がない。勝てなかった。それがすべて。勝ち点3を取ることしか考えてなかったので。もちろん、失点の場面の反省点もあるが、点を取るときにしっかりと取れなかったことが問題。
最後の失点場面の山崎選手のシュートは自分としてはさわっていたし、何とか取りたかっただけに本当に悔しい。あの時間帯は絶対に失点してはいけない。どんなことをしても止めなければいけなかった。申し訳ない。後半はディフェンスラインが下がってしまい、中盤も苦しい状況に陥ったし、僕もうまく飛び出すことができなくなってしまった。ラインを上げる声を自分がもっと出さないといけないと反省しています。
前半はいい感じでサイドチェンジや攻撃ができていたが、後半に入って、ガンバに押し込まれ、ディフェンスラインが低くなってしまった。そこから何とか展開しようとしても、うまく形が作れなかった。90分を通して、もう少しいいサッカーができればと思う。