10.18(土) 16:03 第29節
市原
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新潟
フクダ電子アリーナ
試合終了
HEADCOACH
今日の試合を振り返り、前半については効果的なサッカーができなかったと思います。勝つためのレベルには達していなかった。アルビレックスはサイドチェンジとカウンターアタックがいいチームだとわかっていました。ただ、負けなかったことは大きいと思います。
先ほどもいいましたが、うちは勝つだけのレベルには達していなかったですが、そのなかで勝ち点1を取り、ほかの下にいるチームに対し、1ポイント加算できたことはよかったと思います。
今日のパフォーマンスがよくなかっといいましたが、これから先5試合、もっとパフォーマンスを上げていかなければいけない。また、無失点に抑えられたことはよかった。岡本がいいセーブを何本かしてくれましたし、アルビレックスが何本かチャンスを外したこともあり、何とか無失点で終えることができました。
最初にもいいましたが今日の試合はよいレベルに達することができなかったと感じています。
─── 連勝していた何試合かに比べると選手からがむしゃらさ、必死さが見られなかったように思いますが。
がむしゃらというよりも、今日の試合でうちはしっかりとパスをつなげない、前への動き出しが足りない、という点で悪かったと捉えています。
アルビレックスは深く守ってそこからカウンターを入れてくるというチームで、そこに対してしっかりうちのレベルを出せなかった。うちのチームに関して、パスを下げたり、パスを横につなぎ、時間をかけてしまうということが何回もあった。そしてそのあとにスペースがないところにロングボールを入れて、簡単にボールを奪われる場面がありました。うちが攻撃に転じた時も、相手にしっかり守られてカウンターをくらうことが何度もありました。
後半、終盤には少しうちのレベルがよくなりいいプレーができましたが、全般的に見て、今日勝つレベルに達していなかったと思います。
レッズ、グランパス、アントラーズ戦を見てもわかるように、これらの試合では突破の動きが非常にあったと思います。しかし今日の試合を振り返ると、そのような動きが非常に少なかった。そういった動きで相手にダメージを与えられるが、そこができなかった。パスは横で回しているよりもどれだけ前に出せるか。繰り返しになりますが、そういった突破の動きがなければ勝つことは難しいのではないのでしょうか。
今までは勝たないと降格という位置にいましたが、今は勝たなくても降格はしないということでメンタル的な影響は。
やはりリーグ最下位にいる時とプレッシャーが違ってきます。今とまったく違うプレッシャーがかかっていたと思います。そういった、今かかっている勝たなくてはいけないというプレッシャーをしっかりとうちがコントロールしなければいけない。
ヨーロッパの強いチームはそういったプレッシャーをしっかりコントロールできますし、絶対に勝たなければいけない中で、しっかりと勝っていかなければいけません。プレッシャーの中で、しっかりとボールをとってパスを回して突破の動きができなければいけませんが、今日はそういった動きが少なかったと思います。
後半に入って新居が入り、右サイドから少しそういった動きを作っていましたが、試合としてはがっかりしています。10日間のブレイクがあり、その中でアルビレックスのパターンはしっかり練習してきたのですが。
勝ち点はひとつ増えましたが順位はひとつ落ちて15位。今のチームがおかれている状況をどう見ているか。まだうちは降格の危機から抜けたとはいっていません。そういった危機にあることはいつも思っています。J1に残るのは目標ですし、選手たちも前にいた順位から上がってきたことを見ればそこは褒めてあげられる点です。
しかし、まだ危機の中にありますし、シーズンの終盤まで続いていくと思います。うちが5連勝しているときも自分たちが浮かれていたわけではありませんし、自分たちがファンタスティックなチームだと思ったことは一度もありません。
アルビレックスにブロックを作られて、自分たちのリズムでサッカーができなかった。耐える時間はしっかりと耐えて、チャンスが来るのを待つ。そういった気持ちでプレーしていた。連勝は5でストップしてしまったが、下を向かず、次に向けてしっかりと戦っていきたい。
シーズンを通せば、こういった苦しい試合は絶対にある。勢いだけでは勝てないということを今日の試合で教えられた。今まで5連勝していたのは、勢いもあったが、勝つために何をするべきかを理解したうえでしっかりとプレーし、結果を出していた。今日はそういったところがところどころでできていなかった。チームのためを考えたプレーが、もう少し個々でできたはず。ミスも多かった。負け試合だったかもしれない。そこを引き分けたということをプラスに考えて、また次に向けて戦っていきたい。攻撃でなかなか相手を崩すことができなかったので、練習を通してその部分を改善し、コンディションを上げていきたい。
ギリギリのところで防いだ場面もあった。相手のやりたいようにやらせてしまったところがあった。相手がサイド攻撃とカウンターでくるのはわかっていたが、オーバーラップしてきたとき、2、3人攻撃に絡んできたときにどう守るかがあいまいになってしまっていた。自分もできるだけまん中にいたかったけれど、坂本さんのサポートしにいったほうがよかったのかもと思いました。試合内容は反省すべきことばかりですが、勝ち点1取れた。悪い試合でも負けなかったことは次につながる。残り6試合のうちの1試合。最終節が終わったときに残留していることが大事。次に向けてまた頑張ります。
思うようにボールに触ることができず、うまく攻撃面で力を出すことができなくて申し訳ないです。最初は失点することを恐れてチーム全体としてうまく攻撃することができなかった。