11.23(日) 16:03 第32節
市原
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横浜FM
フクダ電子アリーナ
試合終了
HEADCOACH
まず、現在のサッカーにおいてはパスをつなぐことができなければ、しっかり勝てないということがあると思います。最初の75分間ですが、攻撃の面でしっかりとできず形が作れなかったと思います。終盤の15分は選手を代えて少し攻撃ができましたが、そこからゴールを得ることはできませんでした。
また、マリノスはカウンターアタックが強いチームだと分かっていましたが、そこから2失点してしまいました。ウチの選手たちがボールを失ってからすぐポジションに戻れなかったために、カウンターアタックを仕掛けられてしまいました。
やはり今日の試合においてはウチに流れはなく、勝ちに値するプレーができなかったと思います。
─── 2試合を残して勝ち点が思わしくないが、選手たちにはどのように試合に臨ませるか。
同じ態度で2試合に臨んで勝つということを考えるだけです。
マリノスの強みはボールを失ってすぐプレスをかける、特に相手のゾーンでプレスをかけることが強いというのは分かっていました。また、そこでボールを奪いペナルティエリアにどんどん侵入していくことができるチームというのも分かっていました。VTRを見ていただければ分かると思いますが、数多くのボールをウチのゾーンで取られていました。ウチがボールを持ってもすぐ奪われる、持ってもすぐ相手に与えてしまうということの繰り返しになってしまいました。今日の試合の中でのパスはよくなかったと思っています。
─── 5連勝しているときはパスを失ってもすぐ取りに行くことができたが、なぜ今日はできなかったのか。
ウチはアントラーズ、グランパス、レッズに勝ちましたが、この3チームは攻撃的なチームですね。攻撃的なチームに対して、ウチがボールを取ってカウンターという形で勝つことができたと思います。ウチが攻め込まれてうちがカウンターという形で勝てました。
しかし、コンサドーレ札幌には3失点、今日のマリノスにも3失点しました。フロンターレにも負けました。アルビレックスとは引き分けでしたが、流れでは相手が勝ちに値するプレーをしていたと思います。これらのチームは下がってカウンターを仕掛けるチームです。そういったことで、ウチはカウンターを仕掛けられてゴールを失ってしまいました。
今年にしろ来年にしろ、これからもっとウチが成長していかなければいけないのは、ゲームの中でのパスの組み立て、どのように組み立てたらいいのかという点です。そして、周りの選手に対しての動きです。そういったものがなくてはいけないと思います。今日の試合では足りていなかったものだと思っています。
さらに、残留したいという気持ちをもっと出さなければいけない。もしかすると、選手たちはナーバスになっていたのかもしれません。もし、今日の試合でウチのマンオブザマッチを決めるとしたら、そこに選べるような選手はいなかったと思います。
マリノスについてはいい選手がいますし、ボールを持ってそこからパスをできるという選手がいましたね。そういった選手がうまくゲームをコントロールしていたと思います。
─── ブラジル人二人をベンチスタートにしたのは、後半に勝負をかけるためか。
レイナウドは少し前にケガをしていて、10日間ほどチームを離れていました。そして、今週の木曜日に合流したということがあって、そういった判断を下しました。ミシェウに関しては、自分の選手選択の中で決めたこと。今日出たメンバーでウチが勝てると思っていましたので、そういった選択をしました。
自分のサッカーの哲学としては、ゲームの最初の5分間で決める。自分たちがやらなければいけないことをしっかりやっておく。そうしなければ後悔が残るだけです。
細かい状況というより、戦う気持ちを出し切っているかどうか。残り2戦はそこに尽きる。気持ちを切り替えて、残り2試合に臨みたい。
先制点を奪われたあとの戦い方が問題。その後、気持ちの面での立て直しが必要だった。前半からうまくいってなかったが、それでも失点しないで折り返すことができたので、何とか勝利に結び付けたかったが……。たったの8分間に3失点というのは、相手がすごかったというよりも、自分たちに原因があるもの。そこをしっかりと修正し、残り2試合に臨みたい。2連勝すれば必ず道は開けるはずだ。
前半はプレスもかかっていたし、守備はまずまずだった。ただ、1失点したあと、2点目を取られるまではあまりにも短かった。あそこでしっかりと耐えられるようにならなければいけない。次の試合に向けて、気持を切り替えて、必ず勝てるようにしっかりと準備したい。
個人的にはシュートチャンスがあったが、少し力が入りすぎて、決めることができなかった。また、もう少し攻撃に絡むことができればよかったが、うまくいかなかった。