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2008 SEASON MATCHES試合日程・結果

SEASON

12.6(土) 14:34 J LEAGUE DIVISION1 第34節

ジェフユナイテッド千葉

市原

4-2
0前 半1
4後 半1
FC東京

F東京

フクダ電子アリーナ

試合終了

HEADCOACH

アレックス ミラー監 督

まず、試合の入り方はよかったと思います。最初から戦えることができましたし、ボールをとってカウンターというのがしっかりできていました。しかし、ボールを取った後のラストパスがしっかりとできず、そのためチームがよく機能しなかったことがありました。そのことにつきましてはハーフタイムに「修正しよう」と話しました。

失点につきましてはCKから悪い失点でした。マークについている選手がヘディングを打たれた。しっかりとつけていなかった。悪い失点をしてしまったと思います。

後半に入り、ショートコーナーでやろうと話していましたが、そこで出すのが遅れて相手に読まれてボールを失ってしまったり、そしてカウンターアタックをくらって失点してしまいました。

その後。うちの得点シーンですが、いいゴールを奪うことができました。非常にいい時間帯で取れたと思います。そして、もう1点取れれば絶対に勝てると信じていましたし、終盤にきましてうちの選手のフィットネスは素晴らしかったと思います。今日落ちた可能性もありましたが、選手がすべてを出し切って戦ってくれたと思います。

私が就任し、スタートからほとんどチームは変わっていない中で、そこから上に上がったというのは、やはり選手が全力を尽くしてくれたからだと思います。私が来てから1試合で1.65ポイントくらい平均して取っていますが、やはり最下位から上がってきたチームとしては、そこからよく立て直したと思います。

先ほど、選手に話していたことは、今日はこのことについて喜んでほしい。しかし、明日からは喜んではいけない。こういうことは僕らの成功ではないし、私の成功はリーグ優勝すること。私の中でそれが成功だと思っています。

─── 非常にドラマティックな内容、結果だが、0-2の時にこういう結果を予想できたか。

こういったことが予想できるなら、私は今ごろバハマなど、どこか他の所に行っています。2-0でリードされてはいたが、主導権はそこまで持たれていなかった。ポジション的にもはうちのほうが持てていたと思いました。ただ、最後のボールの使い方が悪かったですね。そこでもっと中に入っていく選手が必要だったと思います。レイナウドが一度素晴らしいボールをゴール前に上げましたが、そこを決めることができませんでした。私としては、誰かを入れて合わせるようにしなければいけなかった。そして、私は2-2になったとき、この試合を勝てると思いました。

─── PKの時に蹴るのは見ていましたか。

レイナウドが蹴るのは見ていました。(げんをかついで)同じパンツをはいたり同じジャケットを着たりする人もいますよね。そういったことをやる人もいますが、それでプレーしているわけではないですし、ピッチに出たら仕事をしなければいけませんから。

─── このような結果は「ドラマティック」以上のものだと思うが、それを他の表現でいうと。

質問からそれるかもしれませんが、今日の試合は私の中で大きな判断を下しました。監督業というのはそういった判断を下したりしてお金をもらっている仕事です。まず、キャプテンとGKと谷澤を代えました。そういった大きな判断を下していかなければいけません。例えば2失点したとき、仕事ができる選手を入れようということでまた代えました。私としては、やらなければいけないことはうまく選手をガイドしてあげることです。対戦相手についてですが、いつも4、5回試合を見て戦術をまず理解し、うちのチームがどのような戦術でいけばいいのか、相手の強みは何なのか、ということを考えながらやっています。例えば、今日は9番の選手が左サイドに張っていましたが、突破の動きがいいのがわかっていました。それに対してうちがしっかり止めていたと思います。なぜならうちが少し下がってDFすることをよくできていましたから。もし今日負けていたとしたら、なぜキャプテンを代えたのかという話が出てくるかもしれません。東美は英語が理解でき私の声を伝えてくれる選手ですが、今日外した理由としては、ここ数試合のパフォーマンスがよくなかったことです。

数試合見ていただければわかりますが3失点、3失点してしまっている。そういったことで外しました。谷澤についても同じで、パフォーマンスがよくなかったので外しましたが、もし今日のようなパフォーマンスが毎回できるようなら必ずスタメンで出ていたと思います。

─── 日本でどんなことを学びましたか。

まず違うことはたくさんあります。イングランドにはジェラードもいますし、ギャラガーもいます。そういった選手がいますのでコーチングも違ってくると思います。そして、日本人の選手につきまして、すごくいいものがあると思います。そして、「いつも練習したい」という気持ちをもっている。もし、右でおこっていることを左でやれといってもそのままできます。うちのチームについてですが、守備の面で少し見ていかなければいけないと思います。2試合で6失点、3試合で8失点しました。敵の弱点をつくことは大事ですし、終盤になってしっかりとボールを支配することを学んでいかなければいけないと思います。

─── 来シーズンのポイントはなんでしょうか。

今試合が終わって、私の寿命が10年縮んだ状況です。来年のことはまだ考えていません。まず、チームのスタンダードを上げなければいけません。センチメンタルになることが必要なのではなく、選手たちは自分の責任を一つひとつ遂行しなければいけない。与えられた仕事をしっかりとやらなければいけない。全員が全員、試合に出られるチームにしていかなければいけない。試合に出たいという気持ちを出してくれなければいけない。違ったスタイルの選手を深く見ていかなければいけないと思います。

─── 今シーズン指揮をとられて、サッカーを怖いと思うか難しいと思うか、あるいは面白いと思うか。

来年についてはしっかりとスタートできると思います。11試合で2ポイントということがないようにできると思います。

谷澤 達也MF 16

途中出場という悔しさもあり、出番があれば絶対にやってやるという気持ちだった。試合に出たときは、2点ビハインドの状況だったけれど、負ける、勝つというよりも、とにかくまず1点取ること。点を取らないと始まらないと思っていた。時間があったので、1点を取れば何とかなると思っていた。今日はホームで、本当によかったと思う。苦しい1年だったけれど、サポーターに支えられたシーズンでした。来シーズンはもっといいサッカーをして、サポーターにも楽しんでもらいたい。

青木 良太DF 31

チーム一丸となって勝ち点3をゲットできた。途中から出てきた選手が流れを作ってくれ、サポーターの人たちが後押しをしてくれた。2点リードされて非常に苦しかったし、自分のヘディングのマークからの失点というのもあった。それでも、後半、やれるとみんなが思っていた。その思いが勝利につながったのだと思う。谷澤がやってくれました。

坂本 將貴MF 2

いつも以上にやらなければいけないという気持ちを持って試合に臨んだ。サポーターの人たちがみんな“信じています”と言ってくれたので、最後まで戦えた。1点を返す前からリズムがよくなっていたので、何か起こせると思っていた。残留できて本当によかった。応援、ありがとうございました。

工藤 浩平MF 7

本当に残留できてよかった。苦しい戦いだったけれど、1点取れば何とかなると思っていた。勝たなければいけないという状況。やることがハッキリしていたのがよかった。

下村 東美MF 6

0-2になったときは、アップしながら涙が出てきました。アップで涙を流したのなんて人生で初めての出来事だった。それぐらい本当に苦しかった。それでも、自分の出番はどこかのタイミングであると思っていたし、何が起こるかわからない。勝利を信じていたし、1秒でもいいからピッチに立ちたいと思っていた。ベンチスタートの件に関しては、監督とも話をしたが、ここ数試合パフォーマンスがなかなか上がっていないといわれ、自分でもそう感じていたし、連勝が途切れたのを境に、自分のよさがなかなか出せずにいたので、監督の判断は正しかったと思う。ベンチスタートでもできることはある。それをやり抜きました。選手に硬さはなかったと思うが、怖さがあった。もう少しアグレッシブにいけた部分があったと思う。この順位でプレーするチームの宿命。難しいところだった。入るときは、リードを守るのが自分の役割だと思っていた。勝って、なんぼだったし、勝てば何か起きると思っていた。残留を決めることができて本当によかった。

櫛野 亮GK 17

大一番にきての先発出場。実は緊張してました。アップしだしたら、いい緊張感に変わってよかったです。2失点。本当に苦しかった。自分で防ぐことができた失点だったし、このまま負けたら自分のせいだと思っていた。最高の仲間たちが助けてくれてよかった。みんながゴールを奪ってくれると信じていたし、何とかしてくれると思っていた。タツ(新居)が入ってから流れが変わったし、やれると思っていた。残留が決まった瞬間、これで解放されると思った。また、1部で戦えると思った。個人的にはよくも悪くも自分が出た試合だったと思う。これまで自分ができなかったプレーが出来ている部分もあるし、これから経験というか、どんどん成長していきたい。