5.2(土) 16:03 第9節
市原
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鹿島
フクダ電子アリーナ
試合終了
HEADCOACH
ファンにとっては見ていい試合だったと思うが、コーチにとってはいい試合ではなかった。
チーム全体として全力で非常にいいプレーをしたが、少しの質の差が試合の勝敗を分けた。
2失点について非常に残念。1点目はうちの選手がDFに5、6人戻ってくる状況で、誰もマークについていなかったペナルティスポットにいる選手にボールが渡ってしまい、そこで失点するという悪い失点の仕方をしてしまった。
2点目は守備で少し集中が切れた面があった。これはいらないPKを与えてしまったし、ボールはボスナーがそのままいけば普通に取っていたかもしれないが、青木良太が相手をおさえてしまいPKという形で2失点目喫した。
後半について、相手がいいカウンターを入れていました。GKがとってから早くボールを出してカウンターアタックをするということは自分たちでもわかっていたが、そのなかで私たちのセットプレーでボールを入れる質が悪かった。やはり現代のサッカーでは、ボールを入れる質は大事だ。
─── 前半、何度か相手ゴールに迫るいい攻撃がいくつかあったが、試合前にやろうとしていたことでできたと感じられたことは。
ゴールを決めようということをプランしていたが、今日の試合の中で一番重要なのは100パーセント出し切ったこと。そして相手にしっかりプレッシャーかけにいくこともできた。鹿島アントラーズはいい選手がいるし、そういったプレッシャーの中でいいポジショニングが取れる選手がいた。そして前半、8番(野沢)と10番(本山)のポジショニングが非常につかみにくく、うちの中盤ラインのうしろ側でうまくポジションを取られてそこからボールを組み立てられてしまった。
そして34番(大迫)は中盤がプレーできるスペースを作っていた。大迫に関しては、若くタレント性のある、ゲームインテリジェンスがあるいい選手だ。アントラーズのやってくることはサイドチェンジだということは、自分たちの頭の中に入れて戦っていた。その中で一度サイドチェンジで起点になった場面については、うちの右バックのエリアの裏をサイドチェンジからつかれてしまい、右バックがそこで集中切らしていたからそこで危険な面があった。
後半に関しては相手にそこまでいいチャンスを与えなかったし、うちがチャンスで決めていれば少しゲームが違っていたかもしれない。そしてアントラーズはラスト10分、カウンターをしかけても、うちが攻め込んでアントラーズがカウンターという形があったがうちはボールを入れようとした時にそこまで質のいいボールが入っていかなかった。
うちはしっかりとアントラーズに向かっていけたし、アントラーズは非常にいいレベルで戦っていた。
ジェフはもっと出来ると思う。どうしても、相手が上位チームということで、ボールを受ける怖がってしまう傾向があるけれど、もっとつないでいきたい。みんな、あれだけ走っているので、パス1本で終わってしまうのはもったいない。自信を持ってボールを受けて回すということを今後はもっとやっていきたい。
一番は先に失点してしまうことが問題。悪くても前半は0-0で折り返していかないと、厳しい試合になる。今日も個人的にゴールチャンスがあったのに決め切れなかった。あれは決めないといけない。前半、もう少しボールをつながないと苦しい戦いになる。もう少し、みんなで意識をかえていきたい。
点を取らないといけない。僕自身、責任を感じています。次に向けて頑張ります。