10.3(土) 15:34 第28節
市原
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浦和
埼玉スタジアム2002
試合終了
HEADCOACH
得点の場面は、分析し、スカウンティングしたとおりの形だった。そのあと、すぐに失点したことも課題だが、その後に何回かあったチャンスを決められなかったのが問題。最後の質、パスの質、スルーパス、クロス、そういうところの少しの差が、レッズとはあった。最後の勝負どころで、リスタートから失点するという部分も含めて課題だし、最後の15分、太田やネットを投入したが、そこでもう一つ、押し返せなかった。まだまだ、厳しい課題が残ったというゲームだった。
─── 得点できたのは、スカウティングどおりということでしたが、具体的にお願いします。
レッズは前に人をかける分、レッズと対戦するチームはどこも、そこを狙っていくと思う。何試合か見ても、そういう形になっていた。レッズはホームで、このたくさんのサポーターの前でいいゲームをするというのがプロフェッショナルなところだと思うし、お客さんを喜ばせるというところだと思うけれど、逆に、我々はそういう心理も含めて、点を取る形が出来た。そのあとの何度かのチャンスで、精度が悪く、シュートまでいかずに終わったしまったのが課題。
─── 交代についてですが、今日、相手に一番脅威を与えていたのは、深井選手と工藤選手だと思います。その二人を交代した意図をお願いします。
深井はウオーミングアップのときに、右のモモの前を痛めてしまって、いけるところまでいくという状態だった。本当は、私も長く使いたかったが、どうしても代えなければいけないという、苦渋の選択になった。工藤に関しては、点を取りにいくしかないので、相手に少しでも脅威のあるネットを残した。その選択肢も、もう少し早いタイミングで入れたかったが、足がつっている選手が何人かいたので、状況を見ながらの交代になってしまった。正直いうと、深井のケガというのは、試合を分けてしまった部分にもつながるかもしれない。
─── 残り6試合で勝ち点8ポイント差。今の現状をどう考えていますか、そして、追いつくために、何をすればいいと考えていますか。
現状に関して、選手に、アウェイの地にこれだけ黄色いサポーターが来て、最後まで応援してくれていることにたいして、しっかりと感謝しようと、感謝なくして、我々はピッチに立てないという話をしてきた。いま一度、一体感という部分を強調して、最後まであきらめずに、可能性がある限り戦うこと。あとは、勝ち数を考えて何をしなければいけないということは、私自身がやれることは、今やっているサッカーを継続してやるだけだと思っている。変にぶれて、違う策を練るのはよくない。私が監督に就任して、最初から継続して上乗せするという強い意志でやってきているので、それを貫き通すことが、何パーセントかの可能性をこちらに引き寄せるカギだと思っている。選手にもそれを信じてもらいやっていきたい。アウェイでも、ボクらがおかれている状況は勝ち点3を取るというサッカーをしなければいけない。当然、今日のような力関係であれば、ボールを持たれてしまうことになるが、常に相手のスキを狙ってゴールを狙う姿勢を崩さないようにしたい。逆に、こちらがボールを動かせるような状況の試合になったら、しっかりボールを動かしながら、うすいところ、うすいところをつく、なおかつ精度を高める、なおかつ、スピードを上げる。そこにかかってくると思う。これまでやってきた部分のトレーニングをもう一度、精度を上げてやっていくこと以外に考えられません。
先制点を取ることが出来たし、前半に関しては悪くない出来だったと思う。でも、現在は、そんなことをいっている場合ではない。勝つしかないので、勝てなくて非常に悔しい。先制点を取ることが出来たけれど、1点で勝つのは難しい状況。早い時間帯に2点目、3点目を取りたかったが、それが出来ず、逆に相手に同点に追いつかれてしまった。攻撃面では少しずついい面が出てきている。これを続けていきたい。ケガに関しては、正直、90分出場するのは厳しい状況だった。
個人的には久しぶりの試合だったので、立ち上がりは集中力を欠いたプレーをしてしまった。それでも、落ち着いたころから、持ち味を出せたと思います。チーム全体のことを考えれば、後半、押し込まれた部分あったが、相手が仕掛けてきてときに、うまくボールを取ることが出来たときもあった。前につなげて、いいカウンターになりそうなシーンがあったが、そこでつながらなかったのがもったいなかった。
悔しい試合だった。前半は悪くなかったと思う。ただ、後半になって押し込まれて回されすぎた。クリアして、高いボールからプレスをかける、つなげるときはつないで、しっかりと自分たちのボールにしてキープできればいいが、それができなかった。今日の試合では、もっとキープするところでキープしなければいけないと痛感した。理解はしていても、なかなかできなかった。
途中から入ったので、まずは流れを変えたかったがそれができなかった。サイドをつきたかったけれど、そういう展開にならず、自分としても非常にはがゆいゲームになってしまった。シンプルに裏へ蹴るだけでも厳しいし、自分が入ったときに、相手もサイドのスペースを埋めてきたので難しい部分があった。それでも、何とかしたかったし、しなければいけなかった。守備の時間が多く、厳しかった。今日、チームのために、力を出したいと準備してきただけに悔しい。みんなとも話したけれど残り6試合ある。最後まであきらめず、戦い抜くことが大事。強い気持ちを持って、応援してくれるサポーターもいる。チームのために戦いたい。最後まであきらめずに戦い抜きます。
カウンターからチャンスを作れていたし、ピンチはあったが、前半は守備もそれほど悪くなく、勝ち点3を取るサッカーをしていた。前半のゴールの場面もよかったし、狙いどおりの形だったが、セットプレーから失点してしまったのが課題。後半、だいぶ押し込まれてしまった。高い位置でボールを取れなかったのが問題だし、後半、シュートまでいってないので、その形をもっと作っていきたい。