11.15(日) 13:00 第4節
市原
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岐阜
熊谷運動公園陸上競技場
試合終了
HEADCOACH
最初のチャンスを決められないところにまずは問題があるというのと、正直、選手のメンタル的な部分をうまく1週間で変えられなかったというのが、今日のゲーム内容の乏しさにつながってしまったと思います。
Qメンタルの部分を変えられなかったというのは、具体的にどのように感じましたか?
先週、J2に降格したということを選手としっかりと受け止めて、残りの試合をプロとしての自覚を持って戦おうという話をし、1週間戦ってきたが、一人ひとり、プロとしての契約等があり、いろいろな部分が当然あると思うので、その部分をしっかりと試合に集中させることができなかったというのが、ボクの未熟さが出たし、選手もハッキリとした動きが出なかったと感じました。
─── J2に降格して、再建する道はイバラの道では?
当然、今日の相手がJ2の岐阜だという部分もそうだが、これはまた違った大会の一発勝負のゲームですから、当然、違った意味での部分はあります。チームを立て直して、来シーズンにむけてJ2から1年でJ1に上がるという意味ではいろいろやらなければいけない、ピッチ上以外のところでもやらなければいけないと思っています。ただ、ボクがやるかどうかもわからないし、今日のようなゲームをしていたら、ボクがやる資格はないと思います。いろいろな意味でクラブが考えて、一つひとつ、ピッチ上とピッチの外、いろいろクラブを編成するにあたって、やっていかなければいけないことはたくさんあると思います。
─── メンタリティの話をしましたが、メンタリティがキッチリとしていて、練習の成果が出せれば勝てたということですか?
一発勝負ですからわからない。先ほどもいったように、天皇杯というのは一発勝負でたとえば、レアル・マドリードが4部のチームに負けるということが、スペインの国王杯でもあると思いますし、浦和レッズも天皇杯2回戦で敗れたという例もありますので、こればっかりはなんともいえませんが、これをやらなければいけないのがボクの仕事。そこをしっかりとコントロールできなかったのが、ボクが出来なかったことです。
─── メンタルを含め、選手たちのパフォーマンスは普段よりも落ちていたのでしょうか。
パフォーマンス的にはそんなに変わってないと思います。戦う姿勢ヤ、岐阜のほうが何とか勝ちたという思いが最後まで止まらず走れていたというのは事実。我々がそれを受けて立ったという部分のメンタリティのところはありました。それは試合に顕著に出ていたなと思います。
─── J2の11位のチームと戦ってみて、ジェフの現在のレベルをどう考えていますか。
現在のレベルは、普通に我々が戦えればしっかりとしたゲームになると思いますが、今を含めてのメンタリティの部分は、選手はここが一番大きいので、その部分は取りのぞけない部分なんです。スポーツの世界というのは、ボクは7割、8割はメンタリティの部分が締めていると思うので一概にはいえないと思います。ただ、ボクらにつきつけられた課題というのは、しっかりとした戦力を整えないと、J2でも簡単に1年で1部に上がるということは口には出せないんじゃないかというのは、戦う前から、落ちたときからわかっていたことなので、それはしっかりと受け止めて、何回も繰り返すようですが、ピッチの外の部分では、ちゃんとそういうものを作り上げていかないと、1年で復帰ということにはつながらないと思っています。
─── J2のチームにしっかりとした力のある選手を集めるのは難しいと思いますが。
それを手がけるしかないと思っていますが、まだなんともいえないです。クラブとしてはリストアップして動いていると思いますし、もう一つは外国人の柱をしっかりと作るというのは我々の大きな課題だと思っています。
─── 最後のサポーターのブーイングをどのような気持ちで受け止めましたか。
ボク自身がしっかりと受け止めて、残りの3試合をしっかりとプロとして、ピッチ上に選手を送りださなければいけないと思いましたし、あのブーイングはボクたちにとっては大切なことで、ジェフのサポーターがブーイングするということはほとんどないのですが、しっかりと受け止めて、残りの3試合、死ぬ気になってトレーニングからやるしかないと思っています。
ミスが多く自分たちのサッカーができなかった。前半ロスタイムの絶対に集中しなければならない時間帯での失点は情けない気持ち。ああいったサッカーをしていてはダメ。リーグ戦残り3試合、もっとしっかりとした、そして、来年につながるサッカーをしていきます。
負けてしまいすごく悔しいです。セットプレーが大事ということも分かっていたのですが、そこから失点してしまったのも反省すべき点。思ったよりも、相手はロングボールで攻めてきた。セカンドボールをうまく拾えない時間帯があった。最初にあったチャンスを決められなかったのも問題。反省ばかりの試合です。
失点場面は、前半ロスタイムという時間帯で、絶対に注意しなければいけないシーンだったが、相手が触ったのではないかと考えている選手もいて、守備に集中できていなかった。そこはもうプレーが始まるから集中するようにと自分がもっと伝えなければいけなかった。ラインが間延びしてしまった部分があり、もう少し高く保つように、うまくコントロールできればよかったのですが……。また、攻撃面では最初のチャンスチャンスを決めていれば展開も変わったはず。そういった意味では反省だらけの試合です。リーグ戦残り3試合に向けて頑張ります。