TOP TEAM選手・試合情報

2010 SEASON MATCHES試合日程・結果

3.28(日) 16:03 J LEAGUE DIVISION2 第4節

ジェフユナイテッド千葉

千葉

2-1
0前 半0
2後 半1
ザスパ草津

草津

フクダ電子アリーナ

試合終了

HEADCOACH

江尻 篤彦監 督

見ての通り、J2の厳しさを教えられたという印象です。草津がひたむきにチームで戦ったのに対して、我々は少し慌ててしまいました。前半は狭いエリアの打開が中央にいきすぎてしまい、それを奪われ左右に逃げられてしまいました。真ん中への突破が多すぎてしまい、今日は倉田とアレックスが中央のネットの付近にいすぎてしまい、ボールが動くことによってまた広さを作らなければいけない作業が特に前半できませんでした。ハーフタイムは、少し幅を持ったところから中へという形を作ろうと話して送りだしました。ああいう形で失点してしまうと、どうしても点を取りにいかなければならなく、慌ててしまいました。特にDFラインでの動かし、幅を使った動かしを今週はトライしていかなければいけないと思っています。

あと、交代でカードを切った太田、青木孝太、巻はしっかり自分たちの役割を果たしてくれました。青木孝太に関してはトレーニング、練習試合でゴールの匂いを一番嗅ぎつけられる選手でしたので、どこかのタイミングで彼を使いたいと思っていました。彼が結果を残してくれたことが勝利につながりました。

試合をやるごとに課題はたくさん出てくるのですが、その課題に対してのトライをしなければいけないということと、J2の厳しさ、簡単ではないということを改めて今日感じました。もっと相手よりもメンタル的に強くならなければいけないし、相手が120パーセントを出しながら準備をしてくる中で我々はもっとしっかり準備をしていかなければ結果につながらないと思いました。前向きに捉えられる点は、こういう戦いを引き分けで終わらせてしまうのではなく、最後ロスタイムに引っ繰り返して勝ち点3を奪い取るということは、昨年では一試合もありませんでした。こういう勝ち方はチームにエネルギーを与えるし、次へのステップになるので、たまたまではなく、しっかり準備をした中でこういった苦しいゲームを引っ繰り返せるタフなチームにしていきたい。

こういうゲームも、熊本戦、徳島戦の反省を踏まえて選手がトライしてくれたこと、みんながサポートしてくれたことが勝利につながったと思いますし、未熟な監督である私にとっても大きなターニングポイントとなるゲームだと思いました。もっと努力をしたいと思いました。

─── ネットと巻を並べる前と後では攻め方が違ってきたと思うが。

相手の戦いを分析しながらやっていきたいと思いますし、今日の並べた中でも縦関係でボールを引き出せるチャンスは何回かありました。なので、巻とネットが並んだ状態でボールを受けることもあるだろうし、縦関係になりながら相手のボランチとセンターバックの間をうまく使って佐藤勇人、工藤が絡んでいくというイメージもあるので臨機応変にできるようにトレーニングを積んでいきたいと思います。

巻とネットが入った時にはある意味シグナルとして長いボールというような形には選手はなると思いますが、私の中では彼らの併用も考えています。試合の頭からやったり、そうした場合には自分たちの短いパスをつなぎながら早い攻撃をするためにも、彼らを二人、2枚はるのではなく、はった状態から縦関係になるということもやっていかなければいけない。

いろいろなパターンを交えながら、なおかつ今日の倉田のような、いつもならもっと前を向ける選手がいい状態で前を向けなかったところなどを考えながら、その2トップと絡めるようなパターンを作っていきたいと考えています。

─── メンバーを変えてきた狙いは。

私の中で一貫しているのは、このチームは誰が出てもしっかり結果を残してくれる選手が揃っている、なので、いろいろなことを考えながらメンバーを組みたいと思っています。

対戦相手の分析をして、練習でしっかりイメージを持って結果を出してくれる選手を使うようにしていますので、私自身のメソッドの中には、トレーニングでできないことは試合でできないということがあり、青木孝太がこうやって結果を残したのも、トレーニングで彼が一番ゴールの匂いを嗅ぎつけるプレーをしていたからで、ネット、倉田、アレックスのその関係もトレーニングで素晴らしいプレーをしてくれていました。

それと対戦相手の長いボールに対してどうやってDFラインでコントロールして対処するか踏まえながら今回、渡邊を入れました。

メンバーに関しては、基本的には変えずにいけるのが一番いいのかもしれませんが、時にはこういう変え方もあるだろうし、しっかり話し合いながら、外した選手のケアしながら、北九州戦に向けていいメンバーをチョイスしていきたいと思います。

メンバーを変えることによる化学反応、プラスの部分とマイナスの部分がもちろんありますが、しっかりケアしながら埋めていきたいと思います。

─── トレーニングでできないことは試合でできないとありましたが、前半のつなぐサッカーの中でミスが多いようだがトレーニングではどのくらいできているか。

その通り、こういうところの技術ミスは私たちの大きな課題です。私の中で今年トライしているのは、最後の16メートルから20メートルにかかった時にスペースに出すなということ。足元で受けて調節しろと。足元のスペースを受け手がしっかり調節しながら、もしくはそのスペースに流しながら体を反転する。もしくは早くボールに寄って逆足でコントロールして前を向く。相手がいる中でもできるよう、トライしています。

鋭い質問ですが、まだまだ練習をやっていかなければいけないし、今日のようにしっかりブロックを組まれた相手に対してスペースに出ること、足元につけること、片方だけでは絶対成立しないと思います。うまく併用しながら最後のそういうところを足元の技術をしっかりと身につけていきたい。

正直まだいい形でないですが、まずはしっかり練習でやれるようにし、試合でどういった形でできるか。これはずっと練習していかなければいけないテーマだと思っています。ストライカー、ないしはセカンドストライカーを私自身も育てたいし、トレーニングもそういうものを考えながらやっています。日本人の組織的サッカーと、そして個を伸ばすこと、決定力なあるストライカーがいないで終わらせるのではなく私自身もそういった部分で何かトライができたらと思って練習しています。

坂本 將貴MF 2

相手がブロックを引いてくるのはわかっていたが、そこをどう崩すのか、もっと工夫が必要だった。前半のうちに、どうやって点を取っていくのか。そこをもっと考えていきたい。こちらが先手を取れば、相手は前に出てくるしかない。そうすれば追加点も奪える。こういったチームが多くなるのだから、そこを追求していかなければならない。勝ち点3を取ることが出来たのはよかったけれど、もう少し、しっかりと自分たちのプレーをしなければ、連勝していくことができないので、自分のプレーも含め、厳しい目で見直して、次の試合に臨みたい。

渡邊 圭二DF 27

アグレッシブに攻撃に参加して、クロスを入れていこうと思っていましたが、クロス数は0。自分の出来には満足していません。結果として勝てたことはよかったですが、引いて守られ、自分が走って出ていきたい場所にスペースがないときに、どういった攻撃を展開していくのかという部分は課題として残りました。ディフェンス面でも、修正しなければならないことがあり、反省ばかりのゲームでしたが、試合に出ることで出た修正点なので、また次の練習からしっかりとアピールして、試合に出られるように頑張ります。

青木 孝太FW 29

4試合目にしてようやく試合に出ることが出来ました。出場したら絶対に結果を出すと思ってやっていたので、ゴールができ、試合も勝つことが出来てよかったです。ゴールの場面は足元が少しつまったけれど、強引にシュートまで持っていきました。決まってよかったです。久しぶりの出場ですごく緊張したけれど、結果が出せてよかった。今後もチームの勝利に貢献できるように頑張っていきます。

倉田 秋MF 14

今日の自分の出来は0点。それ以下。自分の特徴を何も出すことが出来なかった。江尻監督がチャンスを与えてくれたにもかかわらず、期待にこたえられず、本当に情けない気持ちでいっぱいです。引いた相手にたいしてうまく対処できなかった。もっとポジションチェンジをしなければいけないと感じた。しっかりと考えて、練習からアピールして、また試合に出られるように、頑張るだけです。

櫛野 亮GK 17

久しぶりのゲームで緊張して、思うようなプレーができませんでした。個人的にはまったくいいところが出せませんでした。攻撃面では前の選手がなんとかしてくれると思っていました。守備面ではラインの上げ下げの部分を気をつけていました。失点の場面は絶対にやってはいけないミス。今後、こういった失敗を絶対にしないようにしなければならない。反省ばかりの試合でした。