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2010 SEASON MATCHES試合日程・結果

4.11(日) 16:03 J LEAGUE DIVISION2 第6節

ジェフユナイテッド千葉

千葉

4-0
1前 半0
3後 半0
横浜FC

横浜FC

フクダ電子アリーナ

試合終了

HEADCOACH

江尻 篤彦監 督

4-0という結果でしたが、私自身は不満の残るゲームでした。長いボール、長いボールとお互い落ち着かないゲームの展開になってしまったのは、私自身が目指しているサッカーとはほど遠く、キャンプからずっとやってきている“しっかり動かして相手を崩す”ことが1試合通してできなかったという反省があります。

ただ、そういう中でも、横浜FCよりもセカンドボールを献身的に拾えていたから今日こういう結果になりました。あと収穫は谷澤。開幕戦のスタメン以降、2節からはずっとメンバー外でしたが、彼は腐らず一生懸命練習でトライしてくれました。それが今日、途中から出場して一仕事してくれた。“練習は嘘をつかない”ということを今日改めて谷澤のプレーで感じました。彼が後半の得点を演出してくれたのかなと思います。

ただ、試合後に選手に言いましたが、まだ我々は何もつかんでいないし、もっと厳しい戦いが待っているなかで、今日の谷澤のようにひたむきにトレーニングを積んでチャンスをものにするということが重要だということです。これがチームですし、チームの底上げになると思っています。

あとは、彼が戦術を理解してくれて、的確に相手の右サイドをついてくれた、彼の戦術的な能力も素晴らしいと思います。繰り返すようですが、全体的にはもう少し質をあげたいという感想です。

─── 途中、相手がアンカーの間をついてきたが。

当然、4-3-3の中盤の3枚ですから、4-4-2とやる時には、数的にも中盤は少ない。 相手がどこでもそうですが、相手が4-4-2のところはみんなMFの前半でいうと寺田選手、後半でいうと高地選手に対しての対応はボールと逆サイド、うちでいうと佐藤勇人と工藤が山口のボールサイドに引き出されたスペースに戻るというのは練習から積み重ねてやってきていることです。

そこからまた横にはたかれてボランチをつかれた時に出ていく、またはたかれたら出ていく、その作業をずっとキャンプから4-4-2への対応をトレーニングしてきました。試合前や分析でも、寺田選手も高地選手もいいところで受けるとインフォメーションしてあったので戦術的に理解してくれて対応してくれたと思います。

あとはサイドバック。あのポジションを消しに行くというのもトライしているところです。ただ、それをやるとサイドのスペースをつかれてしまうのに対してしっかり3トップの選手が相手のサイドバックの選手についていく、もしくはセンターフォワードに流れた時にはセンターバックがついていく。基本的にはスペースというよりも人ということでトライしています。

─── やりたいサッカーできなかったとのことだが、非常によくファイトし、戦う姿勢を見せてくれていたと思うが。

そういう部分は正直満足しています。どこが相手でもこういう戦いをしてくるというのを予想しているなかで、自分達が思うように細かいパスをつなぎながら崩せないというのは開幕の熊本戦や徳島戦で散々痛い思いをしました。なので、それに関してはトレーニングの課題になりました。セカンドボールが拾えるのも、そのトレーニングの成果だと思います。相手が出てくるなかでこちらも出て行って先手をとる、そういう形でメンバーもサイドバックの鎌田や渡邊は積極的に前にいってくれる。先手を取る象徴としては、やはり前のスペースをとりに行くということを選手に常に言っています。

ロングボールの対応と先手をとる、前のスペースをとるということは全般的にできていたと思います。その中で落ち着いたときにしっかりとボールを動かしたい。あとは幅を使うこともテーマにして挙げています。幅を使うといっても縦のスペースをとりに行くからこそ幅を有効に使えるということを選手に伝えてあります。特に3トップに対しては背後のスペース、斜めに出て行って両サイドバックのスペースを狙うことはもう少しやらなければいけないと思っています。

谷澤 達也MF 16

4-0で勝つことが出来たけれど、まだまたうまくいかない部分が多いというのが正直な気持ち。これから先のことを考えたら、もっとレベルを上げていかないといけない。前半を見ていて思ったのは、1対1の局面の場面が多くあったので、仕掛けていけば得点につながるということ。自分が出て、積極的に仕掛けていった。ゴールは欲しかったけれど、もうちょっとボールを回すなど、自分のプレーをしっかりとやらなければいけない。勝って、サポーターのみなさんと“俺たちジェフ”が出来たのはすごくうれしかったです。ありがとうございます。

倉田 秋MF 14

前半からもっとシュートを打っていきたいです。自分の得点はラッキーだったけれど、相手がミスしたところで追っていき、すべればチャンスになると思っていました。あきらめずにいってよかった。ホームで早く点を取りたいと思っていたので、うれしいです。2点取れたけれど、個人のゴールよりもチームが勝って、3連勝出来たことがうれしい。今後も、一つひとつ、しっかりと戦い、勝っていきたい。まだまだ課題はあるので、しっかりと戦います。

工藤 浩平MF 10

前半、セーフティーにいったこともあって、あまりいい形が作れなかった。そんな中でも(倉田)秋が点を取って、試合運びが楽になった。後半、ラインが下がって、押し込まれる場面もあったが、そこでもしっかりと耐えて無失点に抑えられたのはよかった。逆に、押し込まれないようにしなければならない。個人的にはようやく点が取れてよかった。

渡邊 圭二DF 27

今日の反省点はまず後半2分に受けた警告の部分。無駄だったし、後半の立ち上がり、うまく入っていけなくなってしまった。流れが相手にあるときは、逆にジェフの攻撃にとってはチャンスと思い、早めにクロスを入れるようにしました。さらに、いいゲーム、いいプレーが出来るように頑張ります。