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2010 SEASON MATCHES試合日程・結果

5.22(土) 19:03 J LEAGUE DIVISION2 第14節

ジェフユナイテッド千葉

千葉

2-1
0前 半1
2後 半0
東京ヴェルディ

東京V

フクダ電子アリーナ

試合終了

HEADCOACH

江尻 篤彦監 督

毎度、毎度ですが、勝ち点3を挙げることは大変だという感想です。ただ、全体的に悲観するゲームではなかったと思っています。前半、ああいった素晴らしい先制点をとられ、引っ繰り返すには一苦労しました。

私たちは2週間の間があり、もう一度攻守の切り替え、守備の方は人に近くつこうということを徹底しました。

攻撃に関しては2列目から、もしくは前の選手の背後をとろうという形をやってきましたが、逆に今日のようなケースは動かない方がいいのかなと前半で感じ、後半、山口、佐藤勇人、工藤の三角形でこの3人はしっかり間、間でボールを受けようという形がとれてボールが動くようになったと思います。

前半は逆にその三角形のバランスが崩れたことで思うようにボールが動かなかったのかと思います。交代した青木孝太に関しては、あれが彼の仕事なのでまあこんなところだと思います。あとはメンタル的な部分で最後、シュートを枠に入れるか、入れられるかというのは、体を抜けだしそれで入ってしまったら仕方ない。無抵抗にやられることは絶対にないように。ゴール前では何回か体を張ってくれたシーンがあったのでそれを評価したい。

選手が足をつってしまうくらい本当に苦しいトレーニングをしました。その成果がこういう形で出たのだと思います。やはり練習、課題にしっかりと取り組み、メンタル的にもしっかりと準備して次に臨みたいと思います。ミリガンが代表に選ばれ、茶野がケガをし、センターバックの福元、青木良太をこの2週間で徹底的に鍛え上げましたが、彼らとまた益山や池田、坂本らがすごく前向きにトレーニングに取り組んでくれました。 その成果も今日の勝ち点につながったと思います。攻撃のことばかりがクローズアップされますが、守備で人に近くついてプレーできていたのがよかったと思います。

─── ネットに動き出しがなくつまってしまっていたようですが、それは意図的ですか。

そういうわけではない。彼には斜めに出ていけという話を試合前やトレーニングでもしていましたが、彼がそういう表現ができなかった、というのが前半のひとつのつまったポイントでもあります。後半、青木孝太を投入する際にはそういう指示を出して、実際にそういうところで起点になったり逆にいくことによってスペースが空いてきて三角形がうまく動く要因にもなりました。

─── ヴェルディと古豪同士の対決でしたが。

いろいろな立場があり、いろいろな角度からの見方で違ってくると思います。確かに昔、古河電工と読売クラブという古豪の前身チームですが、今は今なので、今のチームをしっかりと作り上げていきたいと思っています。私の現役時代もあまり相性はよくなかったし、スター選手がいたチームですが、今日ヴェルディと戦ってみて、若い選手の質の高さをすごく感じました。私達もそういった選手を育成して下から上げるという作業をしなければいけないと改めて感じました。

工藤 浩平MF 10

先制されて厳しい展開だったけれど、逆転して勝つことができたのは大きい。これで、しっかりと上位についていける。2ゴールとも、攻撃の起点になれたのはよかった。ただ、ボールを回していても、チャンスにつながらない場面がまだある。裏に出ていく質を高めていかないといけないし、思い切りシュートを打って終わるということも必要。だた、むやむにシュートを打つこともいやなので、臨機応変にいきたい。また、いい崩しをしていても、カウンターを受ける場面もあった。そういったことを含めて、修正していきたい。

青木 孝太FW 29

0-1で負けている場面での出場だったので、とにかくゴールを目指そうとプレーした。また、前からのディフェンスをしっかりしようということも心がけた。アシストもできたし、逆転ゴールを奪うこともできてよかった。ゴールの場面はピッチがスリッピーな状態だったので絶対にボールがボクの前まで来ると信じていました。工藤さんがいいボールを出してくれました。トラップは正直、難しかったのですが、しっかりとシュートまで持ち込めてよかったです。また、シュートの場面は最初、GKのほうへ蹴ろうとしていたのですが、視界にGKが見えて、一瞬の判断で逆に蹴りました。そこの判断がしっかりとできてよかったです。チームが勝ててよかったし、個人的にも結果を出せたよかった。まだ、試合は続くので、しっかりとこれからも結果を出せるように頑張ります。

和田 拓三DF 13

正直、勝ててほっとしている。結果が出てよかった。守備はもちろん、アシスト、ゴールはねらっている。チャンスがあれば1点取るという気持ちでプレーしていました。チャンスはあったけれど、決められず残念。でも、これを続けていきたい。

青木 良太DF 31

勝ててほっとしています。久しぶりの出場だったので、緊張していました。勝ててよかったけれど、フリーキックから失点してしまったのは悔しい。ここ2週間、厳しい練習をしてきた。特に、ディフェンス陣はきつかったが、それを乗り越えたことが、2-1という結果につながった。

福元 洋平DF 15

前節までの反省点で、人にいけていない部分があったので、そこはしっかりと修正しようと臨んだ。できていた部分もあるし、できていない部分もあった。チームとしては、FKで失点する苦しい展開だったけれど、チーム全体として前に出て行って、逆転できたのはよかった。厳しい練習のなか、体をはれていたのが今日のこの結果につながったと思う。これをスタンダードにしてやっていきたい。失点シーン以外にも危ない場面があったので、もっとしっかりと守備をしたい。また、もっと点を取れるように、前線がプレーしやすいようなディフェンスを心がけたい。