素晴らしいサポーターに勝点3をプレゼントしてもらった、というのが率直な感想です。本当に言葉にならないくらい感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。

こういった切羽詰まった昇格争いは、相手がどこであろうと難しいゲームになるのは当たり前だと思っていました。甲府の北九州戦のように、5点、6点入るとは一切思っていませんでした。接戦になると予想して臨みましたので、ある程度、冷静に交代のカードを切りながらやることができたのもよかったと思います。何より、サポーターと選手の意地が出たというふうに思っています。残り3試合、可能性がある限り最後までしっかり戦っていきたい。そのために次のザスパ草津戦に向けて、しっかり準備をしたいと思っています。ゲーム内容については、見ていただいたとおりです。

─── 昨日発表のあった監督の退任について、今の気持ちは。

公式サイトでコメントさせていただいたとおりです。本当は柏レイソルさんや甲府さんのように、昇格を早い段階で決めなければいけないという大きなミッションで今年引き受けていたので、こういった形になっている以上は致し方がない。ボクの力が足りないとクラブが判断したことは、妥当だと思うほかありません。

─── 退任について選手にはどのタイミングで話したか。

公式サイト発表の数時間前です。練習の前のミーティングで、選手には社長から伝えていただきました。ボク自身から選手に伝えたことは、ボクの進退問題は関係ないということ。やはり来年J1でやるかやらないか、みんなが最後まであきらめないことが重要です。何よりサポーターが東京ヴェルディ戦のとき、最後まで温かい応援を続けてくれ、あきらめていないことを示してくれた。それは、やっぱりボクらが出さなければいけないという言葉です。ボクの問題ではなく男としてのプライドとか、プロフェッショナルとして最後まであきらめずにみんなで戦う。そういった言葉を選手には伝えました。

反省点が多い試合だった。2点目をなかなか奪えなかったのが反省点。また、もっとゲームをコントロールしなければならなかった。自分たちのミスから相手にシュートを打たれる場面があった。その部分は気をつけなければいけない。ただ、勝てたのは大きい。

難しい試合になるとは思っていたが、2点目がもっとうまく入れられればよかった。守備のバランスが悪かった。相手のFWにボールを入れられてしまい、そこをうまく使われてしまった。もっとゲームをコントロールしなければならないし、守備をコントロールしなければいけない。個人的には、前のポジションに太田がいたこともあり、3バック気味のプレーを心掛けた。この試合、勝つことができたのはよかった。残り3試合、全力で勝点3のために頑張ります。

最低限のプレーはできたけれど、まだまだ。クリアミスもあったし、ポジショニングも悪かった。また、リズムが悪いときに、最終ラインでどっしり守れるようにならなければならない。そういったことができなかった。セカンドボールが思うように拾えず、相手のペースになってしまった。もっと、ディフェンスラインでしっかりと落ち着かせて、自分たちのリズムを取り戻したかった。

もっとしっかりと回さなければいけないし、今日の自分たちの戦いではダメ。もっといろいろなことをしっかりとプレーしなければいけなかった。不安定だった。本当にこれではダメ。ただ、勝てたことは大きいので、これをプラスに考えて、次の試合、いいプレーをします。最終節のホームには、2連勝して戻ってきます。