10.10(月) 13:00 2回戦
千葉
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島根
フクダ電子アリーナ
試合終了
HEADCOACH
今日の試合で、まず一番重要だったのは、次の試合に臨む権利を得たことだ。2つ目に重要だったのは、けがから復帰したばかりの渡邊(圭二)や、伊藤(大介)、また、なかなか試合に出る機会がなかった大久保(択生)、益山(司)、福元(洋平)、久保(裕一)、藤本(修司)といった選手が出場することができたことだ。そのような選手たちが試合に出ることができたことはよかったと思っている。3回戦に進むことができたし、何人かの選手は試合の経験を積むことができたということだ。前半は、リズムにかけていてよくなかった。しかし、後半になってよくなった。後半には、よりよいゲームができたと思っている。選手たちにとっては、いい学習の機会になったのではないかと思っている。
─── 今回は、普段なかなか出番のない選手を起用したわけだが、前半は、いつも出場している選手たちと格差があったように見えたが、こうなった理由は何が考えられるか?
前半悪かったのは、選手の力量に差があったからということではないと思う。我々は、だいたい、相手がどういった戦い方をするかを予想して戦いに臨むわけだが、今回、相手は予想と違う戦い方をしてきた。それで、リズムに乗れなかったし、プレーの経験が足りなかったために、前半、よくなかったのだと思う。
─── 島根はどのようなところが予想と違っていたのか?
島根は、4-2-3-1ではなく、4-4-2だった。そうなると、我々がボールを持っている時、センターバックのプレーの仕方が変わってくる。フィールド上で、生まれてくるスペースの位置も違う。その辺に、選手が気づくのが遅かった。スペースをいいタイミングで使うことが出来なかった。もちろん、これはセンターバックだけのせいではないのだが。前半、サイドラインから声をかけるだけでは足りなかったので、ハーフタイム中にホワイトボードを使って「こういう風にしよう」という説明が必要だった。それをやって、後半にはよくなったと思う。なので、選手達にとっては、いい勉強になったのではないかと思う。
─── デッツォーラ島根の印象は?
日本のチームに対しては、高校生でも、大学生でも、JFLのチームでも、同じような印象を持つのだが、日本のチームは、大きな気持ちで戦うし、常に一生懸命なゲームをするし、チームとしては組織的な戦い方をするし、レベルの高い選手がいる。プロと大きな差があるわけでは無い。だから、こちらは、100パーセントの力を出さなければ勝つことができない。
緊張していたつもりはなかったのですが、最初は固さがあった。点が取れたのはよかったけれど、まだまだな部分がたくさんあった。今日は左の前のポジションでの出場だった。後ろが圭二さんだったので、どんどん前に出てくるのはわかっていたが、そのときにポジショニング、連動がうまくいかなかった。前のポジションだったので、チャンスがあれば点を取りたいと思っていた。今日、出場したことをキッカケに、ここからまた新しくスタートしていきたいと思います。
どうしても勝たないといけない試合。サポーターの皆さまは圧勝を期待したと思うし、1-0の結果に関しては物足りなさもあると思うけれど、とにかくまずは勝ててよかった。そのなかで、前半はうまく流れに乗れなかった。後半はある程度修正して、うまくプレーすることができたと思う。個人としてはコンディショニングを上げていくことも必要で、70分ほど出場できたのはよかった。次にまたリーグ戦があるので、そこでうまくチームとしてうまく機能するように、また、チームに貢献できるように頑張ります。
今日は、普段試合に出場していない選手も出て、それぞれに結果を出したい、チャンスをつかみたいという思いがあった。そのなかで、前半はうまくいかない場面もあったが、後半はそれぞれが修正し、いい流れに持っていくことができた。全体的にはもっと効果的なパスを出せるようにしていかないといけない。J1に上がるためにも、そして、J1に上がってしっかりとやっていくためにも、天皇杯もどんどん勝ち上がって、J1チームと対戦していきたい。
今日の試合のなかで心がけたことは、最初に失点しないこと、ゲームを落ち着かせることを心がけましたが、久しぶりの出場の選手が多いなか、最初にイージーなミスが多く、流れがつかめなかった。パスを回していても、相手が引いていて、相手の選手を引っ張り出すことができずに、3本、4本パスが通っても、前に進めてなくてミスをして相手ボールになるという展開にはまってしまった。相手はカウンター狙いというのはわかっていたけれど、前半は何もできていなかった。前の選手はスピードがあるとわかっていたのでカウンターを受けないこと、序盤に失点しないことを心がけました。1年4、5カ月ぶりの公式戦。時間の使い方、細かいところで余裕がなかった。ただ、こういったチャンスをもらったときに、自分らしさを出せたと思う。