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2012 SEASON MATCHES試合日程・結果

SEASON

3.4(日) 15:34 J LEAGUE DIVISION2 第1節

ジェフユナイテッド千葉

千葉

2-0
0前 半0
2後 半0
モンテディオ山形

山形

フクダ電子アリーナ

試合終了

HEADCOACH

木山 隆之監 督

開幕戦、どちらのチームにもある程度のプレッシャーがかかる試合で、そのなかで、立ち上がりが少し落ち着きがない入りで、どちらに主導権がいくかわからない立ち上がりだった。前半、ボールを持つ時間は長かったと思うが、少し攻撃がボールサイドに偏ったり、距離感が悪かったりといいチャンスがなかった。

後半、もう少しグラウンドを広く使って攻めようとしたことと、立ち上がりの集中して入らなければならない時間帯に、いい形で点を取ることができて、チームは楽になったと思う。その後、追加点が取れた時間もよかった。3点目を考えながら選手のカードを切っていったが、そこは課題として残った。ただ、最初にもいったが、開幕戦のプレッシャーから、選手たちはよく勝点3を取った。勢いをつけていける勝ちだったと思う。ただ、始まったばかりなので、これから、勝ちを積み重ねていかなければならない。しっかりと次に向けて準備ができたらいいと思っている。

─── 後半、グラウンドを広く使ってとのことだが、具体的な指示はどういうものだったのか?

守備のことでは、もう少し相手に自由にプレーさせないように、センターバックにプレッシャーをかけていってボールサイドにしっかりとスライドしてということを指示した。前半、相手のサイドバックから長いボールを入れられ、イヤな感じがしていたので、そこを修正した。

攻撃のことに関しては、佐藤健太郎に、ボールを受けたら、同サイドではなくサイドチェンジを意識して、相手を揺さぶるように指示を出した。

─── 今日、2得点の藤田選手についての評価は?

よくクサビも受けられていたし、パスがズレて難しくなるところもあったが、それでもチームのために前線でよく体を張ってくれた。そのなかでの2ゴールだったので、非常に価値のあるプレーだったと思っている。よくやってくれた。

─── 監督自身もプレッシャーはあった?

自分自身は、Jリーグの監督としては4年目。初めてやった時に比べるとあまりプレッシャーは感じなくなった。初めての時に12分で退席したので、その時に比べれば随分余裕を持ってやれるようになったとは思う。ただ、何回やっても開幕戦は、準備をいくらしてもふたを開けてみないと分からない部分がある。プレッシャーというより、わくわくもするし、いざ試合が始まってみないと色々なことが分からないという点では、落ち着かない気分。しかし、ホイッスルが鳴ってしまうと、落ち着いてゲームを見ることが出来たので、そういう面ではよかった。

─── 立ち上がり、どちらが主導権を握れるか分からない状況から、徐々に自分たちのリズムに持っていくことが出来た要因は何が考えられるか?

矛盾するところがあるかもしれないが、相手は3トップで来るということが予想されているなかでの、自分たちの戦術は、、中盤3人しかいないがそのアンカーの横の厳しい所にボールを入れながら相手をしっかり集中させて、それで引き下げていこうという狙いを持ってやっていた。前半は、それで相手が引きさがってくれて、ボールは持てていたのだが、そこから崩すということに関しては、広いところにボールを運んでいけなかった。ただ、健太郎にしても勇人にしても兵働にしても、距離感は狭かったが、自信を持って相手のふところに入っていくというプレーができていたので、それで、相手はイヤな思いをしたのではないかと思う。し かし、ゲームというのは生き物で、それだけでは何もなしえない。自分たちがボールをいい形で握った時に、スペースをうまく使っていくことだとか、相手の背後をとっていくことができてはじめて怖い攻撃になっていく。その辺が、自分たちが主導権を取るためにはおそらく必要だったことで、そこから点を取っていくた めにスイッチを入れていかなければならないという点では、前半ちょっとやりきれなかったと思う。厳しいところにボールを入れていく、その中でしっかりポゼッションしていくことは、ある程度できたと思う。

佐藤 健太郎MF 16

勝ててよかったけれど、もっとできるし、やらなければいけない。縦パスを入れたときに、取られてカウンターになった場面もあったので、もっと正確にやらなければいけない。縦をついていくところと、一度広げて、チェンジサイドするところの判断を正確にやれば、もっと質の高いサッカーができると思う。山形はボールを奪ってからのカウンターが鋭かったので、ボランチとセンターバック3人でうまくバランスを取って、3人で相手のFW2枚を見るような形で連係すればそんなに大崩れはしないと思って、うまく試合のなかで修正できたと思う。ちばぎんカップで、途中から出場し、ホームのピッチと、このメンバーの中でプレーできたことが、今日、スタメンで出場したけれど、スムーズにゲームに入っていくことができた。それはちばぎんカップに出場できたからだと思う。最初は相手が山形ということもあって、個人的にもゲームに入り込みすぎてしまった。今後は一歩引いて見て、試合をコントロールしたい。

武田 英二郎DF 23

最高の雰囲気の中でプレーすることができて楽しかったです。得点に貢献できればすごく気持ちいいだろうなと想像していたのですが、それが実現できて本当にうれしいです。最初の時間帯は相手DFに裏を取られたのがよくなかった。ただ、その後は(山口)智さんと話しをしながら、うまく修正することができたのはよかった。最後の時間帯の戦い方も徹底してできたのがよかった。これに満足することなく、さらにいいプレーができるように頑張ります。

坂本 將貴MF 2

みんながハードワークをした結果がこの勝利につながった。前から守備ができたし、うしろからビルドアップすることもできた。自分はイメージでサイドを上がってしまった部分があったので、左サイドを見ながら、タイミングよく上がっていきたい。今後、いい上がりを心掛けながら、ポゼッションの部分を考えたい。

藤田 祥史FW 18

一発目のチャンスがなかなか決められなかった。そこを決められるチームが強く、試合展開も楽になると思うので、そこの精度を上げたい。後半の早い時間帯に点が取れて楽になったのと、2点目をしっかりと取れたのがチームとしても大きく、自分としてもうれしい。ニアで勝負したいという話は武田と話していた。いい形でボールが来たので、合わせただけです。FWなので、早く点が取りたいと思っていたので、開幕戦で取れてよかった。今後もしっかりと点を取れるように頑張ります。