6.9(土) 16:03 第18節
千葉
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甲府
山梨中銀スタジアム
試合終了
HEADCOACH
まずは最初に、アウェイにもかかわらず、本当にたくさんのジェフのサポーターの皆さまが応援に来てくれましたし、すごく後押しをしてもらって勝てました。感謝しています。内容に関しては、立ち上がり、ホームのヴァンフォーレ甲府に勢いがありましたし、どちらにいくかわからない展開のなかで、自分たちが最初に点を取れて、少し余裕ができた。選手たちにはいろいろなことを伝えているが、相手をしっかりと見てサッカーをしなさいと言っている。今日のゲームでは選手たちが本当に賢く、タフにゲームを進めてくれたと思う。
2点目が入って、相手が一人退場になって、もちろん追加点を取りたいという思いもありましたが、選手たちは守備をしっかりとしながら追加点を狙っていくというチョイスをした。うまく対応していたと思う。3点目が取れたらもっとよかったが、2-0というのはある程度、妥当な結果だと思います。力関係とかいろいろなことを考えるとよくやったと思います。
前節、FC岐阜に負けて、ここでアウェイで星を落とすようだといろいろな意味でしんどくなるので、選手たちがゲームの大事さを受け止めたなかで、いい試合をしてくれたと思います。
─── 前節の課題だった縦パスを入れるとかそういったことはいかがでしたか。
すべてがOKではないですが、今日のゲームの考え方として、アウェイですし、相手の2トップ、特にダヴィ選手は決定的な仕事ができる非常に怖い選手。そこを守備というか、攻撃しているときでもうまくコントロールするということが大事だと思う。佐藤健太郎のところでそれほど攻撃に加われないというのはわかっていた。そのなかで、まずは背後、スペースを突く動きを繰り返していこう。パスの回数がつながらないことはありましたが、それはゲームを進めるうえでリスクを負わないということが大事だったので、気にならなかったです。2点が入って、いい形でボールを持てるようになったと思います。
─── 久しぶりに先発出場した佐藤勇人選手、米倉恒貴選手の評価をお願いします。
佐藤勇人に関しては、ボールを拾う守備、ボールを持てるようになってからは散らすことができていた。もっとゲームに慣れて、ゲームのコンディションが上がれば、もう少し前に絡む動き、決定的な仕事ができるようになると思うし、増やしてほしいと思う。ただ、久しぶりの先発としては、十分にキャプテンの仕事も含めて責任を果たしたと思います。
米倉に関しては、得点をしてくれたし、スピードであったり、ボールを持ちながら前に持っていく推進力の部分のプレーを出してくれた。PKを得たところもそうですし、本当にいい仕事をしてくれたと思います。
─── ダヴィ選手の対応がポイントだったと思うのですが、竹内選手が対応することが多かったように思うのですが、意図は何かあったのですか。
基本的にうちはマンマークの守備ではないのでマークを決めるということはしませんでした。ただ、セットプレーなどの局面では、(山口)智がカバーで竹内がマークということはしていたと思う。それは、とくにボクが指示を出さなくても、そういったことが判断してできる選手たちです。一ついえるのは裏のスペースを管理しながら、佐藤健太郎がすごくいい仕事をしてくれて、より彼らの対応をしやすくしていたということです。秀逸だったと思います。
PKの練習? ボクだけじゃなくてほかの選手もやっていますけれど、日ごろ練習していたので、緊張することもなく、責任を感じたなかでもしっかりと決めきれた。米倉がああやって久しぶりの先発で、1点目を取って、2点目も彼じゃないと絶対に取れないようなファウルでPKを取ってくれた。『蹴るか?』って言ったんですけど、疲れていてそんな状態じゃなかったので、じゃ、とボクが蹴りました。
いつも岡本とPKの2本勝負している? 本当は1本で終わりたいんです。2本蹴るということはないので。でも、ボクはそれほど経験がないので、2本ぐらい蹴りながらと思って毎回やっています。たぶん、これまで100本ぐらいやっているので、こういうことが起きても緊張しなくて、余裕を持って蹴れました。グッピー(岡本)には感謝したいです。本当に何が起こるかわからない、備えあればじゃないですけれど、よかったです。大事な勝点につなげられたので。
全体の守備としては前の二人が本当にハードワークができるので、攻めるときにクサビに対してきつく来ていたので、ファウルに流されながらもうまく体を張って、切り替えのところでボールに寄せてということをやってくれて、ボクらはダヴィに入ったらとか裏をケアをしながらということが、本当にはっきりしていて、(竹内)彬ともいい関係のなかで、お互いに信頼しながらできているので、そんなにボク自身は怖いとか危ないとは感じませんでした。ただ、ダヴィはレベルが違うし、そういうなかでもやられそうなことがあったので、無失点で抑えられたのはよかった。
立ち上がり、サイドのところで中途半端なポジションになってしまい、押し込まれて押し返せずに何回か拾われてサイドを使われるということがあった。ただ、試合のなかでそういうことは起こり得るし、今日はそこを耐える時間帯を耐えることができた。落ち着いて修正して、1点を取ってからの守備はまったく問題なかった。立ち上がりはいくら分析していても、どういう入り方をしてくるかわからなくて、そのなかで耐えることができたのはすごく大事。耐えきれたのが大きかった。欲をいえば、取ったボールをもっと落ち着いて味方につなげていきたかったとは思います。
立ち上がり、押される場面もあったけれど、アウェイで相手も絶対に勝ちに来ると気合が入っているなかで、立ち上がりから90分間、自分たちのペースで試合を進めることは難しい。そのなかで、ああいう時間帯をしっかりと耐えて、ピッチのなかであわてずに乗り切ろうとみんなで声を掛けあった。そういうことがすごく大事だった。あそこを乗り越えて、自分たちのリズムにすることができた。得点が生まれ、相手が退場した。試合展開としては決して悪くなかったと思う。
ボールを奪ったときにしっかりと預けて、相手のセンターフォワードが残っているので、あまり追ってこないところでうまくボールを回すことができる。そういう意味では悪くなかったと思う。
相手のストロングポイントは2トップ、そこに当ててから攻撃が始まるので、自分と佐藤健太郎でしっかりとはせ見込めるようなポジショニングを意識しました。そこから攻撃のときにボールを動かそうとした。
シュートまではいけなかったけれど、相手が退場したシーンは佐藤健太郎から藤田に入れて、自分がそのボールをもらおうとしたときに相手のファウルになった。そのシーンが自分の理想。もっとイメージを持ってやっていきたい。
前半の立ち上がりは少し相手に回されてしまい、なかなかリズムが作れませんでしたが、カウンターから1点を取って、そこからいいリズムで試合を進めることができてよかったです。
無失点の試合が多いのは攻められる時間帯が多いから。ただ、カウンターで危ない場面もあるので、そういったことはもっとケアしていかなければいけないと思います。個人というより、全体がいい守備ができているので、無失点に抑えられていると思います。これからもしっかりと勝ち続けられるように頑張ります。
与えられて役割をしっかりと果たそうと90分間プレーした結果、しっかりと勝利を収めることができました。全体が連動して守備ができれば、こういったサッカーができるということなので、これを続けてやっていきたいと思います。自分が前がかりになりすぎないように気をつけました。奪われた瞬間に、センターバックとの距離が離れすぎないようにしました。攻撃しているときはうしろでサポートしながら、距離感の部分を大切にしながらプレーしました。相手の強力な攻撃陣をしっかりと抑えることができてよかったです。
前節、途中出場して結果を出せず、試合にも負けてしまった。そのなかで、今日、先発で起用してもらい、絶対に結果を残そうと臨みました。ゴールを決めることができ、また試合に勝つことができて、本当によかったです。これを続けていけるように、また頑張ります。