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2012 SEASON MATCHES試合日程・結果

SEASON

7.8(日) 19:03 J LEAGUE DIVISION2 第23節

ジェフユナイテッド千葉

千葉

3-2
0前 半0
3後 半2
京都サンガF.C.

京都

フクダ電子アリーナ

試合終了

HEADCOACH

木山 隆之監 督

ここ何試合か勝てていなかったので今日の試合は何が何でも勝とうと臨みました。京都サンガF.C.とは、一度シーズンの初めに対戦して、力があり、スキルも高いし非常に洗練されていますし、成熟もしているある意味完成に近いチーム。

その京都サンガF.C.よりも上にいけば自分たちの目指しているものに近づいていくだろうという話を選手たちにずっとしていました。

今、順位は下かもしれないですが必ず上がってくるチームだと思っています。そのチームに対して、ホームですが、ある程度捨てるところは捨てて、しっかりと相手のスキルを出させないようにスペースをしっかり消すというサッカーを選択しました。

選手たちはトレーニングでやったこと、それ以上にいろんなことを考えながら、しっかり対応して、勝つことにこだわって今日はやってくれたと思います。もっともっと向上しなければいけない部分はあるが、まず今は勝点を積み上げるということに関して、本当に真摯になって必死にやってくれたと思います。それをサポーターの皆さんもしっかり後押ししてくれて結果が出せたと思います。感謝しています。

─── 最初の交代はケガだと思うがどういう状況でしたか。

今の時点では(状況は)よくわからない。本人からもバツが出たので代えました。

─── 木山監督の話の中で気になったキーワードとして「勝つことへのこだわり」があったが、もう少し詳しく教えてください。

ホームですし、もっとボールを握っていいサッカーがしたいと思っています。それができるときもありますが、京都サンガF.C.という相手に対して最大限のリスペクトをして、京都サンガF.C.がここ最近勝っていないことはもちろん分かっていますが、サッカーの中身を見ている範囲では、やっぱりうまい。真っ向勝負というよりも、自分たちはある程度ボールを持たれたとしても、いい形で持たせないような努力をして、そこから自分たちがいい形で攻撃に入っていければというスタンスでした。

自分たちももっとボールを持ちたいという意志はありますけど、そこは今日は抑えていい形でボールを取ることから始めようと、それを選手たちは徹底してやってくれたなと思います。それがたぶん京都サンガF.C.に勝つ一番いい方法だと思いましたし、もちろん勝つだけではないですが、これからの試合とか色々なことを考えていったときに、やっぱり勝点を積み重ねていかないと、ああだこうだ言っている立場にはなれない、そこを重視したということです。

─── 今日はこの間の試合に輪をかけたようにボールのないところでの守備が忠実でした。いい所でボールを奪い返すというのがキーワードだと思うが。

もちろんいろいろなよさとか綺麗さとかあると思うが、今日の守備は綺麗でした。

─── 6月13日のガイナーレ鳥取戦で起用した若手選手に対して厳しいことをいっていましたが、そのうちの一人である大塚が点をとったことに関しての評価は?

本当に期待に応えてくれたというか、もちろん期待しているからゲームに使うわけですし、使ったからといって必ずしもいつも期待に応えてくれるわけではないですが、あのゲームは彼にとって成長するチャンスだった。もっといろいろなことを考えてやらなければいけないということを悟ってくれた部分もありましたし、それ以降のトレーニングを見ていてもチャンスがあればもう一回使ってやりたいとずっと思っていました。だからベンチからも一度も外していないと思います。

そのなかで前半の早い時間で誰かをチョイスしなければいけない状況になって、もちろん米倉恒貴、山口慶もしくは、形をかえて伊藤大介という選択肢もありましたが、守りを重視しながらも点を取って勝ちたいという思いがあったので、そこに大塚を入れていい形でボールを奪えたら得点をするチャンスは十分あるなと思ってたので、思い切って今日は長い時間大塚でいってみようと思って決断しました。

一回りといういい方は大げさかもしれないが、あの時(鳥取戦)よりも彼は確実に成長しているということを今日の試合で証明してくれたと思いますし、練習でも証明しています。よかったと思います。

藤田 祥史FW 18

得点のシーンは、いいボールが入ったので合わせるだけでした。ただ、もっとゴールを取るチャンスがあったので、コンスタントに決められるようにならなければいけません。個人の問題なので、練習して、点を決められるようにしていきたい。

京都サンガF.C.は中盤がいいので、今日の試合では兵働さんが中盤を意識しながら、ボランチに自由にボールを持たせないようにというのを意識してプレーしました。でも、普段から大きくは変えずに、取られた瞬間にプレスに行けるんだったらいきましたし、うまいことボランチも後ろばかりだけではなく、前にしっかりと縦パスを出してくれたので、前半はそれほど怖い場面はなく、守備の部分に関してはまずまずよかったと思います。

攻撃の部分では、相手は勢いよくファーストディフェンダーのところが来ていたので、そこをうまく外せれば、逆サイドがフリーだったので、落ち着いてもう少し回せればなと思いました。

また、3点取ったところまではよかったのですが、2失点の部分は反省しなければいけません。どの試合も本当に大事。これからもまた頑張っていきます。

大岩 一貴DF 29

3試合勝っていなかったし、ホームで勝つことができてよかったです。いつもよりポジショニングを細かく修正しましたが、2失点したのは反省材料。特に、最後の失点は自分が絡んだので、まだまだ課題は多いです。明日から代表なのでまずはオリンピックのことを考えて、戻ったらジェフに全力を注ぎます。

兵働 昭弘MF 15

アウェイで負けていたし、大きな勝点3です。やる前から難しい戦いになることは分かっていたけれど、こういう試合をモノにしないと、目標である優勝して昇格は難しい。無理をしない戦い方というか、チームが悪いときは強引に攻めに出てバランスを崩し、逆に失点してしまう。攻撃にいけないならブロックを作るようにした。いい守備から、いい攻撃ができたと思う。ここからまた連勝できるように、気持ちを引き締めて臨みたい。

大塚 翔平FW 32

練習から調子がよかったのですが、期待に応えられてよかったです。ロボが加入しましたが、攻撃が厚くなるのはチームにとっていいこと。競争して頑張っていきます。

いつもそうですが、今日の試合は正直、ゴールを決めないと次のチャンスはないという気持ちで試合に臨みました。京都サンガF.C.といういい相手でもあったので、今日、決められたらなと思っていました。

ゴールのシーンは、狙ったところとは違うところにいってしまったんですが、落ち着いて、力が抜けて、いい感じで蹴ることができました。入ってよかったです。

ボールを触ってリズムを作って、ゴールに絡んでいくプレーが持ち味だと思うのですが、そういった場面が少なかった。もちろん、今日はサンガのポゼッション率が高いという部分はあったと思いますが、さらに自分の持ち味が出せるようにしていきたいです。

守備に関しては、周囲の選手が助けてくれて、カバーしてくれました。守備の部分はもっと向上していきたいと思います。

佐藤 健太郎MF 16

今日の試合は理屈の部分ではなくて、サッカーの本質というか、相手に負けたくないという気持ちだけで戦いました。ただ、セットプレーでの失点は余計でした。3-0になって気が緩んだわけではないのですが、足が止まってしまいました。あれがなければ2失点目もなかったはずで、気持ちよく終われたはずなので、そこはしっかりと反省して、同じ過ちを繰り返さないようにしたいです。

縦パスを狙って、通ればよかったのですが、なかなか通らずに相手ボールになってしまったところもあるのですが、ヴェルディとのゲームでは、通すまでに相手に食われるという反省点があったので、そういったことはなくそうと個人的に思っていたので、前に出場した試合で出たミスは個人的には修正できたと思います。少しボールに触る回数が増えればチームとしても落ち着いたと思うし、サイドを変える攻撃だったりはできたと思う。まだまだ練習して、どんな相手と試合をするときでも、自分たちのサッカーができるようになればいいと思います。とにかく、今日の試合は勝ってよかったです。

前に出たところで、鼻先でかわされて危険なところにボールを入れられるぐらいなら、ステイしてスペースを消して、自分たちの前でやらそうというような感じでやっていた。今日の戦いの中ではあれがベストな選択だったと思うし、それがうまくはまって、3-0になるまでは大きなピンチはそれほどなかった。スルーパスを通される場面はほとんどなかったし、ゴールに結びつく確率の高い選択肢をさせなかった。そういう意味ではよかったと思う。

こういう厳しいゲームをモノにして、次が大事というか、1試合、1試合が大事。勝ちにこだわって、続けていきたいです。