10.21(日) 16:04 第39節
千葉
|
湘南
Shonan BMWスタジアム平塚
試合終了
HEADCOACH
勝点の差を縮めたいというゲームだったが、結果的には縮めることはできなかった。ただ、最後はよく追いついたと思うし、選手たちの何としてでもこの接戦に生き残っていきたいという意地だったと思う。それはよくやったと思います。
ゲーム開始からボールは持てていましたし、決して悪いゲームではなかったと思います。ただ前半はボールを持てているけれども、相手の組織の中にうまく入っていく回数が少なく、じれずに続けていくことと、もう少しテンポを上げて相手の懐に入っていくことさえできればなんとかできると思っていました。
湘南ベルマーレのカウンターは本当に速いし鋭いけれど、そういうのを時折あびながらですが、後半は何とか打開しようと努力したと思います。ただそこで1点が取れなかったということだと思います。残り3試合、全力を尽くしてやっていきたいと思います。
─── 前半ボールをキープしているなか、相手の組織を崩せず積極的に攻めきれなかった原因は。
ボールを動かすテンポが少し遅かったことと、外から見ていると間にパスを入れていけるんじゃないかと思って見ているけれど、プレーしている選手からすると、(相手の)カウンターも鋭いし、怖いしそこでひっかけられたくないという意識が強く働いて、ワンテンポプレーが遅れてしまう。その間に相手にしっかりスライドされてしまうということだったと思う。もう少し勇気を持って入れていってもよかったと思います。ただこういう厳しい絶対に落とせないゲームのなかで、アバウトにならずに、ボールをしっかりと握っていこうという意図はあった。そこでもう少し精度、トライがあればよかったと思う。ただ選手たちは慌てずにずっとやろうとしていた。その部分に関しては、ボク自身は逆に最後、攻め合いの展開になったなかでも、J2のなかで一番走れるチームだと思っている湘南ベルマーレに対して、最後に押し込めたのは前半ボールを保持できたからだと思う。そこは結果論になりますけどもう少し、テンポ、トライがあれば前半のうちに何とかなったかもしれないし、逆にそこでロストする回数が多ければ、もっと苦しい試合になった可能性もあります。
─── ミドルレンジからのシュートがなかったが、それは戦術だったのか。
シュートを打つなというチーム戦術はないと思います。もちろん打てるチャンスがあれば打って構わないと思います。時々うちが間にいい形で間にパスを出して、顔を上げた瞬間にすっと寄ってくるというスピードが湘南ベルマーレにはあった。そこは選手の判断になると思います。もちろん、打てたら打った方がいいと思います。
─── この先の3試合に向けて、何か一つ考えるとしたら。
これからは勝点3を取るのか、1でも積み上げるのかというのは非常に難しくなってくると思います。今日は自分たちの前後の順位のチームが多く勝っているので、そうなったときに何回も会見でいっているが、プレーオフにいったとしても勝ち切るつもりでやらなければいけませんし、そこもある程度頭に入れて試合を戦わなければいけません。そういう意味ですごく難しい。その辺のジャッジをしながら冷静に勝点3を取れるのか、最後残り10分、スコアが0-0だったり、拮抗しているときにどうするのか、みんなで共有して整理して戦わなければいけません。
前半、攻めきることができなかった。前との距離感というよりも、ボランチが後ろに重たくて、前との距離をつめられなくて、縦パスを入れたくてもそこの距離が遠かった。後半は後ろで一度食いつかせたあとに高い位置を取って、前との距離をつめて縦にボールを入れられるようにやろうと思ってやって、何度かいいチャンスを作れたと思う。それを前半の早い時間帯から気がついて自分でやらなければいけない。大分トリニータ戦で前に早い攻撃が多く、カウンターを受けてしまったという意識があったので、落ち着いてボールを回そうと今日はした。そういったサッカーはできたけれど、それだけだと全然怖い攻撃にはならない。使い分けが必要で後半はそれができていた。ボクが交代したあとに、選手みんながあきらめずに戦って勝点1を取ってくれた。相手に3ポイント取られるよりは勝点1を取れたことはよかった。それをポジティブに考えるしかない。次も昇格を争う相手との対戦。粘り強く続けていくしかない。
落ち着いてゲームに入ることはできていた。こういう難しいゲームのなかで、淡々とやることはできる。それプラス何かしなければいけない。失点のシーンでもセカンドボールをボクが拾えていればシュートまでいかれなかったと思うし、申し訳ないという気持ちがあります。
終わってからの話になってしまうが、最後ぐらいのアグレッシブさを最初からできていればもっといい試合ができると思う。今日の試合はいいところにつけなかった。うしろで、うしろでという時間が長くなってしまった。時間を作るのは問題ないのですが、そこでスキをつくというところでつけなかった。
失点に関しては本当に不運というか、ボールが当たって、コースが変わってしまって入ってしまった。要所、要所でのボールの取られ方が悪く、ピンチの場面があった。そこの精度の問題。修正できるところなので、しっかりと修正したい。
ボールをキープしている分、自分たちのリズムになる。そこで、いつ、どのタイミングでつくのかというのがボクたちの課題だと思う。
ただ単に回すだけという感じになってしまったので、それはもったいなかった。今日は自分の前でよね(米倉恒貴)がプレーしましたが、練習からやっているので問題はなかったが、もっともっといい形で攻撃をさせたかったという思いはあります。
勝点1取った。順位は下がってしまいましたが、可能性はまだある。これをプラスに考えて、切り替えてやっていきたいです。
自分のプレーとしては攻撃的にはいけなかった。後半はやや孤立してしまった。前半の残り15分ぐらいはボールを触って仕掛ける場面もあったが、左サイドは下がってしまう場面が多かった。
相手が中を締めてきて、ヤザ(谷澤達也)にボールが入らなかった。ヤザにボールが入らないとスイッチが入らなかった。あそこにボールが入らないと推進力が出ない。そこはうまく出入りして何とか打開しようとしたが、打開しきれなかった。前節の大分トリニータ戦のことがあっただけに、ボールを大事にしすぎてしまった。だんだん間延びして、セカンドボールを拾えなくなってしまう場面があった。失点してから前にいきだしたけれど、それではダメ。中に入っていってもよかったが、入って横パスを奪われて相手にカウンターに出られるのだけは避けたかった。もうちょっとワンツーやななめに入れる攻撃をやっていければよかった。
前半はボールを保持していても、なかなか前に運ぶことができなかった。足元、足元へのパスになってしまった。相手にボールを持たされているという状態になっていた。それでも、前半を0-0で折り返せればよかったが、ああいった状況で失点してしまった。そこはしっかりと修正しなければいけない。ボールの失い方が悪いと、ああいった形になってしまう。3連勝すれば何があるかわからない。一つひとつ積み重ねていくだけです。
負けるよりも同点に追いつくことができたのはよかった。前半、前にボールを運ぶことができなかった。縦パスを入れるとそこでミスがあった。ミスが多すぎた。失点の場面はあっちゃいけないこと。セカンドボールのところで何とかしなければいけなかったができずに、味方にボールが当たって、コースが変わってしまった。それでも、自分が何とかできればよかったができなかった。
湘南の鋭いカウンターを何度か受けたが、それでも大きくはやられなかった。それだけに、失点の場面は本当に悔しい。