11.4(日) 16:03 第41節
千葉
|
松本
フクダ電子アリーナ
試合終了
HEADCOACH
リーグ戦ではホーム最後のゲームだったので、まず勝てたことはよかったです。内容に関してはおそらく反町さんがたくさん話されたと思うのでもう僕の口から言うことはないですが、一年間積み上げてきたものがある程度この時期に出せてきているし、最後はアウェイですけどしっかりいいゲームをして一つでも順位を上げる努力をして最後の戦いに臨んでいきたいと思います。
ファンの方には今(セレモニーの挨拶で)感謝の気持ちは述べてきたのですが、本当の意味での1年の感謝やそういうものを最後、終わったときにみなさんと喜べるようにベストを尽くしてやっていきたいと思います。
─── 今日の試合で3~6位が確定しました。プレーオフへ進出することに関しての感想は。
試合が始まる前の時点では他のチームの結果によってはまだ自動昇格の可能性も少なからずありましたし、その中で一番厳しい状況にあったのは我々だった。プレーオフにいったとしても自分たちは勝つ自信がある。だからプレーオフの権利は最低限取らなければいけないと思っていました。自動昇格がなくなったのはちょっと寂しい気もしますけど、でももう気持ちの中では2試合(プレーオフ)を戦い切るというのはある程度は心の準備はできていましたし、そこに到達したことでしっかり次のことを考えられる状況になったので、しっかりやりたいと思います。
─── 昇格が期待されているチームとしてプレーオフが導入されたことについてどう感じているか。
(答えは)ものすごく難しいと思う。プレーオフがあったから我々は最終的に(可能性がある)、もちろん最終節で勝ってまだ3位になる可能性はあるが、昨年までだったら3位までが自動できる。1年を通してリーグ戦の中で感じたことは、予想はできていたんですけど、ものすごく激戦になるだろうということ。J2のチームでも本当に規模が少しずつ大きくなってきたチームが多く、ある程度6位以内ということであれば入れるんじゃないかと、(相手が)モチベーションを上げて試合をされることも多かったので、当然我々としてはそれを跳ね返すつもりでやってきましたけど、やっぱり落としたゲームもありましたし、引き分けたゲームもありました。
本当にこの制度がいいのかどうかということは分からないですけど、ただ今自分たちの立場では、あまり偉そうなことは言えないということ。
最後はやっぱりリーグ戦の延長云々じゃなくてまったく別物の試合になります。リーグ戦というのは42試合積み重ねてそれでポイント1、2の差を出すためにものすごく努力をするものだと思うので、そういう意味では多少違和感を感じることもありますけれど、世間が盛り上がることは必須ですし、いろいろなことを考えればどちらがいいのかというのはいろいろ人が話をして議論すればいいのではないでしょうか。ただ僕の立場で言えることは、勝ちましょう。それだけです。
─── ここまで最後同点に追いつかれてしまう苦しい試合があったが、ここのところのジェフは安心感がある。何が一番変わったか。
もちろんチームというのは右肩上がりにずっと成長していくのが一番いいのですが、やはりへこみがあったりいろいろな経験をして伸びたりする。そういう中でたとえば今日のゲームもそうですが、アウェイで松本山雅FCと対戦したとき、ほぼ今日と同じくらいの率でボールは持っていたと思う。ただ1点が取れなくて勝てなかった。でも今日は勝てたということで、アウェイとホームの差はあるかもしれないですけど確実に進歩はしていると思う。
落ち着いてゲームを進めて慌てずにボールを相手に渡さない。その中でチャンスを作っていく。それが本当に僕自身がこのチームでやりたいことですし、そこには少しづつ近づいてきていると思う。
そういうことを1年通してできた時期できなかった時期、紆余曲折ありましたけれど、最後の最後でこうやってできてきているというのは1年間やってきた証だと思う。そういうことの繰り返しだと思う。先ほどの質問の中にもあったが、強い力を示して昇格を求められているチームだからこそ受けるプレッシャーもあるし、でもそういうのに少しずつ動じなくなってきたとも思う。
─── 松本と対戦して相手の成長についてどう感じますか。
今日のゲームだけを捉えると松本の成長というのはそんなに感じなかったです。ただ松本と試合をするにあたって何試合かゲームを見た中では、前期やったときよりも進歩していると感じていました。
長いボールを入れるだけではなくしっかり真ん中にクサビを入れていきながら崩していくというのは前期やった時は見られなかった。狙ってはいたんだろうけど、なかなかうまくいかなかったんだろうとは思います。今日、船山選手がいたらというのはあったと思いますし、そういう選手が育ってきているというのは事実だと思います。
我々にとっては今日、彼がいたら松本ももう少し違う攻撃があったんじゃないかと思います。ただよく本当に走る。とにかく走るチームだと思います。
チームのためにプレーしました。守備も前線からしっかりと走ってやりました。ただ、1点を取ってからもう少し2点目を取りに行く迫力を出してもよかったと思う。安全策に走ってしまった。2点目を取りに行く迫力をもう少し出した方がよかった。相手にプレッシャーをかけられて苦しい時間帯があった。そこは改善しなければいけない。
ゴールのシーンは決められてよかったです。ただ、ほかのシーンでもっと余裕を持って何かができたと思うので、もっとゴールを確実に決められるようにしたいです。
相手が引いて守ってきたのでボールを回すことができた。ただ、相手が蹴ってきて、うちも苦し紛れに蹴ってしまい、ボールが落ち着かないという時間帯が途中あった。そういったところは修正していかなければいけない。
個人的にはいいクロスを入れることもできたが、そこが得点につながらない。ゴールに直結するように、さらに精度を上げていきたいと思います。チャンスは作れているけれど、もっと決めていかなければいけない。
1点取ってから2点目を慌てて2点目を取りに行ってしまうとカウンターをくらうので、その部分は注意しました。なるべく、(高橋)峻希とのバランスを見ながらプレーしました。一度、カウンターを食らったシーンがあったので、そういったところはもっと注意しなければいけない。
今日の試合はいい入り方ができたし、いい時間帯に点が取れたのはよかった。相手はCKとカウンターのところに力をかけてきていた。そのなかで、ややセカンドボールを拾えない部分があったし、ピンチにはならなかったけれど、ピンチ予備軍のような場面はいくつかあった。そういったところはもっとしっかりとプレーしなければいけない。
今はみんなが同じ目標に向かって戦っている。今後も無失点で試合を進めていくことが大事だし、そうなれば攻撃陣が必ず応えてくれると信じている。ぜひプレーオフをフクアリでやりたいので、残り1試合を全力で頑張ります。
いい形で先制点を取れている。そうなれば守れる自信はあるし、この2試合はそういう展開になっている。とにかく今は結果が大事だが、やっていて楽しいしチームの雰囲気もいい。ここでプレーオフをやりたいという気持ちがあるので、とにかく次の試合で締まったゲームをして、それで結果を見てみたい。