10.6(日) 16:03 第36節
千葉
|
神戸
フクダ電子アリーナ
試合終了
HEADCOACH
今日のゲームプランとしては、いつもの試合に比べて背後のボールを多くしよう、特にゲームの入りはそういう形にしようと指示した。ケンペス、町田がよく背後に出てくれたし、われわれのペースとまではいかなくても、いい感じで試合に入ることができたと思う。ただ、前半に失点してしまった。マーキングがずれ、クロスに入られてしまった。十分に注意していたところだったので残念だった。
気を取り直して後半に向かったわけですが、全体的にはチャンスを作って悪くなかったし、点を取れそうな雰囲気もあった。そのままのペースでやろうと話しましたが、選手はよくやってくれた。特に、間でボールを受けたときにチャンスになっていただけに、そういうプレーがもっと多く出てくればと思っていたが、徐々に出始めてサイドを攻略。狙いどおり攻撃で、チャンスだったり得点につながった。2点目はケンペスの個人技というところもあったけれど、全体で非常にいい流れできた中での得点だったので、後ろで頑張った選手の力でもあると思っている。
全体としては非常にいいゲームで、選手はよくファイトしてくれた。よく走ってくれたし、戦術的なところも理解し遂行してくれた。最後は一人少なくなったけれど、サポーターの後押しで逃げきれた。サポーターにも感謝します。
─── 背後のボールを多くしようというのは、相手のプレスにかからないようにするためか。
1回目の対戦のときも背後のボールを多くして、ある程度いい形ができていたので、それをやろうとしたことが一つ。もう一つは最近陥りがちというか、ボールはつなぐけれども背後に出るボールが少ない。そういった意識も高めたかった。シンプルなんだけれども、走って相手の陣形を崩すのが二つ目の理由だった。
─── 57分という早めの時間帯で森本を投入した意図は。
流れは悪くなかったが、今日はどうしても勝ちたかった。そこで、早めに仕かけてゴールを取ってしまうことを考えた。2トップでやっている時間がそんなに長くないので、二人のコンビネーションが心配だったが、今日に関しては2点目につながるところがあったのでよかった。
─── 自動昇格の2位以内は苦しい状況だが、残りの試合、どうやって戦っていくのか。
おっしゃるように1、2位とは離されている。6位以内が現実的な目標かもしれない。ただ、選手にいつも話しているのは、自分たちのサッカーをしっかりやろうということ。プレッシャーをはじめ、いろいろな要素によって怖くなったり勇気をもってプレーできなくなる。そういうことはなくそうと今日も話した。サッカーというスポーツは、怖くなってしまうと終わり。怖がらずに勇気をもって、自分たちのよさを出していくことが大事だと思う。
─── 戦術理解やファイトというところは、ここ数試合欠けていたことだと思う。なぜ、今日はうまくいったのか。
相手が首位のチームだったということかもしれない。また、これまでの試合でも戦術的にはやってくれているが、今までとは異なり、より背後に出すということをしっかりやってくれた。こういうゲームだからファイトをしない選手はいないと思うけれども、気持ちがどれだけあるかは、ある意味で戦術的だったり技術的な部分を凌駕(りょうが)する。この後も続けていかなければ勝点は積み重ねられない。残り試合、チームによっては立ち位置が異なってくる。その相手に対して、気持ちのところで負けてはいけない。今日のゲームで、あらためてその辺を感じた。
相手ではなく、自分たちのサッカーを表現しようとみんなで話していた。立ち上がり、すごくよかったのもあって、今日はいけるという手応えがありました。退場者を出したあとは、ブロックを作ってしっかりと守ろうというのがみんなの意識だった。ケンペスはいいゴールを取ってくれた。みんなでカバーしようという気持ちでした。ボクたちにとってこの勝点3が大きい。次につなげていきたい。今日のような試合ができるように、練習からやっているので、最後まで応援よろしくお願いします。
今日は勝つことがすべてだった。その結果を出すことができたのはよかった。細かいミスはあったし、まだまだ修正しなければいけないことは多いが、今日は気持ちで相手を上回ることもできた。ゲームを決めるところはいろいろあるけれど、相手の良さを消すことが大事。相手のミスを待つのではなく、自分たちがどんどん前に出ていくことによって、相手のミスを誘う。そうすれば、いつもよりも5メートル、10メートル前でボールを奪うことができるし、1本でも多く、ボールを取ることができる。そういったことが今日はできていたし、今後もやっていきたい。
前へ前への守備をやり続けたことが、今日の結果につながった。プレッシャーやいろいろなことがあって、これまでは守りに入っていてしまったが、前へいく姿勢を出して、結果に結びついた。全体として前へのプレーができた。今日もミスはあったし、もっとやらなければいけないけれど、前への姿勢は今後もしっかりと出していきたい。また、最後、一人少ない状況でも守り切れたのも大きい。
個人的にはもっと出来たと思う。最初のチャンスは決めたかったし、決めなければいけなかった。それはこれまでもそうだったように、ボク自身の課題。あれを決めていれば試合展開も変わっていた。もっとできないと、これからきつくなってしまう。今日のゲームは勝ってよかったけれど、自分自身のプレーに関しては危機感が多い。ただ、サポーターのみんなと一緒に喜ぶことができたのはうれしい。
チームとして狙いができていた。失点の場面以外は前にいけていたと思う。そうやって前へ前へ押し出していく守備をしていくことが大事。もっとやれるようにまた頑張ります。