6.21(土) 18:03 第19節
千葉
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北九州
北九州市立本城陸上競技場
試合終了
京都サンガF.C.をホームに迎えた第18節は、攻守ともうまく機能して3-0で快勝。安定感のある試合運びで貴重な勝ち点3を獲得し、8位に浮上した。
この日のスターティングメンバーも第16節愛媛FC戦から3戦連続で同じ。指揮官の信頼を得る“不動”の11人が立ち上がりから主導権を握り、京都に決定的なチャンスを作らせなかった。0-0で迎えた後半はケンペスの先制ゴールを皮切りにゴールラッシュ。兵働昭弘が目の覚めるようなミドルシュートで追加点を叩き込むと、最後はケンペスがこの日2つ目のゴールを奪い、勝負の行方を決定づけた。守備面でも2試合ぶりの無失点で終えたこの一戦は、文字どおり「会心」の勝利と言える内容だった。
指揮官も、確かな手応えを口にした。
「全体的に運動量があったし、特に中盤の守備が良かったですね。相手にプレッシャーをかけて、挟み込んでボールを奪うことができていました。それが、ゲームの主導権を握ることができた一番の要因ではないかと思います。何より、今日はゼロ(失点)で終えることができて良かったです」
今節の対戦相手は勝ち点差3で4位に位置するギラヴァンツ北九州。通算対戦成績ではジェフが6勝2敗と大きく勝ち越しているが、直近4試合では2勝2敗と全くの五分だ。
柱谷幸一体制となり2年目となった今シーズンの北九州は、開幕から2連敗スタートとなったものの徐々にペースアップ。第10節からは3連勝を記録するなど、着実に勝ち点を積み上げている。躍進の要因は川崎フロンターレから加入した風間宏希やG大阪から加入した星原健太などの新戦力がフィットし始めたことにあるだろう。とりわけ、京都から加入した原一樹はここまでチーム最多の5ゴールを挙げ、エースとして君臨。上位対決となった前節、アウェーの松本山雅戦でも決勝ゴールを決めて波に乗っている。ハードワークをベースとする堅守速攻のスタイルは徐々にその精度を高めている印象で、限られたチャンスをものにする決定力もある。
ジェフにとっては、課題とされる“攻め切る力”が問われる一戦だ。ハードワークで中盤の主導権を握り、相手の堅守を崩してゴールを奪えるか。京都戦で確かな手応えを得たからこそ、この流れと勢いを継続してさらに順位を上げたいところだ。
鈴木淳監督
「狙いだったりだとかコンセプトといった部分では今まで通り、繰り返しでやってきました。その中で、ゴール前での崩しを少し意識しなければならないので、その点は次のゲームを考えてということもあるし、シーズンを通してレベルアップしていかなければならない課題のひとつです。もっと良い形だとか、決定的なチャンスをつくりたいと思うのでそういうところは重点的に、ポイントを絞ってトレーニングしました。
(北九州は)リトリートしてくるので福岡とはまた違ったアウェーゲームになると思います。コンセプトがしっかりしているし、守るときにしっかり守るというか、割り切りの良さがあるチームなので。それに対して、まずは引いてくる相手に対してどう崩していくかというところと、自分たちの良いところを出していく事に全力を傾けることが重要だと思います。」
キム ヒョヌン選手
「(前回は)パスも攻撃もよかったと思いますし、練習の時も声がよく出ていたので雰囲気はとてもよかったと思います。
次の試合は、カウンターに少し気をつけていかないといけないと思います。攻撃した時のワン・ツーをしっかりしていく必要があるので、そこをがんばっていきます。アウェーの試合では相手のペースになりがちなので、最初から最後まで自分たちのペースに持っていける試合にしたいです。アウェーで勝つというのは今とても重要なので是非勝ちたいと思います。」
前節の結果
松本0-1北九州
得点者:
31分原一樹
出場メンバー
GK:大谷幸輝
DF:渡邉将基
DF:前田和哉
DF:冨士祐樹
DF:星原健太
MF:八角剛史
MF:小手川宏基
MF:井上翔太
→大島秀夫
MF:風間宏希
→下村東美
FW:原一樹
FW:池元友樹
→渡大生
SUB:鈴木彩貴
SUB:宮本亨
SUB:鈴木修人
SUB:山之内優貴
最近の戦績
05/18 北九州2-1群馬
05/25 岐阜1-1北九州
05/31 北九州0-1栃木
06/07 北九州1-1熊本
06/14 松本0-1北九州
最近の対戦
2012/04/30 北九州1-2千葉
2012/09/17 千葉0-3北九州
2013/03/31 千葉6-1北九州
2013/08/11 北九州1-0千葉