4.4(土) 13:00 第2節
ジェフL
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浦和
フクダ電子アリーナ
試合終了
浦和レッドダイヤモンズレディースとの激闘は1対0でジェフユナイテッド市原・千葉レディースが勝利した。
試合開始から浦和レッズレディースの裏への意識は高く、ジュフレディースの最終ラインのスペースを狙い縦パスを入れてくる。
しかし、これをジェフレディースの守備陣が粘り強く対応し相手のクサビを潰す。
ジェフレディースは、持ち味である前線からのプレスがハマリ、浦和レッズレディースにリズムを作らせず流れを呼び込む。
11分、12分、14分、15分と立て続けにコーナーキックでチャンスを作ると18分には筏井りさが約35メートルの位置からミドルシュートを放つもクロスバーに嫌われた。
ジェフレディースの攻勢は続き、その2分後には筏井のフリーキックから櫻本尚子がヘディングで合わせるが相手ゴールキーパーに弾かれた。
両者譲らず一進一退の攻防が続く。
均衡が崩れたのは40分のことだった。
中盤でボールを奪った櫻本のスルーパスを菅澤優衣香が受ける。ペナルティーエリアの右の深い位置からクロスを入れると相手フィールドプレーヤーのクリアボールがそのままゴールマウスに吸い込まれる形となりジェフレディースに待望の先制点が入る。
54分には、自陣からビルドアップしたボールを菅澤が落とし、中盤から飛び出した川村真理がシュートを打つもゴールキーパーにキャッチされる。56分にも菅澤が相手ゴールネットを揺さぶったが惜しくもオフサイドとなる。
しかし、昨シーズンの“女王”である浦和レッズレディースも試合終盤にギアを上げてくる。
運動量の落ちてきたジェフレディースは、浦和レッズレディースの攻撃陣の前に押され始めると67分に上野紗稀に代えて若林美里を投入。78分に筏井から柳井里奈を投入し中盤の守備を引き締めた。
そして、90+1分に保坂のどかに代えて鶴見綾香をピッチに入れ逃げ切りを図りタイムアップ。最後まで集中力を維持し、浦和レッズレディースの猛攻をチーム一丸となって守り切ったジェフ千葉レディースが、今シーズン初勝利を手にした。
「チーム全員が走り切った勝利」(三上尚子監督)
また、「前半の入りの形が良かった。後半については相手もやり方を変えてきた部分もあって、ボールを持たれる時間もありましたが、最後まで粘り強く対応が出来ました。全員守備でしっかりと弾き返せていたので、全員で取った完封勝利です」と山根恵里奈は誇らしげに口にした。
チームにとっては、この完封試合(リーグ戦において)が、昨シーズン、レギュラーシリーズ最終節(8月16日)以来のものとなった。
「昨年のチャンピオンを相手に完封できたのは自信になります」(山根)。
チームは、ここで掴んだ手応えと自信を胸に、次節“強敵”の日テレ・ベレーザ戦に挑んでいく!