4.18(土) 12:00 第4節
ジェフL
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大阪高槻
東金アリーナ陸上競技場
試合終了
プレナスなでしこリーグ第4節、スペランツァFC大阪高槻との試合は、2対0でジェフユナイテッド市原・千葉レディースが勝利した。
試合後の公式記録(シュート数)が示す通り、攻めるジェフレディース(19本)、守るスペランツァFC(3本)という展開となった。
大方の予想通りではあるが、スペランツァFCは試合開始から守備的な布陣を敷く。最終ラインに『5』、中盤に『4』という強固な2枚のブロックを作りジェフレディースの攻撃に蓋をする。
ジェフレディースは、スタート時のビッグチャンス、そして8分の筏井りさのフリーキック、17分の川村真理のミドルシュートなど攻撃の姿勢は打ち出しているが相手を崩し切れない。
「相手がしっかりと5バックで守ってくるのは想定していましたが、なかなか崩すことが出来ませんでした。スタートの部分からビッグチャンスを作りながら決めきれなかったことが流れに乗れなかった要因だと思います」(三上監督)。
単調なクロス攻撃は、はね返され、守備網を突き破る突破力、コンビネーションを使っての崩す工夫が足りない。
指揮官は攻撃に変化をつけるため40分に瀬戸口梢に代え鴨川実歩を投入し打開を図るが前半は0対0での折り返しとなった。
後半、運動量を上げ、相手のプレスにも動じず落ち着いてボールを回し始める。
61分に深澤里沙に代え安齋結花を投入すると狙っていた幅を起点とした“サイドからの崩し”がジェフレディースの攻撃にリズムを生み出し攻撃が加速して行く。
「守備が固められていたので、サイドから仕掛けて相手を引き出し、そこからパスを入れることを心がけました」(安齋)。
スペランツァFCのペナルティーエリアに侵入する回数も増え始めると、63分にはペナルティーキックを菅澤優衣香が落ち着いてゴール左スミに決めて先制する。
その後、80分には深い位置でボールを持った鴨川が最終ラインの裏に抜け出るが惜しくもゴールキーパーに阻止されてしまった。
さらにジェフレディースは、83分に3枚目のカードを切った。筏井に代え柳井里奈を投入。守備を引き締める。
試合終了が頭をよぎり始めた90分のことだった。保坂のどかのパスを受けた菅澤が1度ゴールキーパーに阻止されながらも、こぼれ球を押し込み追加点を奪うとタイムアップのホイッスルは鳴り響いた。
これで勝点を『8』に積み上げたジェフレディースは2勝2分で未だ負けなしの成績だ。