5.2(土) 13:00 第6節
ジェフL
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湯郷ベル
ゼットエーオリプリスタジアム
試合終了
プレナスなでしこリーグ第6節、岡山湯郷ベルとの一戦は2対0でジェフユナイテッド市原・千葉レディースが勝利した。
初夏のような日差しと気温の中でゲームは始まった。
昨シーズンの対戦成績(1勝3敗)が示す通り、湯郷ベルを苦手にしていたジュフレディース。
序盤から積極的に攻撃を仕掛けていくが、中盤でのパスミスが多くビルドアップが上手くいかず、さらに縦への早い攻めも有効な手段とはならず、攻撃のリズムを作れずにいた。
そんな中、ファーストシュートは前半9分。保坂のどかが右サイドで粘り、敵陣の深い位置まで侵入。そのクロスに筏井りさが合わせるが、クロスバーを越えていった。
ジェフレディースに訪れた最初のピンチは前半20分だった。ゴール右前約23メートルの位置で湯郷ベルの司令塔・宮間あやが直接フリーキックで狙ってきたが、これをゴールキーパー山根恵里奈が落ち着いてキャッチする。
前半41分には、筏井のパスから相手守備陣の裏を取った保坂が抜け出してシュートを打つもわずかにポストの枠を逸れた。その5分後にも相手のペナルティーエリアにこぼれてきたボールに菅澤優衣香が右足で合わせるが、これも得点に結びつかなかった。
三上尚子監督は、ハーフタイムに「縦に急ぎすぎず、落ち着くこと」を選手らに指示をすると同時に状況の打開を図る。後半の頭から保坂に代えて安齋結花を入れ、攻撃を活性化させると、61分には筏井から鴨川実歩に代え攻撃的姿勢を強めた。
均衡が破れたのは68分のことだった。
相手自陣深くで安齋がボールを奪うと、パスを受けた鴨川が右足を振り抜きジェフレディースが先制した。
「(安齋)結花が上手く相手のボールをカットしてくれたので、自分はフリーで決めるだけでした。前でプレーをさせてもらっているのに得点というところが足りなかったので、こういう試合でゴールができて良かったと思います」(鴨川)。
続く75分にはフリーキックからの折り返しをゴール前に詰めていた櫻本尚子が押し込む追加点で勝利を引き寄せた。
また、守備では山根を中心としたディフェンス陣が相手のカウンターにしっかりと身体を張り、湯郷ベルの攻撃をブロックする。
試合終盤の90分には疲れの見えていた深澤里沙に代え、三橋明香を投入し逃げ切りに成功。苦手、湯郷ベルから複数得点完封試合を達成し、6試合負けなしでチームは順位を3位に上げた。