7.25(土) 18:00 第13節
ジェフL
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伊賀FC
ゼットエーオリプリスタジアム
試合終了
プレナスなでしこリーグ第13節、伊賀フットボールクラブくノ一との対戦は2対2の引き分けで終了した。
先発はGKに山根恵里奈、DFに右から若林美里、櫻本尚子、磯金みどり、上野紗稀、中盤には、保坂のどか、瀬戸口梢、川村真理、深澤理沙、FWに筏井りさ、菅澤優衣香が入り、4-4-2の布陣でスタートした。
前節は最下位に沈むスペランツァFC大阪高槻との試合をドローで終え、今節は上位陣に食らいついて行くためにも3ポイントが求められる試合だった。
試合開始6分、自陣の深い位置での左サイドからのフリーキックのピンチも慌てることなくゴールキーパー山根恵里奈がキャッチ。しかし、伊賀FCは激しいプレスと長いボールを前線に集めることでチャンスを作ってくる。
相手の猛攻が続くなか、17分には、ペナルティーキックを杉田亜未に決められ先制を許してしまった。
何とか前半のうちに追い付きたいジェフレディースだが攻撃は散発。パスミスも多くリズムが作れない上に、セカンドボールも拾えず苦戦。我慢の時間が続いていた。
何が何でも流れを引き寄せたい三上尚子監督は、43分に最初のカードとして深澤に代わり鴨川実歩を投入した。
中盤の瀬戸口梢は「鴨川選手がボールを溜めて、川村(真理)選手が前を向いて入っていければいいと考えていたので、そこが機能したのだと感じます」と話した。
これを機に49分、ペナルティーエリア左サイドからのフリーキックを筏井が直接狙うが惜しくもクロスバーの上を通過。攻撃にリズムが生まれてくると52分には瀬戸口が約23メートルの位置からミドルシュートを打つが相手キーパーがファインセーブを見せた。攻勢に出るチームは、その5分後にも筏井のフリーキックに菅澤(優衣香)が頭で合わせるが、惜しくもゴールマウスを捉えられずにいた。
こうしたチャンスを決め切れずにいると、62分に伊賀FCのカウンター攻撃が発動。ジェフの右サイドから裏を取られて失点を重ねてしまった。
もう後がないジェフレディースは、69分に上野に代え安齋結花を投入すると裏に抜け出たボールを代わったばかりの安齋が押し込み1点を返す。
「まずはサイドで起点を作り、ゴールに向かって行き、ペナルティーエリアに入ることを(監督に)言われました。それを意識していたのでゴールをすることが出来たと思います」(安齋)。
フォーメーションを3バックに変えたチームは、攻撃体勢をさらに強めて行く。
その中で相手のカウンターに備え79分に保坂を下げ柳井里奈をピッチに送った。
攻めるジェフレディースは、82分に安齋が強烈なシュートを放つが惜しくもゴールポストに嫌われてしまう。
そして88分には、左サイドのクロスに川村が頭で合わせるのだが、これも枠を捉えきれなかった。
時は刻まれ、残された時間の中で攻撃に推進力をかけるジェフレディースは、90+3分に筏井のフリーキックに瀬戸口が頭で合わせ同点に追い付いたが、勝点3をもぎ取るまではいかなかった。
これでチームは3試合連続のドローという結果となった。
これから約1カ月間の中断期間に入るが、“勝ち切る”ことを夏の宿題とし、リーグ再開後には「粘り強く勝てるチーム」(三上監督)になっていることに大きな期待をかけたい。