9.13(日) 13:00 第15節
ジェフL
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新潟L
ゼットエーオリプリスタジアム
試合終了
プレナスなでしこリーグ第15節、アルビレックス新潟レディースとの一戦は1対2という結果となり、ジェフユナイテッド千葉レディースは6戦ぶりの黒星となってしまった。
先発にはGKに山根恵里奈、DFに右から、千野晶子、櫻本尚子、西川彩華、上野紗稀、中盤には、保坂のどか、瀬戸口梢、川村真理、深澤理沙、FWに鴨川実歩、菅澤優衣香が入り、4-4-2の布陣でスタートした。
2度目の中断期間を終え再開したリーグ戦。前節は敵地で岡山湯郷ベルを1対0で退け4試合ぶりの勝利をモノにしたジェフレディースは連勝を目指し、その勢いを持ったまま試合に入ったが、11分に左コーナーキックからゴール前での混戦のなか、右足で合わせられてしまい失点を喫してしまう。
追いかける展開となったジェフレディースだが19分に攻撃陣がペナルティーエリア付近で粘り強くキープしたボールに中盤から走りこんできた川村真理が豪快なミドルシュートを決め、2試合連続となる得点で同点とする。
「自分も得点を取りたいと思っていたので、思いっきり上がり、シュートを打った」と川村は話した。
追い付いたことで自分たちのリズムを取り戻したジュフレディースだが、新潟レディースの強固な守備陣の前に攻撃は散発に終わることが多く、セカンドボール争いでも後手に回っていた。
そして、37分には新潟レディースのサイド攻撃からボレーシュートを浴びてしまうが、これを守護神である山根がファインセーブで防いだ。
パスミスも多く相手陣内になかなかボールが運べず我慢の時間が続くジェフレディース。60分には相手のフリーキックからヘディングシュートを決められ再度突き離されてしまった。
ここで巻き返しを図りたい三上尚子監督は、フォワードの鴨川に代え63分に筏井りさを投入する。
その後、70分には、右コーナーキックから菅澤が合わせるも相手キーパーの正面となり得点にはつながらず、71分にはその菅澤を下げ安齋結花をピッチに送ったが、相手の固い牙城を崩せないままタイムアップの笛が鳴り響いた。
「自分たちの攻撃が出来なかったところから、後手の守備となり、アフター気味のファールが増えてしまいました。ボールを持つ部分での課題が大きかった」(三上監督)。
この日の課題は、すべての失点の原因となったセットプレーだろう。新潟レディースの持ち味がセットプレーだと分かりながら余計なファールを与え過ぎてしまったことは反省しなければならない。
チームはこの敗戦を糧にし、気持ちをしっかりと切り替えて臨み、次節、ASエルフェン埼玉戦で勝利を掴みたい。
また、この日の試合で7位の岡山湯郷ベルが負け、勝点を積み上げられなかったことから、ジェフレディースのエキサイティングシリーズ上位リーグ進出が決定したことは、チームにとってプラス材料となる明るいニュースだ。