今日27日（日）、2016プレナスなでしこリーグ初戦が行われ、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースは、伊賀フットボールクラブくノ一と対戦し0対0の引き分けとなった。

先発にはＧＫに山根恵里奈、ＤＦに右から千野晶子、櫻本尚子、磯金みどり、上野紗稀、中盤には、瀬戸口梢、鴨川実歩、西川彩華、前線に安齋結花、小澤寛、深澤理沙が入り、4－3－3の布陣で、蹴春をつげる青空のもと、正午にキックオフの笛が鳴った。
ジェフレディースのファーストシュートは5分のことだった。右サイドから千野がドリブルで持ち上がるとワンツーで抜け出しシュートを放つも大きく逸れる。その後もコーナーキックのこぼれ球を上野が中央に送り櫻本が頭で合わせたがゴールポストに嫌われた。

20分には、伊賀陣内でボールを奪うとショートカウンターを発動。安齋のシュートは相手ゴールキーパーにキャッチされてしまった。
しかし、相手のプレスが強く、ビルドアップ時でのパスミスも重なり、なかなかボールを運ぶことが出来ず、中盤でお互いが潰し合う時間帯が続いた。

ハーフタイムに入ると三上尚子監督は「サイドを起点にすること」と指示を与え、選手らを後半のピッチに送り出す。
相手の固い守りに阻まれフィニッシュの形が作れずにいると70分に小澤に代えて横山亜依を投入。高いラインの裏側を積極的に狙いに行く。
「自分の力は出せたと思います」と話すと「裏への動き出しは通用すると感じたので1年を通してやっていきたいです」と横山は続けた。
その中で、82分には安齋が強烈なミドルシュートを打つが相手ゴールキーパーにセーブされてしまった。

次第にオープンな展開となると、三上監督は運動量の落ちてきた西川に代わり2枚目のカードとして82分に三橋明香を投入する。
試合が終盤に差し掛かかり4本連続コーナーキックのチャンスを得るものの得点に結びつけることは出来ずに試合は終了した。

「ディフェンスがアグレッシブに行き、ボールを奪うことや挟みこむことなどを見られたことは手応えがありました。しかし、ボールを奪ってからの攻撃、単純なパスミスでバタバタしてしまったのでパスの精度を上げていかなければなりません」とこの日の課題と収穫を語った。

次節は、ホーム・フクダ電子アリーナで“強敵”日テレ・ベレーザと対戦するが、チームとしての狙いをピッチで表現し、全員が90分間ハードワークをすることで勝点3をもぎ取りたい。