2016プレナスなでしこリーグは第5節までが終了し、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースは6位に位置している。

第4節のＡＣ長野パルセイロ・レディース戦で、今シーズン初勝利を上げると次のコノミヤ・スペランツァ大阪高槻戦では、31分に菅澤優衣香が左足で先制点を決めるも、すぐ後に追い付かれてしまい、その後は攻勢に出るも1対1のドローで試合を終えることになった。

千野晶子は「後半は、真ん中を固めてくる相手に対し、サイドからの攻撃が出来たので良かった」と話すと「自分を含め、決定的なシーンで決めきれないと勝てないと痛感した試合でした」と振り返った。

その中でも、今シーズン初得点を決めた“エース”菅澤のコンディションが復調してきたことは、チームにとっても大きなプラス材料でもある。

「自分たちのサッカーをして、勝点3を取る。私自身は、フォワードとして点を取ります！」（菅澤）とさらなる活躍を誓う。

チームは、このアウェイでの勝点1を無駄にしないためにも、気持ちをしっかりと切り替えて今節に臨みたい。

対戦相手の7位アルビレックス新潟レディースとジェフレディースとは勝点差『１』。また、三上尚子監督体制での対戦成績は2勝1分4敗と黒星が先行しているが、プレーの精度を上げて行くことで試合を優位に展開していきたい。

相手は、もともとボールキープ力が高く、攻撃力を武器にしている。チームとしては4試合連続で、失点が続いているだけに、守備面での曖昧さをなくしていくことも大きなポイントになるだろう。

また、上尾野辺めぐみを中心としたパスワーク、そしてパワフルな左足には注意を払い試合を進めることも重要だ。そのためにもゴールから遠い位置で対応し、パスの出所に厳しいプレッシャーをかけることも求められる。

三上監督は言う。
「全員がファイト出来るチームになれるように頑張りたいと思います。」

リーグのトップを目指して戦うジェフレディース。課題を修正し、局面で負けないこと、メンタル面、フィジカル面でハードワークを行うことで必ず勝利をし、ホーム2連勝を狙いたい。