強風にも負けず!
プレナスなでしこリーグ第6節、アルビレックス新潟レディース戦は1対1の引き分けとなった。
先発にはGKに山根恵里奈、DFに右から千野晶子、櫻本尚子、磯金みどり、上野紗稀、中盤には、安齋結花、西川彩華、瀬戸口梢、深澤里沙、2トップには、小澤寛と菅澤優衣香が入り、4-4-2の布陣となった。
強風のなか、ジェフレディースは風上でスタートとなるが、風の影響を受けることもあり、ボールを前線に上手く運べず慎重な展開となる。
最初のチャンスはジェフレディースだった。24分に右サイドからのフリーキックに小澤が反応し、シュートを打つも相手守備陣にブロックされる。その4分後には菅澤がミドルシュートを放つも大きく外れた。
しかし、37分、新潟レディースがカウンターを発動させる。左サイドを破ると大石沙弥香にシュートを決められ失点。前半のうちに追い付きたいジェフレディースは、45+1分に上野のクロスを菅澤が体を張り競り勝つと、後ろから走り込んできた安齋がシュートを突き刺し同点とした。
「自分の前のスペースに走り込み、相手より先にボールを触れたので、打つだけでした」と今シーズン初ゴールの安齋は振り返った。
後半、風下になったことで“球際で強く行くこと”“ボールの処理を大切にすること”を意識していくが、73分に上尾野辺に強烈なシュートを打たれるも、これをゴールキーパー山根がファインセーブをし、ピンチを救った。
三上尚子監督は、81分に疲れの見えた小澤に代えて三橋明香を投入し攻撃の活性化を図る。この交代を機に再びエンジンをかけたジェフレディースは、積極的に攻め、両サイドから相手ゴール前にクロスボールを入れるが最後の部分を崩し切れないまま、試合終了のホイッスルが鳴った。
この試合で200試合出場記録を達成した深澤を勝利で祝う事は出来なかったが、チームは試合を重ねるごとに調子を上げていることは確かだ。「まずはチームが勝つこと。得点にもっと絡めていけるように努力をして行きたいと思います」と深澤は口にした。
次節は“強敵”INAC神戸レオネッサとの対戦になるが、自分たちのサッカーとハードワークを最後まで貫くことで勝点3を獲得したい。