LADIES TEAM選手・試合情報

2016 SEASON MATCHES試合日程・結果

SEASON

7.2(土) 17:00 なでしこリーグカップ 第5節

ジェフユナイテッド市原・千葉レディース

ジェフL

2-0
1前 半0
1後 半0
コノミヤ・スペランツァ大阪高槻

コノミヤ

フロンティアサッカーフィールド

試合終了

前節の悔しさを生かした勝利



プレナスなでしこリーグカップ1部Aグループ第5節のコノミヤ・スペランツァ大阪高槻との一戦は、2対0でジェフユナイテッド市原・千葉レディースが勝利を収めた。

先発にはGKに山根恵里奈、DFに右から千野晶子、櫻本尚子、磯金みどり、上野紗稀、中盤には、安齋結花、瀬戸口梢、鴨川実歩、深澤里沙、2トップには佐藤瑞夏と菅澤優衣香が入り、4-4-2の布陣でスタートした。

気温と湿度が高く、うだるような暑さとなった中でも、ジェフレディースはチームの信条である“走る”“戦う”を全面に押し出していく。

6分、深澤がミドルシュートを打つもゴールキーパーにキャッチされる。14分のコーナーキックのチャンスには、櫻本がヘディングで合わせるが惜しくも得点には結びつかなかった。

しかし、その1分後、エース菅澤が、ゴールキーパーのポジションを確認して、およそ35メートルの距離からロングシュートを放ちゴールネットを揺さぶった。
「ゴールキーパーが前に出ていることも分かっていたので狙いました。最近は点を取っていなかったので、チームに勢いを持たせなければと感じていましたし、フォワードの自分がシュートを打つことで、何かしら良い雰囲気が流れればいいと感じたので、それが点につながり、いい流れに持っていけました」(菅澤)。

その後、勢いに乗るジェフレディースは、左サイドを起点にチャンスメークをするもシュートは枠を捉えきれずにいた。

守備のスライドが遅れる場面もあったが、コノミヤのカウンターにもしっかりと対応。28分にサイドを突破されエリア内からシュートを打たれるも山根がファインセーブを見せてピンチを救うと、チームは集中力を高め、体を張ってゴールを死守していく。

そして後半に入り56分には、安齋が敵陣でパスカット、それを受けた菅澤がゴール真正面からシュートを放つもわずかに逸れた。

逆にコノミヤがコーナーキックのチャンスを得ると、こぼれ球を狙われシュートを打たれるが菅澤がヘディングで弾き失点を免れた。

ここでベンチは、疲れの見えた佐藤に代わり67分に小澤寛を入れ、追加点を奪いにいくとゴールネットは80分に揺れた。右サイドを菅澤が切り込みクロスを上げると、そこに走り込んできた深澤が右足を振り抜き、喉から手が出るほど欲しかった追加点を決めた。
「(菅澤)優衣香から良いボールが上がってきました。合わせるだけで、良いコースに飛びました」とゴールシーンを深澤は振り返った。

そして86分に、その深澤に代え最終ラインにフレッシュな若林美里を入れ勝利を手繰り寄せる。
チームとしてディフェンスの意識を最後まで強く持ち続け、ジェフレディースは勝点3を手に入れた。

三上尚子監督は「主導権を握れる時間が増えたことは良かった点です」と話すと「上位に残るために、点と取ること、失点をしないこと、細かくやっていかなければいけない作業が、そして課題がたくさん出ました。ふた回り目で結果を残せるようにトレーニングをしていきたいです」と気を引き締めた。

前節の日テレ・ベレーザ戦では屈辱の4失点を喫した。しかし、この日は悔しさをバネに課題を修正して無失点での勝利。これをしっかりと継続することで、グループリーグ突破への足掛かりにしたい。