2016プレナスなでしこリーグカップでは、並み居るライバルたちを押しのけて準優勝という結果を出したジェフユナイテッド市原・千葉レディース。チームは既存戦力と新戦力が融合し着実に力を付けている。

そして、2016プレナスなでしこリーグ再開後の第12節ＡＣ長野パルセイロ・レディースとの試合では、先制するも逆転される苦しい展開となったが、試合終了間際の88分に勝負を決めるゴールをねじ込み3対2で勝点3をモノにした。
決勝ゴールを放った鴨川実歩は「逆転されて厳しい時間帯もあったんですが、全員で諦めずに最後まで戦えたので再逆転して勝つことができたと思います」と語った。

ここまで、チームに逆転勝利がなかっただけに今節の戦いに向けて勢いを生んでくれる幕の降ろし方だった。

その中で、第13節の対戦相手はコノミヤ・スペランツァ大阪高槻となる。
今シーズン、公式戦では2勝１分という対戦成績で相性の良さはうかがえるが油断はできない。
チーム内得点王である成宮唯の豊富な運動量と気の利いたドリブルからのカウンターアタックには気を付けたい。

前節、ジェフレディースはディフェンダー陣の一瞬の隙を突かれて失点をしただけに十分すぎるリスク管理が必要だ。

また、上位に進出するためにも、リーグ最多失点のコノミヤから複数得点を取ることで、中位グループから抜け出すことを最大の課題としたい。

勝負の鉄則に、ホームでは負けないこと、下位チームからの取りこぼしをしないことがあるが、この試合は勝点3を取るというタスクを実行することが何よりも重要になる。

鴨川は「今日の勝利を活かすためにも次の試合も勝って行きたいと思います」と口にすると菅澤も「一戦一戦勝点3をしっかり積み上げて少しでも上に行けるように頑張りたいと思います」と、意気込みを話した。

深まる秋に向けエンジンが再点火したチームは、リーグ戦で5試合負けなしだ。

そして3連勝をするためにも、フィジカル面、メンタル面でハードワークを徹底することで、勝利を手に入れたい。